三重県亀山市関町
photo:2019.6.24
text:2019.8.25
三重県と滋賀県の県境に跨る鈴鹿峠の三重県の麓(ふもと)に位置する鈴鹿国定公園内に『観音山公園』があり、その奥には、旧国民宿舎の山荘『ゲストハウス関ロッジ』があります。
ここには、SL機関車が静態保存されている機関車広場があり、『C50154』号が屋根付きの囲いの中に留置されています。
諸元案内板によると、この車体は昭和8年2月に製造され、およそ39年間にわたって運用されたようです。
▽機関車広場
新池は、モーターで排水していたから、人口のせき止め湖なのだと思われる。
関ロッジの駐車場から新池に向かう遊歩道が整備されているが、案内が少なく、地面がぬかるんでいる場所もあるので、注意が必要。
それよりも、遠回りではあるが自転車用の林道(舗装路)を歩いたほうが安全かもしれない。
▽新池から関ロッジ(左)と聖橋(右)を見渡した景色
砲身で慰霊碑を作るセンスはよく分からないが、観音山には他にも色んな時代の石像があり、動物の慰霊碑も機関車広場の横にあります。
▽戦没者慰霊碑
観音山公園の中には、1967年(昭和42年)12月開業の国民宿舎関ロッジがあり、その後の運営主体変更及び撤退による閉館を経て、現在はゲストハウスとして運営されています。
▽ゲストハウス関ロッジ
関ロッジの前には、『ナハネ20 2277』と記された客車が留置されており、2等寝台車として寝台特急ブルートレインに用いられた車両のようです。
以前は宿泊可能だったそうですが、現在は宿泊客に限って内部を見せてもらえる状況にありますが、一応今年度(2019年)をもって撤去される見込み。
実際、内部を見せて頂くと、内部は外見から見るよりかは車体の傷みは少なく感じられるが、風雨にさらされ過ぎていて、保存は難しいだろうなと実感させられます。
通電はしていないので、懐中電灯を貸していただいての探索という形になります。
撮影光量が足りていないので、ピンボケ気味な写真や不要な影が有るのはご勘弁ください。
なお、一部は宿泊客向けに改造されています。
▽ブルートレイン外観(道路側)
▽外観(施設側)
▽車内お手洗い
▽通路
▽客室
▽客室
▽客室
▽乗務員室扉
▽リネン室
▽空調機
▽国鉄時代の広告
▽日本国有鉄道案内図(西日本のみ)
▽B寝台扉