不動院からのお知らせ
今月の言葉
4月卯月(うづき)
「 お釈迦様は五観で世界を見る 」
4月に入り不動院の境内の桜が3月半ばの冷え込みで、咲き始めになっております。
さて、観音様が私たち凡夫を救うために説かれた「観音経」の力を借りたいと思います
観音経には、観音様は5つの見方でこの世界をご覧になると書かれています。
① 真観(しんかん)=この世の真実を見る事。
② 清浄観(しょうじょうかん)=清浄な心、欲を離れることができる。
③広大智慧観(こうだいちえかん)=私たちの日常生活の中で起きる色々な出来事。全てにそれらが存在する意味を理解出来る見方です。
③ 悲観(ひかん)=救いの手を差し延べざるを得なくなる心です。
⑤慈観(じかん)=成功したこと、結果は自分一人の努力でなく、大勢の人がかかわっている事が解る。皆で喜びを分ちあい、感謝の気持ちが湧いてきます。これが「慈観」です。
お経は、お釈迦様の説法を滅後に弟子達が記録したもの、更には後世の人達によって解釈が書き換えられたものも含め
膨大な量となりますので、各宗派は、そのうちの一部のお経を所依の経典として用いています。
「観音経」など漢文に意訳された経典は、お釈迦様からの教えを文字で直接理解できる経典です。
今月の行事
「 大石不動院春祭り(仏生会・花祭り)の開催について 」
日時:令和6年4月6日(土曜日)
場所:大石不動院 本堂・境内広場等
行事:午後3時10分過ぎ「報恩の行事」仏生会・護摩祈祷会
令和6年度 御護摩祈祷と御先祖の供養等厳修致します。
大石観光協会(勝田敏樹会長)主催のイベントの餅投げ等
午後4時から本堂前広場で行われます。
大石不動院住職 岡本俊光