| 9.アンケートにみる市民の声 |
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つい先日まで、「もう決まっているんだ」と声高に叫ぶ、「農・匠事業見直し拒否・症候群」という病気が, 市と議会の周辺に流行していたようだ。市議会は,この件を既に多数決で議決ずみだからというのである。 しかも、あれ程ひどいアンケートは珍しい。普通なら、賛成、反対、修正、わからない、の四項目ぐらいを問うだろうに、賛成か、見直しか、二つの選択肢しか与えていない。 アンケート回答者数は、依頼者3000名のうち、1090名であった。 同じ一つのアンケートに二種類の回答集約が出た。これをどう解釈したらいいか。 第一の集約で708名あった「続行すべき」の答えが、第二の集約ではなぜ550名に減ったのか。 設問にない「反対」が、どこから第二の集約で249名も出てきたのか。 私は、この違いの理由を次ぎのように推定する。 どちらの集約も本当なのである。つまり、機械的に集約すれば第一のようになるし、回答者の意思を忠実に汲み取ろうとすると、第二にならざるをえなかった、と。 アンケートには、「反対」の項目がなかったから、やむをえず「賛成」とか「見直し」に○をつけたが、意見はたくさん書いた。それを読むと真意は「反対」だと判断せざるを得なかった。そういう人がたくさんいたのだと思う。 あれほど、反対者がでないように脅し、誘導までして仕掛けたのに、賢明な市民はのせられなかった、というべきであろう。 「松阪情報公開を進める市民の会」の天野雅仁氏が収録してくれたアンケートに、記載されている意見を読ましてもらうと,よくわかる。 「計画が甘すぎる」「増え続ける赤字財政にストップをかけよ」「農・宅は後回しにし優先度の高いものから実施せよ」など、多くの市民は市政の現状と問題点を実に的確につかみ、市の将来を憂え、見通し、高い識見から賢明な意見をのべている。 僅かの情報しか与えられていない悪条件のもとで、良くもこれだけの判断ができたものである。 だからこそ、市も見直しに踏み切ったのであろう。 市の見直し案に、市議会多数派がどう反応するか、私は大変興味をいだいたので2月22日久しぶりに議会傍聴にでかけてみた。 その時引地議長が、市の見直し英断に敬意を表す、これからも見直しながら事業を進めるように、と発言していた。いあわせた市議の誰からもこの発言に異論はなかった。 違ってはいたが、しかしこの変化は歓迎すべき変化だ。ただ、事業を進めながら見直してゆくというのはまずい。これからも見直しの必要があるのなら、将来に大きな禍根を残さぬため、思い切って抜本的見直しをするよう提言したいのである。 2月22日付け「夕刊三重」紙によれば、市の赤字は来年3月末には875億2057万円に達する見込みという。慎重に構えるべきではないか。 |
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