法要、年中行事

法   要
年回法要
年中行事

法 要

 最近まで天台真盛宗の所依の経典である、阿弥陀経や法華経を中心とした法要を行ってきました。
しかし今は、新本堂を記念して、
『お経とご詠歌』の経本を出版配布したこともあり、その経本の中の「西方浄業式」を参詣者と僧侶とが一体となって勤める、全員参加型の法要を勤めることが多くなりました。
この「西方浄業式」の練習会を度々催したり、求めに応じて録音して配布したりしています。
なお、「西方浄業式」は、総本山西教寺から発行されている「在家勤行式」に相当致します。

その「西方浄業式」の中の一、二をここに記載紹介致します。

[
発願]
 願わくは、弟子等命終の時に臨んで、心顛倒せず、心錯乱せず、心失念せず。身心に諸の苦痛なく、身心快楽にして禅定に入るが如く、聖衆現前したまい、仏の本願に乗じて、阿弥陀仏国に上品往生せん。彼の国に到り已って、六神通を得て、十方界に入りて、苦の衆生を救摂せん。----

-------これは私たちが年齢を重ねたとき、切実に感じる日々の願いではないでしょうか。


[十如是(経段の中のもっとも短いお経)]
 仏所成就 第一希有 難解之法 唯仏与仏 及能究尽 諸法実相 所謂諸法 如是相 如是性 如是体 如是力 如是作 如是因 如是縁 如是果 如是報 如是本末究竟等

〈このお経の大要〉------ただ仏のみが、あらゆるものが(諸法)真実の姿(実相)を示しているのを究め尽くされました。その真実の姿は、外に現れた姿、内に持つ本性、本質・構造、内に秘めた力、外に現れた作用、現象の直接の原因、その原因を取りまく間接原因、原因から導き出される結果、結果の受け取り方に現れ、この始めから終わりまでが一貫しています。 

------この真実を見究めるための考えは、科学者が行う研究の方法論とも見事に一致しています。たとえば、最近話題のナノサイズ(1nm=10-9m)の分子で構成される物質について考えてみましょう。
 科学者は、その物質の表面、界面から研究を進めてその物質の持つ真実を知ろうとしたり、その物質の持つ物性(物理的性質)を調べたり、構造を解析したり、分子動力学法や分子軌道法などの理論計算や機器分析によりその物質の内部の力やエネルギーを調べたり、他の物質との相互作用や反応性を調べたりします。そしてその中で現れる種々の現象の直接・間接原因を調べ、それらがどのような有益なものを導き出すか考えます。そしてそれらがすべて密接に関係し、一貫していることを実感します。



 このようなお経やお念仏を全員で、声と心を一つにして勤めていますと、当西方寺のご詠歌

阿弥陀仏 御名を称えて 鉦(かね)うてば その音も妙に 堂にこもれる

を実感した思いになります。

年 回 法 要 表
(平成27年)

 回・周忌  没 年   回忌  没 年
 1周忌  平成26年  23回忌  平成5年
 3回忌  平成25年  27回忌  平成元年
 7回忌  平成21年  33回忌  昭和58年
 13回忌  平成15年  37回忌  昭和54年
 17回忌  平成11年  50回忌  昭和41年

法要のご予約は早めにお願いいたします。

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年 中 行 事 表

 期 日  法要・行事名      内      容
 1月1日  修正会  新春回向
 3月12日  女人講  百万遍念仏、追悼会
 3月彼岸中日  春季彼岸会
 4月1日  千部会  永代経 法華経読
 4月8日  潅仏会  お釈迦様の誕生日、花祭り
 8月16日  盆施餓鬼
 9月12日  女人講  百万遍念仏、施餓鬼
 9月彼岸中日  秋季彼岸会
12月31日  除夜の鐘

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