老人保健施設 弘樹苑 夏祭り演奏レポート

 

2000.7.30

 

アムサム結成以来はじめての老人ホームの訪問です。

お客様はホームのお年より達です。

元気な方もいらっしゃるし,介護の必要な方もいます。

かなりの痴呆の方もいらっしゃって,アムサムの音楽がどこまで通じるのか不安な所もありました。

メニューはできるだけお年寄りにわかるものを…とみんなで頭をひねって決めました。

 

司会は何時ものように熱血パパさん(こん久米さん)です。

一曲目の「古いスパニオレッタ〜トイ」は金管アンサンブルの音がとても綺麗に響く曲です。

でもこれって聞き慣れた曲じゃないから大丈夫かなあ?

そんな不安も乗り越えて2曲目は「ずいずいずっころばし」です。

わらべ歌なのでおじいちゃんおばあちゃんたちもきっと歌った事がある曲だと思いました。

客席からの拍手はやっぱり一曲目よりは多かったみたい(*^-^*)

3曲目は「浜辺の歌」あちこちから聞こえてきましたよ,鼻歌が…(*^-^*)

メンバーの紹介を交えて楽器の紹介もありました。

いつものごとく「親子」でうけてました。

「あ〜〜よう似てやわ」という声が聞こえてきました。ホントカナ?

そして「八木節」

会場中から手拍子です!

お祭りの気分が出たでしょうか?

最後の「踊り明かそう」もしっかり聞いてくださいました。

もうおしまい…のつもりだったのに「アンコールはないんかな」の一言が飛び出しました。

さあ大変,アンコールは用意していなかったのです。

アメリカンパトロールならできるかな?…と思ったら,トロンボーンが楽譜を持っていなかった。

で,八木節をもう一回演奏しました。

大きな手拍子で演奏も楽しくできました。

 

 

演奏後スタッフの方が見えて,お礼を言ってくださいました。

痴呆の方たちはなかなか集中して見たり聞いたりできないそうです。

自分の思った事をやり始めるので,長い時間じっとしている事ができないのだそうです。

その人達が最後まで集中して聞いていたので嬉しかった…と涙をこぼされました。

とても優しいホームのスタッフのお姉さん。

楽しそうに聞いてくれたお年よりの皆さん。

アムサムはまた感動を貰ってきました。

ありがとうございました。

 

                              by くるみ