日 時 平成19年5月9日(木)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
(国分先生と語る会)
鬼丸昌也先生のプロフィール】
1979年、福岡県生れ。高校在学中にアリヤラトネ博士(スリランカの農村開発指導者)と出逢い、『すべての人に未来を造りだす力がある』と教えられる。様々なNGO活動に参加する中で、異なる文化、価値観の対話こそが平和を造りだす鍵だと気づく。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の悲惨さと、地雷を通じて見えてくる世界の諸問題の原因を知り、このことを多くの人に伝えるための講演活動を始める。2001年10月にNGO「テラ・ルネッサンス」設立。現在、テラ・ルネッサンス代表。地雷廃絶日本キャンペーン地域コーディネーターを務める。
 
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          はじめに

ぼくは13歳 職業、兵士。(子ども兵・小型武器)
〜ウガンダの元子ども兵が教えてくれたこと〜

10代で徴兵される子どもたち。軍隊の中で子どもたちは暴力と恐怖の中で暮らすことになります。 紛争のなかに生きる子どもたちが子どもらしく生活できる社会の実現に向けて、私たちに何ができるのか考えていきます。  
 テラ・ルネッサンスとは

「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を設立目的に掲げ、2001年10月に設立したNPO法人。
設立以来、カンボジアでの地雷除去支援、地雷被害者の生活再建、ウガンダでの元子ども兵社会復帰支援、日本国内での平和教育(講演・ワークショップ)に取り組んでいます。

■テラ・ルネッサンスが取り組む3つの優先課題
 テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」のために、3つの地球的課題に取り組んでいます。

1、地雷
地中や地表に埋設、設置され、人や車両からの圧力によって爆発して、人を殺傷する兵器。現在でも約1万6000人の地雷による被害者がいるとされ、これは30分に一人ずつ地雷によって被害を受けている計算になる。世界には、いまだ6,000万個から7,000万個の地雷が埋設されており、すべての地雷を取り除くのに、600年から1,000年以上かかるとみられている。

2、小型武器
一人から少人数で取り扱うことのできる武器のこと。代表格は旧・ソ連製のAK−47(カラシニコフ銃)。小さく、軽く、修理やメンテナンスもあまり必要のない簡便性により、世界中の紛争地帯で使用される。多くの紛争で人々を殺傷しているのが、小型武器であり、「事実上の大量破壊兵器」とも呼ばれる。また、その簡便性により子どもでも取り扱えることから、子ども兵を増やす大きな原因となっている。大量破壊兵器のような、国際的な規制(武器の取引に関する条約)がないことも、小型武器の拡散が続く原因のひとつである。

3、子ども兵
 世界では、18歳以下の子どもたちが、最低でも30万人、武器を取って戦っている。ウガンダ、シエラレオネ、ネパールなど子ども兵の存在が確認されている国々では、戦闘グループが、子どもたちに対して大量の麻薬やアルコールを与え、感覚を麻痺させ、戦場に送り出されていた。また、紛争後も軍隊生活でのトラウマ(精神的障害)によって、様々な苦しみを抱えながら、生きていかなくてはならない。トラウマのため、社会生活に復帰できないケースも多く見られる。
「演題」ぼくは13歳 職業、兵士。(子ども兵・小型武器)
〜ウガンダの元子ども兵が教えてくれたこと〜
講師 鬼丸昌也先生
第41回 「養心の会 三重」5月例会