幻想水滸伝2

プレイステーション:¥2800(ザ・ベスト版)

(『PS−one Books』版が¥1800で
2002年7月11日に発売されます。)


カッコイイイラストですよね。ナナミはチョットカッコ良すぎ(笑)


(1)はじめに

このゲームというか、1・2両方とも含めて

友人と遊ぼうと約束して遊んでいるゲームです。

ああ〜、約束した『FF8』とか『封神演義』をクリアしていませんね(汗)

あるゲーリクエストもたくさん残っているし。

 

‥‥しまった、やぶへびだ(汗)

そんなこんなでレビュー行きますッ!!

 

(2)ゲームデザイン

ゲームデザイン的に1から2になって特に変わった部分はありません。

と書くと問題発言のようですが、ホントに変わってないんですよ(爆)

良い意味で洗練されて遊んでいて楽しくなっています。

 

ストーリーに絡む事ですが、

このゲームは主人公のほかに何名か

その時のストーリーに応じて強制的にパーティに入ってくるキャラがいます。

前作ではパーティに入るキャラがある程度固定されている感じでしたが、

今回はバリエーション豊かで、展開が予想できない部分もありました。

 

前作からパターンとして続いているのですが

このパーティに新しく入ってきたキャラは

それまでいたキャラよりレベルが低い事が多いです。

パーティに入っていないキャラにも

ボーナスで経験値が与えられる事はありません。

救済策として、レベルの低いキャラには

1回の戦闘で入る経験値が多めに設定されています。

コレはありがたいですね。

ストーリーの関係でパーティに入ってきたものの

それまで自分が全く鍛えていないキャラが入ってくる事も多いですから。

 

前作の僕のレビューには書いてない事もありましたが

これらの事って基本的に前作からあったんですよ。

それが洗練されて今回の『2』にはあるのです。

 

逆に悪くなった部分として、『戦争イベント』があります。

前作であったジャンケンのような優劣がハッキリさせていた

要素もなくなってしまっています。

ふつうのウォーシミュレーションっぽくなってしまっています。

しかし、何よりつまらないのは、勝てないイベント戦争が多い事です。

ストーリーの進行上、敵の方が強大なので、

その強さを誇示するために

プレイヤー軍が弱いのを示す必要があるのだと思いますが、

どうやっても絶対に勝てない戦争があまりに多過ぎます。

前作の『戦争』は、ロープレの中でアクセントが効いていたのですが、

今回の2はプレイヤーが操作する部分が少ないので

出来の悪いムービーを見ているようです。

 

(3)ストーリー

今回も大河ドラマ的なストーリーが展開されています。

相変わらず、人を率いる為政家としてふるまおうとすると

厳しい選択肢がたくさんあります(苦笑)

 

根本的なテーマは『信頼』、『友情』、そして『愛』でしょうか。

このゲームでは、

(前作もそうでしたが)友人との葛藤が大きなテーマになっています。

僕はそのキャラがパーティを抜けるとは思ってなかったので

予想外の展開でした。

 

ざっと、ストーリーを見てみて

語ってない中途半端で僕には納得できなかった部分もありました。

一部ネタバレなので

読みたい方は(CTRL+A)を押して読んで下さい。

↓下に書いてあります。

ジョウイに対してクルガンとシードがイキナリ心酔してしまう部分。

ジョウイとジルがイキナリ結婚して愛しあってしまう部分。

この2点は、僕としては違和感を感じました。

このゲームの舞台は、シッカリとした身分制があるので

こんなに簡単にコロッと気持ちが変わる事はないと思うのですが

どう思われますか?

遊ばれた方の意見を聞きたいです。

 

他には、前作の舞台も出てきますし、

前作で登場していた人物も出てきます。

登場の仕方は上手かったと思います。

グレッグミンスターのマップが微妙に同じだったりね(笑)

 

僕は、主人公を前作の主人公と同じ名前にしたり

本拠地も同じ名前でしたので

ゲーム中で前作の事が同じ名前で出てきて混乱しました。

予想はつく事態だったのですが、

あえてやってみて、シッカリ失敗するという

まったく、我ながらアホですな(笑)

 

前作の登場人物で究極の二択があるんですが

僕はバレリアにしました。

ツヤツヤの黒髪のカスミも良いんですが、

そこは、やっぱり『おねいさま』のバレリアですよ(→バカ(死))

 

あと、前作のデータをリンクさせると

イベントが増えているというのがあったのですが

特に何も増えているとは思いませんでした。

ココも遊ばれた方がいるなら情報提供が欲しい所です。

 

ストーリーについて、かなり長く書いているんですが

実際、遊んでいて、深く印象に残ってはいません。

本作は、キャラを育ててダンジョンをクリアしていくのが楽しかった

というパターンのゲームでした。

ストーリーの印象が薄い原因を自分なりに分析したのですが、

優等生的行動を要求される部分が多くて

主人公キャラへの感情移入が少なかったです。

 

ただ、「仲間になって下さい」と

「用はありません」と選択肢があって

「用は〜」の方を選択すると、

ゲームでは、もう永遠に仲間にできない場合がたくさんあります。

僕はコレは正しいと思います。

やり直しがきく、つまらないゲームらしさは、僕はキライです。

「選択肢を見たら、ふつう、わかるやろッ」て思いませんか?

以前ドラクエで堀井さんがそういう対応をさせたそうで

僕は全面的に支持します。

 

あとストーリーに感情移入できない理由として

このゲームには軍師であるシュウというキャラがいます。

1つのミッションを終えると、

シュウに相談に行くと、シュウが次のミッションの指示を出す

というパターンだったために

僕は、つまらなく感じたのかもしれません。

 

(4)音楽

非常につまらない事がパッケージに書いてありました。

「プロのオーケストラがオープニング曲を演奏して収録しています」

と書いてあったのですが、

僕は、コレってどうでもいい事だと思います。

 

イヤ、聞くのなら、綺麗な曲であるに越した事はないですが、

音楽がゲームの出来を決定づける要素の全てではないからです。

あくまで、アクセントの1つです。

ゲームがグラフィック、音楽、プログラムなどの

総合芸術であることを理解して欲しいです。

 

(5)まとめ

かなり不満点を書きましたが、

このゲームは、丁寧に創られていてキチンと遊べます。

レビューで不満点が多いのは、

僕が、かなり辛口の評価をしている事と

僕自身の好みがハッキリしているのが、理由でしょう。

 

私事ですが、何事も流されるように受け入れる

生き方が許されず、

自分で判断する事を強要されたからかもしれません。

まあ、何だカンだ言ってもゲームそのものは

楽しんで遊んでいますよ(笑)


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