摘採してから乾し海苔製造のプロセスは@摘採、A異物除去,B細断と洗浄、C調合と抄製(のり抄き)、D脱水、E乾燥、F剥離(のりはぎ)、G選別と結束(100枚単位の束にする)の順で行われます。
左の写真はのり網です。サイズは幅約1.5m、長さ18mです。
摘採したのりは冷却しながら、作業場に入れ、のり葉体に付着している雑藻や雑菌を取り除くために海水で十分に洗います。
抄く際には、普通のり100枚につき、約100リットルの淡水を使います。乾のりに含まれる塩分の量は1%前後がよいでしょう。
その後細断器にかけて4〜6mmぐらいに細かく刻みます.これを抄き水に入れて溶かし、
のりすの上の一定の枠に流しいれて抄き、水気を切って乾燥します。
現在では機械化が進みA〜Fの工程は機械で連続して自動的に処理され、数時間で海苔ができあがります。
海苔は、昔から自然食品として親しまれてきましたので、現在でも人工着色や、つやだし剤の添加は禁じられています。
あらゆる添加剤がみとめられていません。
乾海苔の製造は、のりの原藻が海水の中で生育している時から、すでに持っていた特質を出来るだけそのまま、
乾のりに加工することが大切です。
右の写真のり抄きと乾燥の機械です。