第26回「養心の会 三重」2月例会
講 師 村尾靖子先生
「演題」
〜クラウディア 奇跡の愛〜

     
日 時 平成18年2月22日(水)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
村尾先生と語ろう会
村尾靖子先生のプロフィール】
江津市都野津町在住。 1944年 山口県に生まれる。明治大学法学部卒。 結婚後、家業の寝具店の仕事と4人の子の子育てをしながら 文章を書くことを始める。 島根県文化奨励賞受賞(1994年)
主な作品に「二十世紀のすてきな女性たち」森英恵伝、 絵本「琴姫のなみだ」、「命をみつめて」「江の川−いのちと愛 と」「草原の風になりたい」などがある。 「ラジオ深夜便」(NHKFM)のリポーター、 「ドキュメント’02〜シベリア・日本・妻たちの戦後〜」(日本海 テレビ)などにも出演。 平成15年10月に「クラウディア奇蹟の愛」を出版。
 本書は、太平洋戦争によって、人生を大きく翻弄された蜂谷彌三郎(やさぶろう)・久子夫妻とロシア人女性・クラウディアが、それぞれ最悪の人生を課せられながらも、クラウディアの男女・国境を超えた深い愛によって、3人が最高の愛の形を成就した、文字通り「奇蹟の愛」といえる、感動のノンフィクションです。

 当時北朝鮮にいた蜂谷夫妻は、ソ連の言われなき罪によって彌三郎が逮捕されて離れ離れとなり、想像を絶するシベリア抑留生活が始まります。そうした絶望の中から、クラウディアとの運命の出会いによって彌三郎は結婚し、初めてロシアでの平安な生活を迎えることができました。しかし、久子と長女の久美子を忘れることは一度としてありませんでした。
一 方、久子は生後間もない長女の久美子を連れて動乱の北朝鮮から着の身着のままで帰国し、以降、彌三郎からの連絡と帰国を一途に待ちながら長女を育てていました。 そして、蜂谷夫妻が離ればなれになってから実に50年後の1996年、彌三郎と久子は互いの生存を偶然知ることとなり、翌1997年3月、彌三郎は日本への永住帰国という悲願を果たします。
 しかし、この帰国に際しては、クラウディアの彌三郎に対する献身的な愛がなければ実現は不可能でした。クラウディアは、「他人の不幸の上に私だけの幸福を築き上げることはできない」という信念のもと、ロシアで1人で生きる道を選んだのです。

●●●新聞、ラジオなど各マスコミでも大きな話題を呼んでいます●●●

2月12日(木)20:00よりフジテレビ系「アンビリバボー」で紹介された直後から、本当に多くの視聴者の皆様から、感動のメッセージをいただきました。あ りがとうございました。弥三郎さんと久子さん、そしてクラウディアさんの50年の時と日露の国境を超えた愛が、今だからこそ必要ではないでしょうか。

2003(平成15年)10月19日(日曜日)
山陰中央新報
幾度も熱いものがこみあげた。究極の危機状態のなかだからこそ純粋な愛は持続するのか。愛すればこそ愛する人から去ることができるのか。―(中略)―
筆者の村尾さんはすでに児童文学作家として名高いが、今回、ノンフィクションの領域でも、綿密な調査と素晴らしい筆力で奇跡の愛を熱っぽく語る。感動の実録である。
(藤岡大拙・島根女子短大学長)



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クラウディア 奇跡の愛
奇跡体験!アンビリバボー」(フジTV系)で紹介され、日本中を感動の渦に巻き込んだ、衝撃の実話!!
 
「他人の不幸の上に私だけの幸せを築くことはできません。」
無実の罪でロシアに抑留された1人の男、蜂谷弥三郎。
50年間、夫を信じ待ち続けた妻、久子。
37年間連れ添った夫を祖国に送り返した、もう一人の妻、クラウディア。
あまりの感動に涙が止まらない…過酷な運命が生んだ「真実の愛