日 時 平成18年7月4日(火)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
(白川先生と語る会)

【白川好光先生のプロフィール】
 昭和21年1月5日秋田県生まれ。阿仁町荒瀬に生まれ母3人に育てられた人生。阿仁合中学校卒業。16歳で大工の道に入る。20歳で上京。24歳にて独立建築業。不動産業一筋に36年、平成16年代表取締役会長に58歳にて就任。「小さな経営、大きな安定」独特な経営哲学、青少年の教育、相談、講演など


          「先に進む道」
複雑な家庭環境に育ち、障害を抱えながらも努力で逆境をはね返した男の、感動の半生記。
生みの母の顔も知らず、実の父の存在も成人以降まで知らされず、養子として「もらいの父・もらいの母」に引き取られた好光少年。そんな彼を“育ての親”として教育してくれたのは、養子先の長男と三女だった。そして好光少年が結婚したのは、養子先の長女の娘……。複雑な家庭環境で育った著者は、逆境をはね返し、さまざまな人の力を借りて成長していく──。大工に憧れ、修行時代を経て独り立ちし、工務店を経営するにいたるまでの半生を綴った感動の書


2006年02月15日 「全国教育新聞」で紹介されました。
2006年01月30日 「NHKラジオ深夜便」でアンコール放送されました。
2005年09月28日 「NHKラジオ深夜便」で放送されました。
2005年08月26日 「NHKラジオ」で紹介されました。
                   先に進む道
                                                     白川好光著

 北秋田市阿仁荒瀬出身で埼玉県三郷市在住の白川好光さんの文芸社から出ている「先に進む道」をふとしたきっかけでインターネット購入することから白川さんに興味を持つことになりました。白川さんは、午前4時から放送されているNHKラジオ深夜便「心の時代」でもアンコール放送で紹介されている程人気のある方です。

 著書「先に進む道」は、中学卒業後大工を目指して上京し、工務店経営を軌道に乗せるまでの半生を綴った自叙伝です。体に障害を抱えながら数々の逆境を乗り越えた白川さん自身の人生を振り返り、「命の尊さ」「学歴にとらわれずに心を磨くことの大切さ」などを訴えられております。 

 白川さんは首と背中が変形している脊椎カリエスという障害を持って生まれました。実母、養母、育ての「三人の母」を持つ複雑な家庭環境の中で育ち裸一貫で地歩を築きました。
 旧阿仁町中学卒業後、五年間の大工修業を経て二十歳で上京。以後、大工一筋に歩み、三十代で工務店と不動産会社を設立。現在は同工務店の会長を務めています。
 自叙伝「先に進む道」は「父母へのありがとう」「独り立ち」「人生を善く生きる」の三部構成で、第一部では、自身の三人の母(生みの母、養子に迎えてくれた母、育ての母)らに寄せる深い愛情を思い出とともに綴っております。
 第二部では修行時代の苦労話のほか、会社設立後に取引先に夜逃げされ、多大な負債を抱えながらも、妻の幸子や仕事仲間の支えで経営を軌道に乗せたエピソードなどを紹介しています。

 第三部では苦難の半生に培われた自身の人生論を語っております。「教養があり、一流大学を出ているというプライドは時には他人を見下し、その人自身の人生も駄目にする。人間は社会教育を一所懸命績んだ分だけ人に愛され、楽しい人生を過ごせる。心を鍛えることこそが人生だ」と訴えております。

 若者の自殺が相次ぐ現状を憂い、「私のような学力のない障害者でも、波瀾万丈の中で最高の人生を送ってきた。その命の尊さを分かってほしい」と小学校・中学校など…の講演会で懸命に生きてきた経験を基に、「心を磨くこと」「人との出会いと感謝の気持ち」「生きることの大切さ」などを呼び掛けております。             

    
「演題」 心を鍛えることこそが人生
講師 白川 好光先生
第31回「養心の会 三重」7月例会
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