ホワイトブレス

PlayStation2:\8800(初回版:\9800)


ジャンル/ノベルゲーム/本ゲームは成人向けです
友人がプレイしてるのを見て存在を知りました。

サターンやウィンドウズでプレイした『With You』のスタッフが創ったゲームだとか

その友人のPCで少しプレイして、テンポがいいだとかの理由も加わり、購入してプレイに至っています。




ゲーム自体は、テキストを読み進めていくいつものタイプです。

選択肢の傾向も素直だし、それほど難しい意地悪な選択肢もありません。

声優の演技指導を徹底的にするF&Cのゲームらしく声優もテンポ良くハキハキ喋るし

画面に日付や場所なども記されていて(こういうのは、攻略プレイをする僕にはありがたい(笑)。)

ゲーム全体がスッキリまとめられています。

こういうのは好感が持てますね。




ただ、1つハッキリ言っておかなくてはならない事として

ヘビーゲーマーの人には、このゲームはつまらないと思います。

まず、選択肢の数がそれほど多くなく、難しくもない。

一人にかかる時間が5時間くらいで、

話は基本的にある程度のパターンを持っています。

そこは、アンマリ詳しく書くとネタバレになってしまうので書きませんが。




多分、このゲーム、忙しい社会人向けのゲームだと思います。

週末に根を入れてプレイすれば1人クリアできて、

1〜2ヶ月頑張ればコンプリートできるくらいのボリュームです。

他に忙しい人向けの機能として、ゲームでの日付が変わった時や

選択肢ごとにオートセーブする機能が付いてます。

実際、僕にこのゲームを紹介してくれた人は仕事が忙しくて、

「1人クリアしただけで、もう十分って気持ちになって、そのまま」と言ってましたから。





でも、僕はこのゲームを買った事を、損だとは思っていません。

買って良かったと思っています。

それは世界観がキッチリ作られている事や

ゲーム画面が実に見やすい事や

セピア調の色でまとめられたグラフィックとか

ゲーム全部から感じる『匂い』みたいなものが良いと思えるから。

僕的には『友達以上恋人未満(友恋)』より面白かったと思っています。

フォローしておきますが、『友恋』はいいゲームでしたが

ただ、僕には、どの選択肢がいいのか悪いのかアンマリよく分からなかったんですよ。

自分としては、コレでベストな選択肢を選んだつもりでしたが、バッドエンドにしかならなくて。

それで印象が悪くて……。

最後は、全ての選択肢をルーズリーフに書き出して、ゲームを進めてテキストとにらめっこしたりして

コレでいいんじゃないかとか推理しながら進めてました(笑)。

まあ、大体どの選択肢を選んでもHな事をするんですが、

そうする事が、そのキャラにとってホントにいいのかイヤなのかが分かりづらくて。

あ、違うゲームの話になりかかってる(汗)。

元に戻して……!

だから、余計に『ホワイトブレス』の選択肢を簡単に感じてしまうのでしょうね。




上でチョロッと触れましたが、声優の演技の上手さは、実は、F&Cのゲームの隠れた良さだったりします。

実際、酷いゲームありますよ。

ハッキリ具体的に挙げると、プレイステーションの『チョコレート♪キッス』とかそうです。

別に有名声優を起用しなければならないっていう考えは僕にはないんですが、

プレイヤーに「えっ、この言葉って、こんな発音すんの!?」とか思わせちゃダメですよ。

コレは声優が悪いというより、音声の責任者が、声優をキチンと指導すべき。

そこら辺は、『チョコレート♪キッス』のレビューでキチンと書きます。




逆に、F&Cのゲームの悪さは、説明書の説明のマズさです。

どうも分かりづらい。

コレは、画面全体の写真を大きく取って説明しないからだと思います。

その意味では、世間一般での説明書の書き方とは違うように思う。




ストーリーに関しては、Hするのに違和感を感じるキャラがいました。

「えっ、この程度の関係でやっちゃうの?」みたいな。

まあ、成人向けのゲームなんで、ないとおかしいのですが、

ソフト路線の『With You』の後継作なら、Hナシのキャラがいてもおかしくなかったと思う。

『浅葉ののか』なんか、どう考えても最後にムリにHシーンを付け足した感じがして。

このキャラは、別になくても全然おかしく感じないと思うし。




あと、『With You』が好きな人には、ニヤリとさせられる描写がありますよ。

『With You』でラジオのパーソナリティをしてた女性の顔が見れて、またラジオ番組が聴けたり、

従姉のお姉さんが『HELL HOUND』のエプロンをしてたり

サッカー部の練習試合の相手が『St.エルシア学園』だったり、柴崎という名前の選手がいたり(笑)。

このゲームが発売されたのは2004年ですが

ゲームの開始時点が1999年だったり、『With You』と同じ時間軸の別の作品という位置づけみたいです。

プレイ時間(約25時間)

実際にプレイ時間を計ってないし、プレイ時間が表示されるゲームでもないので

厳密には、どの程度プレイしたのか分かりません。

1キャラで大体5時間と考えて、5キャラいるから25時間だろうと。

まあ、『適度』に楽しめるゲームですので、

ヘビーゲーマーの人はプレイすべきではありません。

僕は気に入ってますケドね。

点数は、ゲームとして見た場合を考えて若干低めです。




あと『あるゲー』のレビューも100本達成です!!!

<70/100点>


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