落慶法要 

西方寺に於きましては、平成14年9月に着工しました本堂・大玄関棟の再建工事が16年2月末終了し、3月6日落慶法要を厳粛のうちにも盛大に執り行うことができました。これも偏に檀信徒はじめ多く方々からの格別なご支援・ご協力の賜と、衷心より厚く御礼申し上げます。

落慶行事として、次の諸行事を催しました。

   
練り供養 これは稚児行列、稚児参りともいい、幼い子供を天童子(天界の童子、童女)の姿に装わせ、仏の子としてお仕えする事によって、仏さまのご加護を頂けるよう願う行事で、90名の稚児の参加があり、練り供養に参加された人数は250名にのぼりました。郷津町の出口家から出発し、約200メートルをゆっくり行列を作って歩きました。

   寺号碑除幕式 本堂落慶記念にと寄進を受けた寺号碑の除幕を致しました。

   塔婆開眼供養 本尊阿弥陀如来像の右手がら曳かれた五色の綱(善の綱)の先にさらしが付けられ、これが本堂前に立てられた大きな角塔婆に結び付けられています。この角塔婆の開眼供養を稚児たちに囲まれて行い、練り供養を終了しました。

   落慶式 法楽の後、工事で特にお世話になった、工事関係者や建設委員、世話人の方々に、感謝状を贈呈しました

   昼食 松阪市特産のモロヘーヤと国産小麦粉による美味しく暖かい手打ちうどんの店が出店され、準備した500食が飛ぶように無くなりました。
   
   神宮大神楽‐獅子舞奉納 
お昼休みには、当地における初春の楽しみの行事である獅子舞が奉納され、大変な熱演で、「今まで見たこともない素晴らしい獅子舞奉納であった」と、大好評でした。

   落慶法要
 宗祖真盛上人は当時の人々から地蔵菩薩の化身と敬われたことから、法要では真盛上人のその御徳を讃え、上人に本堂落慶をご報告する、本宗ならではの「御本地供」が、山本孝圓管長猊下を大導師にお迎えして執り行われました。法要は密教儀式に則り、「声明」という仏教音楽を中心としたもので、15名の式衆の心と、声が一つとなり、新本堂の織り上げ小組格天井の音響効果とあいまって素晴らしい法要となりました。多くの参詣者の中には感涙される方もみられました。法要のあと管長猊下から、再建事業完成を祝い、苦労を労い、法要の出来を讃える、暖かい御親教(ご法話)を頂戴致しました。


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<写真説明>左上から右に向かって順番に  
@落慶法要当日早朝の境内  A落慶法要を控えた本堂内部  B練り供養(稚児行列)の境内到着  C塔婆開眼供養  D獅子舞奉納  E落慶法要  F管長猊下による御親教(ご法話)

撮影 @,A 札幌市 相馬久子様 B,C,E,F ライオン写真館  D 松阪市鎌田町 鈴木弘一様