アニメ感想記

2015年度 Vol.(5)

No.(211)〜(220)


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   (211) 『それでも世界は美しい/2014年1月放送開始/2015年8月5日視聴終了/1クール全12話』

最初の数話で視聴を切ろうかと思ってました。

地味な絵柄で損をしているように感じます。

しかし、「人としてどう考え、どう行動するのが良いか?」というのが常にあって
その心理描写を丁寧に見ていくと、ハマると思います。

物語として、敵役がいますが、基本的に救いようのないクズはいなかった事も
作品の印象を良いものにしています。

ただし、個人的に釈然としなかったのが、キトラが報われなかった事。

閉鎖的なムラ社会としての描き方だと思いますが、
基本的にスッキリした作品なので、そこが喉の奥に刺さった小骨みたいで
そこだけがダメだったように思います。

なお、この作品も、キャラクターが地味なデザインのモノが多く
少し損をしていますね。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (212) 『黒子のバスケ <第1〜3期>/2015年4月再放送開始/2015年8月14日視聴終了/6クール全75話』

帝光中学校バスケットボール部。

部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校。

その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、
無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時にいた世代は、
「キセキの世代」と呼ばれている。

が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。

誰も知らない、試合記録も無い、
にもかかわらず、天才5人が一目置いていた選手がもう1人、
「幻の6人目」がいた。

※Wikipediaより引用

2015年4月から1期から通して月曜から木曜まで1週間に4話放送し、それが約5ヶ月ほど続き
全ての視聴を終えました。

1期は面白かったですが、2期の終盤から面白くなくなりました。

1期は、こういうプレーはあり得ると思えたんですが、
2期の最後の方から週刊少年ジャンプお得意の超人プレーの連発で、気持ちが冷めてしまった。

3期に至っては、「こんなプレーするヤツは絶対におらんなー」という事で、とりあえず惰性で視聴してました。

試合の結末には納得してますが、黒子が最後に関わって勝つのは鉄則です。

それでも、それでも、放送開始の頃のコンセプトと明らかに違ってしまって残念でした。

高校生で、こんなプレーするのは10年に1人くらいのレベルに留めて欲しかった。

最後はあり得ない完全な漫画でしかないようなプレーで白けてしまいました。

もっとも、75話で40冊ほどのコミックスの内容を消化するのは、
高速なのか、こんなモンなのか、遅いのか、どうなんだろう。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (213) 『戦姫絶唱シンフォギア <第1期>/2012年1月放送開始/2015年8月18日視聴終了/1クール全13話』

正直面白くなかった。

話の構成がグチャグチャしすぎていた。

誰を中心として観ていけば良いのか、サッパリ分からなかった。

いわゆる異業種組の人が中心人物になった場合、このような作品が多いように思います。

話の構成やキャラクター描写が、特に分かりづらい。

もちろん、色んな主義主張や立場のキャラクターがいるワケで、
単純にくくれないのは分かりますが、それにしても話が分かりづらかった。

中心に添えるキャラクターをヒロインの響1人に絞った方がヨカッタと思う。

  <評価/★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (214) 『ガンスリンガー ストラトス/2015年4月放送開始/2015年8月26日視聴終了/1クール全12話+特別編1話』

楽しめた事は楽しめましたが、
僕の中では、面白さが話数を経るごとに下がっていきました。

僕自身あまり前情報を入れずに視聴を開始しますが、テレビ放送版とネット放送版があった事を
キチンと知っておかなかった事も、面白さが減る事にそれに加わったと思います。

後にしてみれば、その時に取った行動が、少し違う事によって結末が大きく変わる、という試みが面白いです。

とは言っても、作画だけでも単純に作業量が倍ですから、放送スケジュールから考えて
ラストに近づくにしたがって、話の内容が薄くなるのはやむを得なかったかも知れません。

その意味で、最後の特別編を一番最初に放送して欲しかったのが、僕の本心です。

あと、この世界の主人公たちと、異世界の主人公たちを完全に悪者にしたくなかったようで、
ホントの悪役が出てくるのですが、それが退場する事によって、残ったのは単純なバトルだけになってしまい、
そこも、面白さが減ってしまいました。

まあ、十代の子どもたちが、そこまで深く物事を考えて行動するワケないので、自然な展開と言えば、そうですね。

最後に、ネット放送版の結末の方が、虚淵さんらしいし、
虚淵節を炸裂させるのなら、やはり、テレビ放送では難しいかなと思います。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (215) 『ベイビーステップ2(2期)/2015年4月放送開始/2015年9月24日視聴終了/2クール全25話』

ハッキリ言うと、1期ほど面白くありませんでした。

最大の要因は、エーちゃん自身の技術と、対戦選手や舞台のレベルが上がった事で、
試合描写が、あまりに現実からかけ離れた感じが強かったからです。

あと、恋愛要素も入ってきて、テニス以外の横道にそれたりして、そこも僕的に楽しめなくなった要因でした。

原作自体は、現在も続いていて、おそらくアニメで放送した後の部分で
っと大きな試練や苦しみがあるのでしょうが、アニメでは、全てが上手く行き過ぎな場面で終わってしまいました。。

もちろん、アニメの時点でも、まだ、プロになってないし、なれるかどうか、という時点でしたが。

また、続きをやって欲しいです。

個人的に望む展開として、テニスは性別によってトーナメントが違うからムリですが、
主人公・エーちゃんとヒロインで勝負を繰り返す展開とかだったら、燃えると思うんですが。。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (216) 『アルスラーン戦記(1期)/2015年4月放送開始/2015年10月1日視聴終了/2クール全25話』

地味な作品でした。

ピンチになったのは、最初だけで、後は淡々とメンバー個々が、圧倒的な戦力で勝ち進んでいきました。

キャラクターデザインがハガレンの荒川弘先生で様々な意見がありましたが、
僕はそれほど悪く感じていませんでした。

問題は、コミックスの方がさほど進んでいないみたいで、
そのためか、アニメもあまり進まない状況で最終回を迎えたことでした。

1年くらいかけてジックリ放送して欲しかったところです。

最終回近くでエトワールが女子だと分かる部分は、アニメの絵として描く良さが出ていたと思います。

元々が、ノベル作品で、アニメで動くからこその良さと、逆に心情描写を細かく描く原作小説としての良さの両方を感じました。

僕自身は、漫画版は追いかけようと思いますが、小説版は追いかけないと思っています。

続刊が出なさすぎです。

時々、思い出したように出るケド、すぐ息切れして、また期間が開くという繰り返しに、さすがに愛想が尽きました。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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