日 時 平成18年3月7日(火)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
(立花先生と語る会)

【立花之則先生プロフィール】
 昭和22年岡山県生まれ。同志社大学卒業の後、高等学校英語科教諭、アメリカ留学を経て、昭和50年頃から学習塾経営。そのかたわら昭和50年代後半から人生行脚がスタートする。全米JC視察、日本JC“青年の船“、インド禅定林運動などに参加。ヨガ、坐禅、内観、瞑想等を体感体得。
昭和62年“まだま“事業開始。平成2年”まだま精舎“完成。「美しい日本の心」をテーマに、さまざまな活動を展開。平成3年には坂村真民6時間ドキュメント『書は心』を編集・発行。「感動塾」を主宰する

     念いが世界を変える
世の中がますます不確実、不透明になってきた。
 この先一体どうなるのだろうという深刻な不安が、人びとの心に広がってきている。まるで、出口なしのトンネルのような中で、誰もが今明かりを求めている。
ところで、「電波」の存在を疑う人はいないが、「念波」となると、まだまだ半信半疑の人も多い。
実際には、「念波」もすでに、世界のニューサイエンスの研究会などで、その存在が証明されつつある。
 これから私達は、もつと「念波」の存在とその法則を知る必要がある。
念波の法則とは、「プラスの念波はプラスの現象となって現われ、マイナスの念波はマイナスの現象となって現われる」という単純明快なものだ。
      心で一心に念じたことは必ず実現する

何を念ずるか
「念ずれば花ひらく」というのは、今はやりの成功哲学とは少し趣きを異にしている。
 確かに、「心で一心に念じたことは必ず実現する」という意味と、成功哲学の、「心で描く鮮烈な願望は必ず実現する」というのは、表面的には似ている。しかし、何を念ずるか、何を願望するかという点が根本的に違っているのである。
 私自身、一時期、アメリカ流の成功哲学にかなり心酔したことがある。が、結局何かもの足りなかった。
 それは、成功哲学の目指す成功が、物質的な繁栄や満足をもたらすとしても、真に深い精神的満足まではもたらさないことがわかったからである。
 もうひとつ、すべての成功哲学が、究極は世界の平和と人類の幸福に貢献することを説いてはいるのだが、往々にして、個人的段階にとどまったり、物質中心、人間中心主義の限界を超えることができていないからだ。富や名誉や地位を得るために、どれほど多くの人が、モノやカネに惑わされて道を踏み外してきたことか。
 アメリカ流の成功哲学では21世紀を乗り切ることはできない。

想念は人生を左右する
あなたは今、嘆いていないだろうか。   
不平、不満を言っていないだろうか。
不服、不足に思っていないだろうか。   
悪口、陰口を言っていないだろうか。
ねたんだり、争ったりしていないだろうか。   
苦しみ、悩んでいないだろうか。
愚痴をこぼしたり、嘘を言ったりしていないだろうか。
冒したり、人に迷惑を掛けるようなことを言ったりしていないだろうか。
否定語ばかりを発していないだろうか。

 もしそうであるなら、それらのマイナスの想念が、あなたの人生を大きく左右していることに気づいてほしい。
そのような想念は、邪の念波となって、マイナスのエネルギーを発し、あなたの運命をまちがいなく狂わせるからだ。
 たとえ平穏な人生を送っているように見えたとしても、表情は明るいだろうか、明るい言葉を使っているだろうか、愉快で楽しく、さわやかな毎日を送っているだろうか。
 恐らく、生き甲斐や、やり甲斐のある人生は送れていないだろう。なぜなら、念は念波となって発せられると、結晶化し、現象となって現われるからだ。

人生を根底から変えた出会い
 出会いによって人生が変わると言われている。一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎないそれぞれの出会いによって、私の人生も根底から変わってしまった。
 その師と言える方々は、皆七十歳以上であり、人生の大先輩であり、人生の達人ばかりである。そういう方々に出合え、しかも薫陶を受けられたことはまことにありがたい。
 私達は大自然に耳を傾けることを忘れただけでなく、長老達の叡智から学ぶことも忘れてしまったようだ。歴史をくぐり抜けてきたその叡智は、人類の叡智と言っても過言ではない。現代文明の混迷や混乱を解く鍵がその中にあることを私達は知らなければならない。
 事実、私は、その長老達の話を心静かに聞いている時、人生の本質や現代文明の行方について、何度となく、ハッとするようなひらめきを得ることができた。それがあったからこそ、今確信を以て 「まだまの道」を歩むことができるのである。

「演題」   念波の時代・念いが世界を変える〜
講 師 立花之則先生
第27回「養心の会 三重」3月例会
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