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  不動院からのお知らせ

今月の言葉

5月皐月(さつき)
「 実践的仏教の生き方、般若心経に学ぶ 」

 
仏教は、私たちの生きているこの世界を、煩悩と迷いの支配する苦の世界と考えています。
私たちが人生をいきていくこと自体が既に苦の行為であり
だから私たちは生きることにおいて様々な悩みや問題を抱えていかなければなりません。
仏の教えは私たちの苦の世界から救おうという教えです。
 
般若心経のなかにそのエッセンスが凝縮されています。
それは、六波羅蜜(ろっぱらみつ)と呼ばれる悟りの世界にいたる為の6つの道(修行)を実践していくことです。
 
①布施(ふせ)
②持戒(じかい)
③忍辱(にんにく)
④精進(しょうじん)
⑤禅定(ぜんじょう)
⑥智慧(ちえ)の6つの修行をバランス良く完成させると悟りの世界に到るのです。
 
信仰は、実際に自分の内に待つか持たないかは、各自、自由であるが
ただお釈迦様は「信仰を持つと言うことは人間として最も豊かな生き方になる」と説かれています。
 
山岳信仰とその時代の(1773年)大石地区と飯南地区は甚大な大洪水や
土砂崩れの被害で田畑家屋が流失集落が無くなり、その時の石で持って棚田を作り
治水や段々畑で集落を再度工夫して構築しています。
人間の知恵と信仰である。
 
 

                 大石不動院住職 岡本俊光