野坂礼子先生のプロフィール】
昭和22年8月24日生まれ、笑顔セラピーねっと代表　心理カウンセラー　スピリチュアルセラピスト関西外国語短期大学卒業。(社)日本産業カウンセラー協会、労働大臣認定カウンセラー。日本ＮＣＲにてインストラクトレス、大手出版社のセールスマネージャーを経て独立。その後、企業内教育講師として活躍。カウンセラーとして心理学を学ぶ一方、生き様を極めたところから、笑顔哲学を生み出し、昭和61年、笑顔教室を始める。
その後、平成18年4月『ありがとうございます　笑顔セラピーねっと』と改名 講演･社員研修・マスコミなどで活躍中笑顔セラピストの養成にも力を入れる

　　　　　　　　　　　　笑うことを選んだ理由
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜「笑顔教室」ができるまで〜

　離婚　それが私の人生が変わるきっかけでした。15年前のことです。
それまでの私はきまじめ・粘着質・頑固といった性格で、しょっちゅう体の不調を訴えていました。
ある日､夫が女性と蒸発､私は完全にパニック状態でした。毎晩飲めないお酒を飲んでは泣き暮らしていました。
　しかし｢母は強し｣。二人の子供の寝顔を見て、泣いてばかりはいられないと一念発起し、職探しを始めました。当初、接客業を希望していましたが、そのとき私は36歳。しかも結婚してからはずっと専業主婦。そう簡単にはいい職が見つかるわけがありません。　
そしてやっと見つけたのがノルマの厳しい訪問販売の仕事でした。
　しかし、当然ながらまったく売れず門前払いの連続。重く肩に食い込む荷物とノルマのプレッシャー、私は涙をこらえるのが精一杯でした。しかも完全歩合制ですから､売れなければ一銭ももらえません。親子3人のたれ死ぬしかありません。
　ある日そんな私に、上司がこう言いました。｢そんな顔で物が売れるか。笑わんかい｣。ちょうどその頃、何気なく読んだ本に｢言葉には運命を変える力がある。イメージした願望は必ずかなう。｣と書かれていました。｢そんな馬鹿な｣そう思いながらも、切羽詰っていた私はわらにもすがる思いで、その日から笑顔の練習をしました。そして商品が売れてニコニコしている自分をイメージし、それまでの口癖だった｢しんどい､つらい､できない｣をやめて、呪文のように｢楽しい､うれしい、できる｣と繰り返しました。そして、いつもにっこり大きな声で誰彼なく挨拶をし、早足で胸を張って歩き､階段は2段飛びであがる、そう決めました。
　すると３ヶ月目のある日、奇跡の1台目が売れました。そして4ヶ月目から、8ヶ月目会社を辞めるまでの間はずっとトップの売上でした。
　やれば出来る、いえやろうと堅く決意すれば必ず出来るということ知ったのです。 それまでの私は｢やろうと決める｣ことを避けていたのです。こうして私の人生は大きな方向転換をしていったのです。
　明るい顔からは明るい心が生まれる。人は自分の人生はすべて自分で選ぶことが出来るのです。笑って暮らすのも、泣いて暮らすのも自分で選んでいるんだと知った私は、どんどん健康になり、すばらしい出会いに次々と恵まれていきました。
　そして今度はセールスをしながらも夢だった接客の講師をしてニコニコ講演をしている未来の自分を毎晩イメージしていました。すると、やはりひょんな所からチャンスが舞い込み、今の｢笑顔教室｣という天命につながっていきました。
　私の人生を変えた鍵はα波にありました。
それまでの私はぐずぐずめそめそマイナス思考の塊でした。そうしたマイナスイメージの時の脳波はβ波で、何をやっても本来の能力や完成は発揮されず失敗しがちです。しかもアドレナリンなどのホルモン分泌によって自律神経はバランスを崩し､疲れやすく、あらゆる病気をひきおこす体質を作ります。
　一方、ニコニコしてリラックスしている時の脳波はα波では、能力全開、何事もマイペースで楽に出来、アイデアがひらめき、人間関係もスムーズに行きます。このとき自律神経はバランスよく働くので､呼吸は深く､内臓はすべての働きは快調です。その上免疫力も上がり､ガンやその他の病気から身を守ることができるのです。しかもこれはつくり笑いでも効果が変わらないという研究結果　があるから驚きです。

　人は、自分の見ている方向をちょっと変えるだけで幸せになれるものです。その方向を　探すお手伝いをするのが私の役割だと考えています。自分の経験や学んできたことが、笑顔教室の門をたたいてくださった方、このホームページを見てくださった方のお役に立つことが出来るように　心からお祈りいたします。　　合掌