日 時 平成19年7月12日(木)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
(橋本先生と語る会)
橋本宙八先生のプロフィール】
11947年新潟県に生まれる。大学卒業後、断食体験からマクロビオティックに出会う。その食が持つ哲学、世界観の深さに惹かれライフワークとする。マクロビオティックの研究・実践33年。7日間という短い期間で体質を改善し、マクロビオティックの真髄を体験できる『半断食による心身改善法』を独自に探求、他に見られない独特のスタイルを創作。自宅を中心に、全国各地で開かれているセミナーでは25年間で十数カ国5000人を指導。オーストラリア、ヨーロッパなどの海外でも毎年開催し好評を得ている。
 
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橋本宙八先生に、知識ではなく体験を通して得る命のこと、心のこと、そしてマクロビオティックのことをお話していただきます。

福島県いわき市にあるマクロビアンの橋本宙八先生は、半断食を通じてマクロビオティックを伝えています。その実績は25年以上、延べ5000人にのぼります。
病気のこと、心のこと、そして命のことなど、参加者がそれぞれの課題と向き合い本来の自分のあるべき姿を見出します。

研修会終了後の嬉々として家路に着く参加者の姿はまるで生まれ変わったかのようです。
 私たちとマクロビオティック
http://www.macrobian.net/history.htm から抜粋

私たちは1970年代初頭にマクロビオティックに出会いました。
それから桜沢氏の本を読み、当時活躍されていた先生方の講義を聞き、勉強を始めました。マクロビオティックの持つ遠大でシンプルな思想性・哲学に惹かれたからです。当時は自然食のお店もレストランも、東京都内に数件あるかないか程度でした。

私たちは結婚を機に、新生活の根幹をマクロビオティックによって築いていこうと決めて、東京から田舎に移住しました。そして食事だけでなく、生活のすべての面においてできるだけ自然に、マクロビオティックの考えに沿った生活をしてみようと思いました。
自然の豊かな森の中で開墾し、家を手作りし、畑を作りました。そして自分たちで掘った井戸からは、最高においしい清水が今も懇々と涌いています。

子供をマクロビオティックで育てようと、自宅で自分たちだけで出産しました。助産師さんの手も借りず、夫婦で3人を、母親だけで2人を産みました。2男3女の健康な子供に恵まれ、完全な穀物菜食の食事で成長しました。
自然と共に、太陽や風や水と共に、そして鳥や動物たちと共に「マクロビオティックを生活する」のが私たちの日々の楽しさでした。

また当時は、マクロビオティックを実践する人が少ない時代で、仲間同士が互いに切磋琢磨しあう場の必要性を感じ、月刊の機関紙を始めました。1980年代に始めた足掛け9年の活動の中でネットワークができ、さまざまな意見が活発に行き交い、マクロビオティック界全体が深まったと自負しています。
その間、料理教室や講演、セミナー、マクロビオティックのキャンプなど、さまざまな活動を精力的に展開しました。

「半断食セミナー」では、たくさんの人々に「食事によって心身が変わる」のを実体験していただくお手伝いをしてきました。25年以上にわたって種々の人々に来ていただく中で練り上げられたプログラムは、現在、マクロビオティックの真髄・エッセンスを、短期間で深く体験していただくものになっています。

私たちは、マクロビオティックの目的は、「その人が本来持っている体と心の本能を呼び覚まし、豊かな個性を育み、可能な限り自然や宇宙すべての生命たちと調和しながら、充実した人生を送ること。自由でしなやかな心に成長すること」だと思っています。

マクロビオティック理論や知識の習得は、最初の手がかりとして役に立つものですが、目的ではありません。生活の中で実際に自分の心と身体に生かされてこそ役に立つものなのです。実践によって病気が改善され、健康になっていく結果にもなりますが、それは実践の中で発見できる変化のひとつであり、マクロビオティックによって得られる大きな喜びのひとつであるといえます。

マクロビアンは、これからも広大無辺のマクロビオティックの世界を提案していきたい、そして皆さんと共に探求していきたいと考えています。
「演題」体の掃除は食の見直しから
講師 橋本宙八先生
第43回 「養心の会 三重」7月例会