アニメ感想記

2014年度 Vol.(2)

No.(125)〜(134)


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   (125) 『八重の桜/2013年1月放送開始/2014年3月27日視聴終了/約1年 全50話』

大体の方が思うと思いますが、主人公が権力者じゃなくて一般市民の層なので、
話に密接に絡んでこないんですよね。

だから、面白くなってくるのが、戊辰戦争が終わって明治に入ってくる
全体の3分の2が終わってくらいからなので、遅かったと思います。

2014年現在に放送されている黒田官兵衛は、毎週放送を録画したモノをすぐ視聴していますが、
この八重の桜は、最後の方は放送してから、しばらく時間が経ってやっと視聴していました。

配役は悪くなかったと思います。

問題はやはり題材として取り上げる人物だったと思います。

そこが敗因です。

  <評価/★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (126) 『東京レイヴンズ/2013年10月放送開始/2014年3月27日視聴終了/2クール全24話』

現代の東京で発生する霊的災害・通称『霊災』に立ち向かう
陰陽師を目指す少年たちの『学園陰×陽ファンタジー』を掲げていて、
作者のあざのによれば、前作の舞台設定、主人公の設定などを考慮したうえであらすじを練ったところ、
陰陽師の、そして十代の少年たちの物語に行きついたとのこと。

舞台設定が現代の東京であることや、
陰陽道の思想や、技術、そのほかにも密教や修験道などの技術も作中に登場してくる他、
陰陽師が国家に正式に認められ、役職として成り立っているなどの特徴がある。

なお、作中に登場する陰陽師は、
その姿成りから『闇鴉(レイヴン)』とも呼ばれていて、作品のタイトルにもなっている。

※Wikipediaより引用

あらすじと言うより作品概要になっていますが、あらすじが長いため
この文章を引用しました。

元々、そういう作風の作者らしいですが、面白くなってくるのが長かったです。

2クールに入ってからの18話くらいからなので、相当に遅いです。

それは、作品の設定要素が多い上に、さらに伏線を盛り込みまくってあるのに
全然それらが表面化してこないから。

アニメだからという事はないでしょうが、
それらを削って明らかになってきたくらいが、面白くなる頃でした。

この作品の特徴として、主人公よりヒロインの方が主人公っぽい部分があって
それが逆転(?)して、主人公が主人公らしくなった所で最終回でした。

ですので、最終回なのに、全然終わりという感じはしませんでした。

原作ラノベ自体、2014年現在も続いているようですし、
いずれまた放送する(であろうというよりやって欲しい)続編を観終わったら
評価が確定すると思います。

絵的には、鈴鹿と京子が見分けにくかったからです。

細かい部分は違うケド、並ぶと見づらかったかなー(汗)。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (127) 『マギ <第2期>/2013年10月放送開始/2014年4月7日視聴終了/2クール全25話』

以前レビューした(87)『マギ』の続編(第2期)になります。

『マギ』のレビューはコチラです。

視聴後の印象は悪くもないケド、良くもないといった感じです。

というのは、話を広げまくって、キャラクターを出しまくって
でも、伏線は回収しきってないからです。

まあ、原作はまだ続いているし、アニメも続編に期待ですかね?

ただ、残念なのは、アニメで1期と2期を続けて放送するというのではなく、
分けて放送している点。

1期や2期の終盤で盛り上がってきたトコロで話がぶつ切れになって
新しい期に入ってしばらく落ち着いた状況説明みたいな話が続く所が不満なのです。

作品自体は面白いですが、作品の展開に不満があるので星は3ッにしました。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (128) 『きんいろモザイク/2013年7月放送開始/2014年4月21日視聴終了/1クール全12話』

イギリスでホームステイをしていた大宮忍に、
帰国からしばらく経った高校1年生のある日、1通のエアメールが届く。

差出人はイギリスで出会った少女、アリス・カータレット。

なんと今度はアリスが日本に来るという。アリスと忍、
クラスメイトの日本少女、小路綾と猪熊陽子、
さらにもう1人のイギリス少女、九条カレンも加わり、5人は金色に輝く日々を過ごしていく。

※Wikipediaより引用

出だしの設定は凝っていましたが、基本はきらら的な作品だったと思います。

きららの代表作は、やはり『ひだまりスケッチ』だと思いますが、
それと比べると、やや極端な言動の多いキャラクターが多く、僕には少し現実味が少なく感じられて
感情移入は今ひとつでした。

それは、この作品は、基本的には忍とアリスの交流を描いていますが、
僕が1番気に入ったキャラクターは、カレンだった事もあるかと、今、自己分析をしています。

最終回では、学年が上がった事によるクラス替えが有り、
それで1番仲の良い忍とアリスが離れてしまって、この世の終わりかと思うくらい
双方落ち込みますが、「まあ、学生時代って、こういう事で悩んだりするよね」と
当時を思い出しながら視聴していました。

それと、最終回ではAパートの終わりが、どう見ても番組の終わりに見える演出をしていて
録画失敗していると焦ってしまったのもいい思い出でしたw。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (129) 『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜/2014年1月放送開始/2014年4月21日視聴終了/1クール全12話』

この物語は、日々の食事や嗜好といった些細なことから大衆に関わる後々の大局に至るまで、
ズヴィズダーが世界を征服する軌跡を辿った物語である。

※Wikipediaより引用

キャラクターデザインは、どこかで見た黒星紅白先生タッチの絵が展開されていました。

評価が難しいのは、ギャグで行くのか、シリアスで行くのかが統一されていない事ですね。

最初の何話かは明らかにギャグだけだったのですが、
最終回に絡むエピソードが入ってきてから、シリアス度が大きくなってきています。

そして、シリアスで締めるのなら、もう1クール増やして
各キャラの背景的なエピソードを入れて丁寧に描いて欲しかったと思います。

一通りこの作品を視聴を終えて見えてきたテーマは、家族ですよね。

この秘密結社(w)にはふさわしくないオヤジがいると思ったら
家族でいいエピソードが入ってきたりするんですよね。

その要所々々で印象的なセリフがあったりしますが、
それへの背景説明が少ないために、突発的な印象しか残らない。

もっとも、少し続いた原作があれば、即アニメ化ばかりする現在では
オリジナルの話をアニメ化してくれる事はとても貴重でいい事ですよね。

僕個人は、やりさがしのサモンナイトがやりたくなってきましたw。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (130) 『ノラガミ/2014年1月放送開始/2014年4月21日視聴終了/1クール全12話』

社を持たない無名の神、夜ト。
たった5円の賽銭で水道管修理やらコンビニのアルバイトなどなんでも引き受けるデリバリーゴット。

とある依頼を遂行中だった夜トは不注意から、壱岐 ひよりを交通事故に遭わせてしまう。
ひよりは一命を取り留めたが、幽体離脱しやすい体質になってしまい、
その体質改善のために夜トと関わるようになる。

※Wikipediaより引用

感想として書こうと思っていた事が、あらすじの概要を引用しているwikiを見たら
大体書かれてましたw。

作品自体の雑誌連載が続いていますし、
結構大河作品なので、1クールの放送ならばある程度のエピソードを選んで
小さくまとめるしかないのは分かっていました。

とか書いてますが、原作自体は、アニメが始まってから一気買いしたんですよね。

アニメ放送の前に揃えようかとも思ったンですが、
余計な前知識なしにアニメを見始めようと思って。

繊細な原作の絵に負けないような絵がアニメでも展開されていました。

さすがに100%再現とまでは行きませんが、
『ゴールデンタイム』みたいに明らかにアニメクオリティに下げた絵ではなかったです。

例えば、野良が持つ不思議な色気がキチンと出ていたと思います。

監督さんも分かってらっしゃる方みたいで、
原作のテイストを守りつつ、上手くまとめてくれたと思います。

個人的に、最終回のラストバトルが終わった時、夜トはひよりに縁を切るように告げます。

最近の萌えアニメならば、ギャグで返すトコロを、マジメな回答になっていました。

作品に関しては、菅原道真や貧乏神が絵として意外な表現をされていて、
そういう部分も楽しめました。

主人公の夜ト自体が、ジャージを着たニートみたいで、まあ、そんな感じですw。

また、コミックスを読もうと思います。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (131) 『ストライク・ザ・ブラッド/2013年10月放送開始/2014年5月1日視聴終了/2クール全24話』

伝説の中にしか存在しないとされた最強の吸血鬼・「第四真祖」。

日本に出現したそれを監視・抹殺するために、政府の獅子王機関が選んだのは、
何故か見習い「剣巫」の姫柊雪菜であった。

分不相応な任務とその具体的な内容に戸惑いつつも、
魔族特区「絃神島(いとがみじま)」を訪れる雪菜の監視対象の名は、暁古城。

古城は絃神島内の私立高校に通う学生であるが、
3か月前に先代から能力を受け継いだばかりの元人間でもあり、言わば新米の第四真祖であった。

暁家の隣へ引っ越した雪菜は古城を警戒しつつもそのひととなりに触れていく中、
彼と共に様々な相手と戦うことになる。

※Wikipediaより引用

正直、僕には面白くなかった作品でした。

裏設定が多い作品みたいで、視聴してよく分からない部分が多かったです。

wiki等で観たりもしましたが、その勉強が必要な部分が、苦痛でもありました。

1クール観終わった辺りで、僕には合わないなと感じていたのですが、
「ココまで観たのなら、最後まで観ようか」と考えてしまい、結局ズルズルと視聴してしまいました。

絵的にはラノベ原作に多い、描き分けが今ひとつで、
似たようなキャラクターが多い事もあって、それも話が分かりづらくなる要素になっていました。

原作自体がまだ続いている事や、おそらく2期があるかと思いますが、
僕は2期は観ないです。

評価はスイマセンが、低く付けました。

僕的には、楽しめませんでしたので。

  <評価/★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (132) 『キルラキル/2013年10月放送開始/2014年5月1日視聴終了/2クール全24話』

父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、
本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。

本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、
その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。

“片太刀バサミ”を知るという皐月。

流子は殺意にその事を聞き出そうとするが…。

その出会いは、偶然か、必然か。

学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻き込んでいく!

※公式サイトのイントロダクションより引用

あの『天元突破グレンラガン』のスタッフが創る作品というコトで猛烈に期待しながら視聴を始めました。

しかし、評価の難しかった作品でした。

出だしの何話かは、『グレンラガン』らしい、訳の分からない話が展開されていて、呆気にとられました。

あまりの意味不明さに、9〜10話くらいで視聴を切ろうかとも正直思いました。

しかし、スタッフの「2クール目からグッと面白くなるから観て下さい」というメッセージを
ネットで見て、信じてみようと思って我慢して視聴を続けました。

明らかに風向きが変わったのは、鬼龍院羅曉と針目縫が出てきた辺りからですね。

あそこで物語に1本芯が通って、最初の訳のわからなさがパッと消えてグッと面白くなって
毎週夢中で視聴するようになりました。

特に僕が感心したのは、
かなりの早口言葉で長文を読み上げながら、なおかつ啖呵を切る声優さんの演技力でした。

声優の中で一番上手いと思ったのは、毒のしたたるような名演技をしてくれた羅曉役の朴路美さんですね。
あと、文章量が並外れて多かったのは、満艦飾マコ役の州崎綾さんです。
あまりの文章の長さに感心してしまいましたよw。

あとは、主人公・纏流子役の小清水亜美さんが、ああいうドスの利いた声を出せるのも新しい発見でした。

他には、ラストバトルが終わって、地球に戻ってくる流子のシーンは、
アレって完全に機動戦士ガンダムのアムロ・レイのシーンのオマージュですよね。

視聴していて、不思議なデジャヴに囚われました。

もし、視聴する機会があったら、2クールに入って少しする話数まで視聴を続けて下さい。
おそらくキッチリとハマってしまいますから!

とりあえず、観るべし!!!

評価は、2013年10月期開始のアニメで断トツにハマったので、星5ッにしました。
あー、面白かったよー(脱力)。

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (133) 『魔法戦争/2014年1月放送開始/2014年5月1日視聴終了/1クール全12話』

七瀬武は過去にとある事故を起こしてしまったが、
それ以外はクラスでも生真面目な生徒と見られている普通の高校生で幼馴染の五十島くるみとは
くるみの諸事情により偽の恋人関係を築いていた。

だが、ある日武は部活の練習前に倒れている相羽六を発見する。

そのあと六を保健室に連れていった武は六の勘違いにより
六の魔法を受け魔法使いになってしまう。

そこから武自身と周りの人間の運命は大きく変化していく。

※公式サイトのイントロダクションより引用

最終回の視聴を終えました。

視聴していて面白いのか、面白くないのか判断に苦しんだ作品ですが、
結果を言うと楽しめませんでした。

理由は、基本的にスケールの小さい話に終始していたからだと自己分析しています。

冒頭数話では、色んなキャラクターが出てきて、どんな物語が展開されるのか期待しながら視聴していましたが、
結局そこから大きな話が展開されず拍子抜けしてしまいました。

最終回のBパートで大きな話の展開があっただけに、
原作が完結してから2クールくらいの期間を使って上手く編集して放送してくれたら
楽しめたのかなと思います。

色んな意味で残念なアニメ作品でした。

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (134) 『蒼穹のファフナー/2004年7月放送開始/2014年5月7日視聴終了/2クール全26話』

太平洋に浮かぶ孤島・竜宮島。
ある夏の日、好奇心に駆られた少年達はラジオから流れ出す未知なる者の声を聞く。
「あなたはそこにいますか……」

それから数年後、竜宮島に再びその声がこだまする。
それこそ正しく未知の生命体“フェストゥム”による侵攻の合図だった。
突如飛来した金色に輝く美しき“敵”は平和な島を一瞬にして地獄へと変える。

島の大人たちはフェストゥムに対抗すべく組織された“アルヴィス”の人間だった。
彼らにより、島は武装した要塞へと姿を変え、死力を尽くした抵抗が始まる。

搭乗予定者・蔵前の死により窮地に立たされたアルヴィス司令・皆城公蔵は最適格者である真壁一騎の実戦投入を決断する。
幼馴染みの皆城総士に促されるまま、一騎は人型決戦兵器・“ファフナー”に搭乗する。

何の疑いもなく信じていた世界は偽りだった。
仰ぎ見ていた美しい空も偽りだった。
祖国日本は既になく、人類はフェストゥムの侵略で全滅の危機に瀕していた。

一騎は尋ねる。「俺たちはどこへ行くんだ?」。
総士は答える。
「楽園だよ」。
こうして少年たちは、人類の存亡をかけた激しい戦いの渦に巻き込まれていった。---

※公式サイトのイントロダクションより引用

アニメオタクとして、いつかは見ないとイケナイと思っていた作品をついに視聴しました。

内容としては
「ガンダムSEEDのキャラクターの絵で、新世紀エヴァンゲリオンや機動戦士ガンダムを混ぜてごった煮にしてみました。」
という作品だと感じました。

所々で、あのシーンはこの作品のこのシーンで観たと、そう感じるシーンがありましたからね。

今観られる全ての映像作品を観終えて得た感想がそれです。

モロに完全パクリではないですが。

世界観や話については、
僕自身あまり勉強せずに視聴するクチなので、今でも分かっていない部分が点在します。

それを勉強して頭に入れた上で、もう一度視聴したらもっと楽しめると思います。

アニメ単体でも話は一応完結していますし、映画を観るとその後が迫力あるバトルシーンをたくさん入れて
クライマックスの盛り上がりを持ちつつ、映画としてコンパクトにまとまった話が
それまでとは違うハッピーエンドに持ってくれて、映画を視聴してヨカッタと心から思います。

確かにハッピーエンドだと思いますよ。

絶対に地球から全ての生命体、フェストゥムも含めて皆殺しエンドだと思ってたので(苦笑)。

個人的には、フェストゥムはどこから来て、人類と接触して何をしたいのかが
知りたかったですね。

その意味で、結局分からないという要素は、大人気マンガ「進撃の巨人」が見事に受け継いでいると思います。

星は4ッにしました。
何か釈然としない部分があるので、満点ではないかなと。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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