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日 時 | 平成17年2月10日(木) |
時 間 | 午後 6:30開演 | |
会 場 | 松阪市市民活動センター |
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住 所 | 松阪市日野町788 | |
会 費 | 2,000円(講演会) | |
茶話会 | 1,000円(うちの茶の間) | |
渡辺 ジュン 先生と語ろう会) |
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「able」 渡辺ジュン著 1,500円 ダウン症の元と自閉症の淳が、見ず知らずのアメリカ人夫妻の家でホームステイをすることになった。その顛末を描いたドキュメンタリー映画「able」は2001年毎日映画コンクール記録文化映画賞を受賞。 本の「able」は映画製作の裏話に平行して、元の母親である著者が専業主婦からヒーラーへと変身していく過程が語られる。 |
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「療育サバイバル・ノート」 渡辺ジュン著 1,500円 平凡な主婦だった著者のもとに、思いがけず知的障害のある子が生まれる。 予測不能な子育ての中で、常識的なものの見方に決別し、オリジナルな人生を目指さざるをえな くなった母親の悪戦苦闘。シンクロ二シティに満ちた、魂魂の成長・変身の物語。 2004年、日本文芸大賞 ノンフィクション部門受賞 |
生まれるだけで冒険だった
渡辺さん親子の存在を知ったのは四年前のことです。スペシャルオリンピックス日本・東京地区委員会が発行している会員向けのニュースレターに、渡辺さんの手記が載っていました。ダウン症の元君のこれまでのこと、そしてスペシャルオリンピックスの活動に参加して新しい世界の発見と、歓びに胸躍る時を楽しんでいる様子が書かれていました。
そして最後の文章のところにきて私は感動で涙をこらえることが出来ませんでした。それは次のように書いてありました。
「もし元が我が家にやって来なかったら、私はもっと不平不満に満ちた沈滞した日々を送っていたことでしょう。十五年前悪態をついてしまった神さま、ごめんなさい。今ここにお詫びして訂正させていただきます。神さま、元という素晴らしいプレゼントをありがとう」
私はこの渡辺さんの手記のコピーをいつも手帳にはさんで持って歩きました。それをどれだけたくさんの方々に読んでお聞かせしたことでしょう。
人間は本当に愚かで身勝手なものです。他人といつも比較して、自分で勝手につくった価値観と基準で不幸というものをつくり上げ、自分だけでなく家族や周囲の者までも不幸に引きずり込み、神さまを恨みます。愚かさと身勝手さに気付いて、素直に神さまにごめんなさいと言えることがどんなに難しく、しかも大切なことであるか。
この本では渡辺さんが元君という神さまからのプレゼントに感謝し、元君のあるがままを受入れていけるようになるまでの軌跡が実にさわやかに、淡々と、ユーモアを交えて描かれています。
『「able」細川佳代子序文より抜粋』
「あなたは幸せですか?幸せでない方はパーカー・パイン氏にご相談ください」
これはアガサ・クリスティの作品「パーカー・パインの事件簿」の中に出てくるパーカー・パイン事務所の宣伝文句です。
このキャッチコピーに惹かれてやってくる、悩める紳士や人妻は、パイン氏の奇想天外なシナリオに乗せられて瑣末な日常から脱け出し、突然ドラマチックになった人生にたじろぎながらも、ハラハラワクワクの毎日を生きはじめます。そして気づいたときには最初の悩みなどどうでもよくなっているのです。読みながら幸せな気分になれるそれらの話を、学生の私は何度も読み返したものです。
その私がカウンセリングの事務所を開いて悩める人々の話を聞く立場になったときは、不思議なめぐりあわせを感じました。でも今は、それが不思議でもなんでもない当然の成り行きであったことがわかります。大好きでワクワクすることは、もともと人生で取り組むはずのことだったのです。大好きなことに焦点を合わせ続ければ夢は自然に実現していきます。
私の大好きなことは「ものごとをよく観察すること」「常識を超える発想にふれること」「謎解きをすること」そして「シンクロ二シティを体験すること」です。
あなたの大好きなことはなんですか?いまそれをやっていますか?
大好きなことに没頭しているときは、雑念も怖れも消えています。怖れがなく心が平和で、今を楽しみ明日を楽しみにできるとき、私たちは幸せを感じていると言えるでしょう。
ところで、あなたは幸せですか?
ホームページ『「ヒーラーズ・ネットワーク」渡辺ジュンのカウンセリングルームへようこそ。』から抜粋