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西方寺の開祖、弘法大師空海上人(774-835)像(当山所蔵)
   
    
写真 A    

天長元年(824)、弘法大師が当山に残された真筆阿字の軸。
阿字とは、お釈迦様が在世の頃インドで使われていたサンスクリプト文字(梵字)の,「あ」文字で、
大日如来など諸仏を表す根本の文字。
なお、この軸は平成8年に修復。

   
     写真 B

京都の六波羅蜜寺所蔵の空也上人(903-972)像(重文)。
市聖(いちひじり)、阿弥陀聖と呼ばれ、醍醐天皇の第五皇子とも伝えられる。諸国を遍歴遊行し、道路や橋を掛け、貧しいものや病んだものに施しをし、念仏を唱え有り合わせの鉢や鉦をたたいて踊る念仏踊りで、情熱的に浄土教を弘めた。

    


 空也上人リンク
写真 C    

「空也の松」または「九重の松」と親しまれた西方寺の樹齢約430年の松。
昭和54年の台風によって倒壊した。空也上人お手植えの松の二代目か?
「松阪の木、黒松」として松阪市史第1巻口絵に掲載されている。

   
    写真 D

宗祖真盛上人(1443-1495)供養の五輪塔と、それを取り囲んで、
多くの人々が死後も真盛上人のお弟子となっておそばで過ごしたいとの願いを掛け、生前に自分の菩提を弔って(逆修)立てた一石五輪塔(約120基)。
中世墓地の典型がここに見られる。
平成7年に修復。

   
写真 E    

取り壊し直前平成14年8月の、前本堂(左)と大玄関(右)