■事務局便り
●2024デリバリィー事業講演会
  (講師 化学51回昭和29年卒 梶間 靖郎(かじま やすお))

 デリバリィー事業(三重同工会会員の産業分野における実学、経験を母校の生徒及び広く一般住民にも公開する講演会)として、令和7年1月8日に梶間靖郎氏を招聘し松阪工業高校にて講演会を開催した。

 講師は本校化学科を昭和29年に卒業し、その後三重大学水産学部に入学し船乗りになり、世界中を航海し70歳で引退されました。
今回の講演会は、赤壁93号に投稿していただいた「梶間 お前なんで船乗りになったんや、なんでやー」を基に講演された。

 はじめに、日本には、幼少期に非常に厳しい時代(今のレバノンやパレスチナ、ウクライナ等の状態)があったことを忘れないでほしい、これらの時代を経験している私たちが、今の若い人たちに語りつなげていかなければならないとのを強調された。

 本題の、松工を卒業したのに何で船乗りになったのか、卒業後の進路を決めるとき、父親の一言「進学」。その後、受験勉強に励むが、工学部を不合格、しかし、三重大学水産学部に合格。そして、大学1年の夏ボート操練、水泳実習いおいて、みんなの前で「うまく出来た」と教員に褒められ、その一言で、今までの引っ込み思案の自分から完全に脱皮できたことが、その後の人生に進む大きな要素となったと、語られた。 

 70歳まで乗船したが、最後の10年は、日本人は、自分一人、あとは全員外国人との混乗、会話は英語、英会話は「度胸」が一番と外国船員に秘訣を教わり、それからは、Japanese English で気軽に英会話を楽しんだ、とのこと。英会話の重要性を実感する。

最後に 生徒たちに一言

 「人間万事塞翁が馬 人生楽ありゃ苦もあるさー 涙の痕には虹もある」 人生90年を振り返ってみると、本当にあざなえる縄のごとく、好調、不調入れ替わっていくことが多くありました、当時は何もわからず無我夢中で過ごしていましたが、引退した後、ゆっくりと人生を振り返ってみると、山あり谷あり、楽あり苦ありと我ながら感心しています。皆さんも松工を卒業して社会に出て行かれますが、好調時には手綱を引き締め不調時には希望を捨てずに我慢をして世間の荒波に立ち向かっていかれることを祈っています。
と、エールを送り、講演を終了しました。有難うございました。
 

 
●母校の人事異動

全日制 退職・離任 転出先 着任 前勤務校
  教頭 柏端 正康 伊勢工業高校 小野 慎也 本校定時制
  地理 下釜 浩 松阪商業高校 吉田 由香里 松阪高校
  数学 橋本 一貴 津東高校 古賀 健一 津東高校
  理科 榎本 貴之 津西高校 森田 知寿 鳥羽高校
  英語 中村 智宏 伊勢工業高校 市野 晴菜 新採
  機械 島崎 庸之 伊勢まなび高校 小野 日出士 四日市工業高校
  電工     中村 憲真 新採
  機械     鈴木 孝明 伊勢まなび高校
  理科 山本 武秀 退職 安藤 拓夢  
  電工 出屋敷 憲子 退職 山本 武秀  
  養護 太田 富士子 松阪商業高校 伊藤 和美 飯南高校
工化 野口 貴代 津工業高校 畑  善訓 伊勢工業高校
再任用        
電工     栩原 洋 松阪工業高校
電工     山本 勝也 松阪工業高校
工化     鈴木 博文 松阪工業高校
機械     奥藤 博久 松阪工業高校
工化     大泉 浩 松阪工業高校
工化     奥村 拓生 松阪工業高校
      安江 健司 松阪工業高校
  司書 永崎 匡子 退職    
           
定時制        
  教頭 小野 慎也 本校全日制 西村 昌晃 埋蔵文化財センター
  地歴 濱地 峰子 伊賀白鳳高校 伊藤  亘 松阪高校 通信制
  生物 上村 伸明   松島 一樹 久居高校
  情報 奥山 葉生   木田  満 津東高校
  再任用        
  国語     伊藤久美子  
           
事務        
  事務長 村上 文昭 退職 小端  文 県出納局
  事務次長 前川 哲也 尾鷲農林事務所 内田 正人 県農林水産
  主査 中尾  孝 退職 嶋田 広治 稲生高校

●ご寄付

 故 舟瀬英世 様(機18 S34卒)のご家族より3万円
   中嶋一博 様(化87 H2卒)より1万円
  ご寄付を頂きました。

 
●赤壁100号の原稿募集

 赤壁100号の原稿募集しております。研究論文、文芸作品(創作、文芸、エッセイなど)支部、クラス会の紹介などお寄せください。



「人事新報社」に ご注意ください

  度々「人事新報社」という会社から「松阪工業高等学校同窓名鑑」の案内の往復ハガキが送られております。このハガキでは「調査カード」と記された枠内に個人情報を記入する欄と、同窓名鑑の申し込みを記す欄が設けられ、返信を依頼する内容となっております。

「人事新報社」は財団法人三重同工会、および三重県立松阪工業高校と  
  全く関係ありません。

★また、現在、名簿「赤壁の友」の発行の予定をしておりません。




■終身会員制度の改定について

 平成17年度三重同工会の総会および役員会で「終身会員制度」に関して、以下のような提案を行い、承認されました。
 制定に至る経緯と新規制定の事由

1. 終身会員制度は、昭和31年5月26日開催の三重同工会第一回全国支部長会議、5月10日の代議員会で制定された。
(昭和31年9月三重同工会報15号)
 概要以下の通り
昭和26年を起点として、3000円を納入した時点で終身会員となる
 (当時会費は、26・27年度分は1ヶ年につき120円、28年度以降1ヶ年
  につき200円、年を追って積み立てていって3000円になったときに終身
  会員の資格を得るという制度)
応用化学10回までの会員は終身会員とする。

2. その後、終身会員となるための終身会費は時流に応じて金額が上昇(※1)、現在(昭和62年以降)は新入会員(三重県立松阪工業高校新規卒業生)に会費(入会金含む)15000円を卒業時に納入してもらっている。

3. これまで、その都度の終身会費の制定時、既卒会員の終身会費について、既得権を認めてその年次の金額に制定する旨の規定の無いままに済ませたため、その後同工会費の積み立てが3000円に満たないまま積み立てを忘れた会員や、積立て額は3000円を超えていても終身会員として認められないままの会員が存在することとなっている。

※1   昭和41年まで      3,000円
  昭和42年〜昭和48年まで   5,000円
  昭和49年〜昭和52年まで   8,000円
  昭和53年〜昭和61年まで  11,000円
  昭和62年〜平成 5年まで  10,000円⇔この年度以降母校の協力
  平成 6年〜平成 8年まで  12,000円 を得て入会時全額納入
  平成 6年以降        15,000円


4. しかも現在、会誌「赤壁」の配布は、諸般の事情から現終身会員に限定しているため、本会の動向を含めた折角の情報を共有できるのは、全会員の1/2をわずかに超える会員でしかないのが実情であることから、終身会員への登録人員の掘り起こしに期待し、情報提供を拡大する。

5. 今後、会員の増加は到底望めない状況下では、今回の改定によって会費収入の増加を図り、爾後の本会運営の安定化を期待する。

6. 今回制定した終身会員制度の内容は次の通りである。

 会員の卒業年  

終身会費金額

参   考

     〜昭和41年

3,000

※2

昭和42年〜昭和51年

4,500

※3

昭和52年〜昭和61年

6,000

※4

  応用化学20回までの会員は上記の規定にかかわらず終身会員とする。
        (明治39年3月卒業〜大正14年3月卒業)


  ※2 応化21回−大正15年3月卒〜工化63回−昭和41年3月卒
     応化2部1回−昭和13年3月卒〜4回−昭和16年3月卒
     工化定時制1回−昭和27年3月卒〜13回−昭和39年3月卒
     機械 1回−昭和18年12月卒〜25回−昭和41年3月卒
     機械第2本科 1回−昭和16年3月卒〜6回−昭和21年3月卒
     機械第3本科 1回−昭和23年3月卒〜2回−昭和24年3月卒
     機械定時制1回−昭和27年3月卒〜15回−昭和41年3月卒
     紡織 1回−昭和27年3月卒〜12回−昭和38年3月卒
     繊維工業13回−昭和39年3月卒〜15回−昭和41年3月卒
     自動車1回−昭和35年3月卒〜7回−昭和41年3月卒
     自動車定時制1回−昭和41年3月卒
  ※3 工化64回−昭和42年3月卒〜73回−昭和51年3月卒
     機械26回−昭和42年3月卒〜35回−昭和51年3月卒
     機械定時制16回−昭和42年3月卒〜25回−昭和
1年3月卒
     繊維工業16回−昭和42年3月卒〜繊維工学25回−昭和51年3月卒
     自動車8回−昭和42年3月卒〜17回−昭和51年3月卒
     自動車定時制2回−昭和42年3月卒〜9回−昭和49年3月卒
  ※4 工化74回−昭和52年3月卒〜83回−昭和61年3月卒
     機械36回−昭和52年3月卒〜45回−昭和61年3月卒
     機械定時制26回−昭和52年3月卒〜35回−昭和61年3月卒
     繊維工学26回−昭和52年3月卒〜35回−昭和61年3月卒
     自動車18回−昭和5
年3月卒〜27回−昭和61年3月卒


A. 旧来の年額積立制度により既納分のある会員は、その差額を納入して終身会員となる。
B. 旧来の年額積立制度による既納分が、今回の改定によりその卒業年度の終身会費に該当するときは、終身会員となる。
C. A・Bいずれの場合も事務局で精査し、Aの場合は終身会費となるための必要金額を通知して終身会員への変更を勧奨し、Bについては当該の会員にその旨通達する。
該当する年度の会員で、その年度分を完納されている場合、「不公平感」をお持ちになる方もおありになろうかと思います。ご意見事務局まで、ご説明いたします。
財団法人三重同工会事務局

  


■広告掲載の募集
 
三重同工会事務局 TEL 0598-21-5040

 三重同工会では同窓会誌「赤壁」を毎年発行し、約2万名の会員の皆様にお届けしています。
運営費は主に卒業生の終身会費で賄ってきましたが、ここ近年支出が上回り運営が厳しくなってきております。現在も有志の方に広告をお願いしていますが、少しでも収入の増加をとの思いで、広告協賛金の確保を目指すことになりました。(掲載枠は名刺サイズ1万円より)三重同工会の活動にご理解を賜りますようお願いいたします。なお、お問い合わせは三重同工会事務局までお願いします。


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