第36回 「養心の会 三重」12月例会

講 師 高山尚士先生

「演題」
〜小さな実践の一歩から〜

     
日 時 平成18年12月5日(火)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
高山先生と語ろう会
高山尚士先生のプロフィール】
昭和16年千葉県生まれ。サラリーマンを経て、昭和47年6月に現在の事務所を千葉市中央区に設立し、昭和57年に代表取締役に就任。現在に至っている。会社経営は社員教育にあるとの信念を持ち、千葉県倫理法人会に入会、社員育成に心血を注ぐ。
また私的には「日本を美しくする会」の鍵山秀三郎様の考えに傾倒、平成7年に「千葉掃除に学ぶ会」を立ち上げ、代表世話人をする。
他に千葉県倫理法人会会員。
千葉地方裁判所、千葉簡易裁判所、千葉家庭裁判所の民事調停員、家事調停員。千葉少年友の会の副会長。

  人を幸せにする会社の実現

株式会社 イエローハット
       相談役  鍵 山 秀三郎


 企業が求める理想は、「人を幸せにしながら成長する」ことですが、そのような理想に忠実な企業は希な存在です。牛nR測量事務所は、高山尚士さんが日本で希な存在に育てられた会社です。
 理想を追求し続けることは、自分一人であっても困難なことです。まして考えの異なる人が集まる企業体では、尚至難なことでありましょう。その至難なことを成し遂げたのが高山尚士さんです。そして、どのようにして至ったのかを明らかにしたのが、この講演録です。

 普段、人びとを説得する時に、「こうなりました」と今すでに形に現れた結果を以って示せば、誰もが納得してくれますが、「こうすれば、こうなる」と形のない未来を示しても、なかなか信じてもらうことが出来ません。リーダーの立場に立つ人が苦労するのはこの点です。経営者が未来の会社の理想像を言葉や文章で示して、このために必要な工夫と努力を求めても、協力を得ることは難しいものです。何故ならば、経営者の頭の中にはあるべき会社の理想像があっても、社員の人たちには見えないからです。見えない目標に向かって努力をし続けるのは、誰であっても難しいものです。一筋の光も見えず、形のないものを求めるのは空しくなるからです。
 高山尚士さんは、見えない目標に向かって歩むための″道標“を、分かりやすく明らかにした方です。社員の方たちは、たとえ今、ゴールが見えなくても、高山社長が示す”道標“に従っていけば、間違いなくゴールに到達できると確信したのです。
 高山社長が理想の会社像を求める固い決意が、社員の方々に伝わったのです。決意は目に見えず、手で触れることも出来ませんが、決意を持った人の行いや態度・表情・言葉などに現れます。このようにして高山社長と社員の方々が一体となって、「人を幸せにする会社」の実現をされました。

 優れた社風を創るために、高山社長が注ぎ込まれたご努力に敬意を表します。

                                        講演録 「当り前をあたりまえに」から

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      営業の要らない会社創リ

ところが不思議な現象が次々起こつて来ております。五年前鍵山様が、 「高山社長、十年先営業のいらない会社をつくつてみませんか」とおっしゃったんですね。こんな嬉しいことはないじゃありませんか。
 「ハイわかりました」と返事をしました。
 私は、今迄鍵山様に会社経営の方法について、ものすごく沢山ご助言を頂きました。
教えて頂いた事は全て、その通りに実行してきました。会社も私の生活も、よくなりました。今回もどの様にしたらよいか分からないので、
 「どうしたらよろしいんでしょうか」
と訊ねました。  すると・・・・       「当たり前をあたりまえに」から抜粋