海苔生産の知識

イギリスの海藻学者で紅藻類を研究していた「キャサリン・メリー・ドリュー女史」が海岸で見かけたかき殻に付着していた黒紫色の斑点に注目して、顕微鏡で糸状植物を発見し、

それが海苔糸状体であることを突き止めそれを、人工的に培養実証し、1949(24)科学雑誌「ネイチャー」に発表された。これが今日の人工培養を可能にした大発見であった。

昭和24に新漁業法の成立によって漁業の民主化、海面を総合的に利用し、漁業生産力の拡大を図り、漁業協同組合が全国に結成されました。

昭和33年頃から、人工採苗の採用が徐々に軌道に乗る頃から生産量も急増しはじめます。

昭和39には、施肥技術の進歩、作業の機械化と、海苔養殖が合理的、科学的な産業として養殖従事戸数を急増させ、浮き流し養殖の事業化新漁場の開発冷凍保存網による豊凶の年差をなくするほどの効果をあげます

浮き流し養殖、海苔製造の全自動化、海苔網の冷凍保存等の技術改革の進歩により、安定生産、安定供給が可能になりました。


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