「農と匠の里」整備事業
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1.基本方針 (1)「農と匠の里」の基本テーマ 「農と匠の里」が目指すもの ・「匠(たくみ)」とは人が長年の経験に基づき体験した「わざ」や「知恵」のことです。複雑なシステムを持った分かりづらい巨大技術ではなく、人間の顔を持った身近な技術(中間技術や適正技術)を意味します。 ・ここでは、農業や自然環境を活かして様々な人々の交流を生み出していくとともに、農業をはじめとする地場産業や日常的な暮らしの中で「匠」の技を再発見し、更に環境の時代と言われる21世紀に向けた新たな「匠」の技の再構築を行い、その紹介、普及を行います。 ・このため以下の3つのテーマに沿った活動や施設の整備を進めます。 テーマ1:エコロジー ・地球の温暖化やオゾン層の破壊等、地球環境問題の進行により、エコロジーはこれからの世代にとって確実に重要課題の一つになるでしょう。 ・ここでは、農業を資源循環型の本来の健全な姿に戻していく努力をするとともに、施設内で資源やエネルギーを有効に循環利用するシステムを作り出します。 ・また、地区の里の自然を守り育て、子供たちのための自然環境学習の場として活用していきます。 テーマ2:アート ・科学技術の日進月歩による日常生活への機械文明の広がりは、逆に人々に伝統的な技が持つ手作り感覚の暖かさや芸術に対する欲求を高めています。ここでは技にこだわった様々な活動やアートを重視した施設デザインを進めます。 ・また、農林産物の加工や販売においてもも伝統的な技や現代的なデザインのセンスを取り入れ、農林産物の高付加価値化を通した農林業の活性化を進めていきます。 テーマ3:食文化 ・「食」は人のからだや健康の基本であり、現代人の最も関心のあるテーマです。農業が食物の生産過程であるのに対し、食は食物の消費過程であり、その両方を見つめることにより、今後の農業の姿や展望が見えてきます。 ・ここでは地域の食文化や健康をテーマにした活動を通して、地域における安全な農産物の域内消費や地場食材を使った加工食品の開発等を進めていきます。 (2)「農と匠の里」の役割 1.地域農業の振興・再編……「興す」「育てる」 ・環境に優しい資源循環的な農業や、花園芸など、将来性が高く付加価値の高い農業、あるいは体験農園等、都市住民との交流を軸とした農業経営など、時代の要請に対応した農業への転換を促進し、支援していきます。 2.都市住民のレクリエーションの場……「集う」「遊ぶ」 ・松阪市民と観光客、大人と子供が共に自然に親しみ、自然と遊ぶ場を提供するとともに、松阪固有の食文化を市民や観光客が味わい、楽しむことができる拠点となります。 3.中山間地域の支援……「創る」「交わる」 ・松阪市および周辺町村の中山間地域との様々な交流を促進するとともに、間伐材の活用、木工品等の地場産品のデザイン開発の支援や、観光資源の情報案内・PRを行い、中山間地域の振興を応援します。 4.自然や農業に関する生涯学習の場……「学ぶ」「体験する」 ・市民や子供たちに里山の自然生態系や農業に関する情報や体験の場を提供するとともに、自然と共生するライフスタイル(生活様式)を提案していきます。また、環境や農業に関する様々な情報を全国に発信する拠点となります。 |
