講 師 鍵山 秀三郎先生

「演題」  言動一致で心を磨く

日 時 平成17年3月9日(水)
時 間 午後 7:00開演
会 場 松阪市市民活動センター
住 所 松阪市日野町788
会 費 2,000円(講演会)
茶話会 1,000円(うちの茶の間)
(鍵山先生と人生を語る)

【鍵山秀三郎先生プロフィール】 
昭和8年     東京生まれ。
昭和27年    疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。
昭和27年   単身東京に出てデトロイト商会入社。
昭和27年   株式会社ローヤルを創業、社長就任。
平成9年10月 「株式会社イエローハット」に社名変更。
平成10年6月 社長退任、相談役に就任。
平成5年11月 「日本を美しくする会」を創唱。
創業以来続けている「掃除」に多くの人が共鳴し、各地の「掃除に学ぶ会」が全国規模で広がっている。
「日本を美しくする会」相談役。
著書に「凡事徹底」「気づきの秘訣」「鍵山秀三郎語録」
「小さな実践の一歩から」(いずれも致知出版社刊)などがある。又、映画「てんびんの詩」「心の中のふるさと」の制作も手掛てきた。

『最新著書 鍵山秀三郎「一日一話」から』人間の磨き方・掃除の哲学・人生の心得
心のムダ遣い
生きていくうえで、さまざまなムダ遣いがたくさんあります。
時間、お金、物のムダ遣い。
それより、もっと大きなムダ遣いが心のムダ遣いです。
たとえば、よからぬことばかりを考えたり、安易なことばかりを考える。
心のムダ遣いの最たるものです。
心のムダ遣いが人間の品性を落とし、人相を悪くします。

三つの幸せ
幸せには三つあるといわれます。
一つ目の幸せはしてもらう幸せ。二つ目はできる幸せ。そして、三つ目はしてあげる幸せです。三つの幸せの中でも、もっとも大きな幸せが、してあげる幸せです。 
人に物を差し上げる、何かして差し上げる、相手の喜ぶことをして相手の喜びをわが喜びとする。この幸せを大事にしていただきたいのです。

露に打たれた柿の味 辛苦に耐えた人の味
厳しい霜にさらされた渋柿は色も味もよくなるように、苦労を重ねて生きてきた人には人を惹きつける魅力があります。 人間の魅力は、苦労してはじめて身に備わるものです。

伸びている会社
現在、衰退している会社の共通点は、過去の栄光とか実績・伝統にしがみついてきたことです。
反対に、伸びている会社は、いま自分たちにできることは何か、お客さまに満足してもらうためにはどうしたらいいかということを、日々真剣に考えて実践しています。
そういう会社は、過去の実績や伝統がなくても、どんどん伸びています。

成果を挙げるためには
世の中には、何をやっても成果を挙げる人とそうでない人がいるものです。
はっきりしていることは、成果を挙げる人にはムダがなく、そうでない人にはムダが多いことです。
ムダをなくすためには、気づく人になることです。できるだけ少し前に知ることによって、やること為すことムダがなくなります。ムダがなくなると、自然に成果が挙がるようになります。

掃除
掃除はその会社を語る無限の表現でありその人の人柄を映す(写す)無形の鏡である

広める
どんなに良いことでも「人がわかってくれてあたりまえ」という考え方を持っているあいだは広まりません。
特に、正しいことであればあるほど、地道な運動をすることです。
寝ても覚めても、その正しさを人に知ってもらうという気持ちを持ち続けることです。安易に人の力だけに頼って、楽してよい方法はないかと考えているあいだは、広まりません。

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」
私の思いを込めた言葉です。大切なことは、一歩を踏み出す勇気。一歩を踏み出さなければ、前に進むことができません。具体的には、足元のゴミを拾う実践から始めることです。ゴミを拾う人は、不思議とゴミを捨てないものです。足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか。  
                                           鍵山秀三郎著 亀井民治編
                                                                             

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