ポリスノーツ(1999年12月号)

エド「おまえ、いいところ全部持ってくもんなあ‥‥」ジョナサン「エド、老け込むにはまだ早いぜ?」










  

PC−98、3DO(この2機種は入手困難)
PS(ザ・ベスト¥2800)
        
セガサターン(¥6800)

私が、セガサターン本体を買う決心をつけさせたゲームです。
 小島 秀夫氏が監督した作品は、緻密な世界観とそれを損なわない重厚なシナリオの
作品を発表し続けています。ちなみに、PC−エンジンは「スナッチャー」で買いました。

本作も、期待を裏切らない見事な作品でした。

 フラグ総当たりの基本的なAVGなのですが、
コマンド選択で読んだテキストが随所で思い当たるように伏線が張られていて、
テキストを読むことが単純な作業ではありません。

 アニメのムービーシーンも効果的に選んでいるし、止め絵もいい出来です。

 また、この作品にはガン・シューティングのミニゲームが入っていて、
ストーリーに関連しているため、是が非でもクリアさせる気にしてくれます。
 
最近、イベント進展のため、本筋と大して関連性がなく、
ただ難しいだけの
ミニゲームの入った作品が多いのは、残念ですね。

 声優さんも人気より実力で選んだ感じ(どちらかといえば、洋画系)が見受けられ、
シナリオが真に迫っているため、記憶に残る良い作品だったと、
他の作品で言われる声優さんもいました。

 このゲームを遊んでいるとき、親がたまたま見かけてこう言いました。
 

「最近のアニメ映画は、セリフまで全部表示するの?すごいねえ」

ドラマティック・シネマ(?)とうたったこの作品、遊ぶ機会があれば、
是非最後まで通して遊んでみて下さい。
 登場キャラの言動に一喜一憂し、喜怒哀楽全てを味わえるはずです。
 私は、エンディングで泣きました。

この作品が発表されたころ、ゲームは映画を超えたというゲームがたくさん発表されましたが、
現実には、「映画風の映像」を見せるだけで、
ストーリーなどの内容が映画を超えていなかった
ように思います。

初めての『アルバム・げ〜む』、いかがでしたか?
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