アニメ感想記

2015年度 Vol.(3)

No.(191)〜(200)


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   (191) 『冴えない彼女の育てかた/2014年1月放送開始/2015年4月6日視聴終了/1クール全12話』

春休み、アニメのBD購入費用を得るためにアルバイト中の高校生・安芸倫也は、
桜の舞う坂道で出会った少女に興味を抱き、
彼女をメインヒロインのモデルにした同人ゲームの作成を思いつく。

1か月後、倫也はその少女が名前すら知らないクラスメイト・加藤恵であることを知った。

それほどまでに印象が薄い恵をメインヒロインにしたゲームは成立するのか。

筋金入りのオタクだがイラストもシナリオも書けない倫也は、
同学年の美術部エースで隠れオタクの新進同人イラストレーター・澤村・スペンサー・英梨々と
学年1位の優等生の先輩で人知れず新進ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、
恵の協力でなんとか同意を取りつけ、
コミケ参加を念頭にサークルとしてゲーム作りを始める。

※Wikipediaより引用

この作品を視聴していて題名の『冴えない彼女』で浮かんだのは、加藤恵でした。

ただ、それは主人公・倫也が作ろうとしているゲームのヒロインとしてであって、
ラブコメ作品としてのヒロインは、詩羽であり、英梨々なんですよね。

最後から2話前から、美智留なんて遅咲きのヒロインも加わってきてましたw。

こうも極端で能力のあるオタクが揃うのかというご都合主義もありますが、
まあ、現実感を持ったキャラクターとして作り込まれていました。

最後は、倫也にデレデレですが、他のみんなが割と本心からゲーム作りを嫌がってましたから。

アニメとしてもキレイに終わったので、評価は高めに付けました。

現時点(2015年4月現在)で原作は続いているみたいで、
原作としての最後はゲーム完成でコミケイベント打ち上げ後にドタバタって感じだと思いますが、どうなんだろう?

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (192) 『まじっく快斗1412/2014年10月放送開始/2015年4月6日視聴終了/2クール全24話』

マジック好きの高校生・黒羽快斗はある日、自室に隠し扉があることを発見する。

それは、8年前にマジックの最中に事故死した世界的マジシャンの父・黒羽盗一が仕掛けた最後のマジックだった。

そこにあったのは世界的な大泥棒・怪盗キッドの衣装。

キッドは8年前から姿を消していたが、最近になって復活していた。

快斗は衣装を纏い、キッドに会いに行った。

そこで出会ったのはかつて父の付き人をしていた、寺井黄之助だった。

快斗は父が怪盗キッドであり、事故死ではなく殺されたのだと知らされる。

快斗は父を殺した人物を探すべく、自ら怪盗キッドとなる。

※Wikipediaより引用

まずは終わった事を評価すべき作品だと思います。

世界観やキャラクターを共有する同原作者の『名探偵コナン』は終わるどころか
いつまでも続く気配ですから。

やろうと思ったら出来ると思います。

盗むべきアイテムをもっと出して、敵対する新キャラや新勢力を出し続ければ、
いつまででも続けられます。

もっとも、原作者の労力が2倍になるので、たまったモノではないし、
話作りを別の人に担当させても、ネタが続くかどうかもあるし、話のクオリティを維持できるかの問題もある。

だからこそ、放送話数を区切ってまともなウチに終了したのは評価できます。

この日常は続く形で終わっていますから、またいつか続編的な話を
『ルパン三世』みたいなテレビスペシャルで視聴するのもいいかもしれないですね。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (193) 『神様はじめました◎ <第2期>/2015年1月放送開始/2015年4月6日視聴終了/1クール全12話』

面白さとしては今ひとつだったように思います。

原作でも盛り上がりがもう1つな部分の話だと思いましたが、
省略できる話でもないので、とりあえず1クール使って放送した印象を受けます。

個人的に、この作品のテーマは、過去の巴衛の言動に対してどう決着を付けるかなんですよね。

奈々生のご先祖様との関わりであったり、悪羅王との決着であったり。

そこがあまり絡んでこなかったので、僕の評価は少し低めにしています。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (194) 『純潔のマリア/2015年1月放送開始/2015年4月6日視聴終了/1クール全12話』

戦争絶えぬ中世・百年戦争中のフランス。

戦を嫌う処女で聖母の名をもつ魔女・マリアが夜な夜な戦場にサキュバスを遣わし、戦争をかき乱す。

しかし、その天界の方針に沿わない行動のため、マリアは大天使ミカエルに目をつけられ、
制裁として純潔(処女)を失ったとき魔女としての力も失うようにされてしまう。

それでもマリアは自分の理想のため、魔力を使って戦争に介入し続けるが、
ついにミカエルの制裁の槍を受け、瀕死の重傷を負ってしまう。

※Wikipediaより引用

原作を途中まで読んでいたので、とりあえず録画しました。

ある程度、録画が溜まってから、一気に視聴したらハマってしまいました。

主人公の魔女・マリアの言動は相当にキレイ事なのですが、かといって、神の言動も相当に冷たい。

教会も神の名の下におかしな行動をしているし、現地を収める支配層はもっと単純におかしい。

常識と偏見との区別は何かのせめぎ合いを観ているウチに、面白くなってきた。

最終回まで視聴してスゴクキレイにまとまって終わっていて、余計に好感が持てました。

コレは、途中までだったコミックスを最終巻まで買いそろえて読むしかないです(苦笑)。

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (195) 『ラブライブ! <第1期>/2013年1月放送開始(2015年1月再放送)/2015年4月6日視聴終了/1クール全13話』

国立音ノ木坂学院の廃校計画が、理事長によって発表された。

2年生の高坂穂乃果は親友の南ことりや園田海未と考えを巡らせるが、
名案は浮かばず、妹の雪穂の反応も冷たい。

そんな折、穂乃果は学校が擁するアイドル「スクールアイドル」が
全国的に流行していることを知り、それを自分達で行なおうと決める。

※Wikipediaより引用

キャラ人気先行で創っている作品だと思っています。

いわゆる昨今のアイドル事情を萌えアニメの深夜放送として落とし込んだ作品になります。

アチコチで、フィクションであるアニメ作品ならではの流れていく展開もありますが、
普段知る事のできないアイドルの日常を描く意味では大成功だと思います。

ただし、僕自身は、少し納得行かない部分があります。

それはスクールアイドル活動に冷淡なほど拒否反応を示していた生徒会長が、
次の回では、仲間としてμ’sに入っていた事なんですよね。

フツー、あそこまで対立した人間を自分達の集団に受け入れられないと思うンです。

もちろんドロドロした人間感情を描いても全然面白くないですが、
僕的には、ライバルユニットを立ち上げて対決を挑んでくるといった展開も面白かったと思います。

そう、この作品に欠けているのは、お互い切磋琢磨して高め合うライバルの存在がない事です!

うーん、どうなんだろう。

こういった思考は、少年誌を読んできた事が長い僕が男子だから思うのか。

続けて2期が再放送されるので、それも観て行こうと思います。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (196) 『ヨルムンガンド/2012年10月放送開始/2015年4月13日視聴終了/変則2クール全24話』

―――僕は、武器商人と旅をした。

両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、
神の悪戯か、若き武器商人の女性ココ・ヘクマティアルと、
その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。

武器商人としてのビジネスと、そこに群がる敵の排除を重ねていくヨナ達だったが、
その裏でココのある「計画」が浮かびあがってくる。

※Wikipediaより引用

不思議な作品でした。

話はメチャクチャだし、
設定や力を入れてデザインされたであろう重要なキャラクターが一瞬で死んで退場になったりするし(苦笑)。

話の先が全く読めない面白さがありました。

基本的な思考はイカレてましたが、時折、正常な言動をする女武器商人のココが良い味出してました。

どう見ても敵同士でも、利害や目的が一致したら仲良く会話しながら作戦を遂行するなど
大人な世界も上手く描けていたと思います。

何より原作を実に丁寧に描きつつ消化している部分は評価できるのではないでしょうか?

フツー、原作をアニメ化した作品は、どこか原作に劣っていたりしますが、
本作はそう感じる要素が全くありませんでした。

正確に丁寧に原作に動きのある絵と、臨場感あふれる音声を加えたという感じがしました。

しかし、ラスト3話ほどから、主人公ヨナくんが迷走します。

特に最終回では、どう結末づけるのかを気にしつつの視聴になりました。

テーマが壮大だけど、30分で語るには絶対に時間が足りなかったのですが、
最終的にはあるべき所に収まる形で結末づけています。

ココの考えたヨルムンガンドを使った新世界が発動する部分で終了しますが、
そこから先は描かずに視聴者・読者の想像にゆだねるラストは、良い形で終わっていました。

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (197) 『ハイスクールD×D <第1期>/2012年1月放送開始/2015年4月16日視聴終了/1クール全12話』

悪魔・堕天使・天使など、神話を題材とした「学園ラブコメバトルファンタジー作品」。

基本的に現代の日本を舞台とし、様々な異世界が存在する。

ドスケベで情に厚い主人公の高校生の少年が、
堕天使に殺害されたのをきっかけに普通の人間から悪魔に転生し、
主人公を転生したヒロインの悪魔と、
その仲間たちで悪魔に委託される仕事をこなしたり、悪魔に襲来する敵と戦い、
また、主人公による影響で恋愛も展開されていく場面を織り交ぜた物語の構成が特徴。

物語のコンセプトは「夢も恋も戦いも青春だ!」。

※Wikipediaより引用

主人公のキャラクターに統一感がないと強く感じました。

人としてチョットどうよという性格、言動のキャラクターが、
やたらと美人の悪魔の皆さんに可愛がられるという状況が、納得できませんでした。

人間的に褒める部分がないから当然ですが、能力があるから厚遇されるって描写がダメでした。

最後の佳境で、人として素晴らしい対応をするのですが、
人間ってこんなに簡単に変われるモノなのかと、逆に疑問に感じながら視聴もしました。

原作ラノベの冊数もかなりあるみたいですし、
アニメも2期、3期って続いていますから、人気もそれなりにある作品なのでしょうが、
だからこそ、出だしの主人公のクズ振りが残念すぎました。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (198) 『新テニスの王子様/2012年1月放送開始/2015年4月16日視聴終了/1クール全13話』

ゴールデンタイムで放映していたモノを、キチンと視聴していたので、
懐かしい気持ちを持って視聴しました。

ただ、話数が1クールしかなかったため、
かなり説明不足の状態でとりあえずバトルに突入させて優劣を決めるという強引な流ればかりで、
楽しめた部分は、少なかった、小さかったと思います。

あと、とにかく登場キャラクターの数が多く、誰が誰かと感じたり、
さらに、画面内にとにかく人が多すぎる絵面が多くて、気持ちが白けたりもしましたね。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (199) 『蒼穹のファフナー EXODUS/2015年1月放送開始/2015年4月27日視聴終了/1クール全13話』

元々がそういう作品だからですが、とにかく陰鬱で救いのない話が展開されていました。

本質が『進撃の巨人』と絡みますが、フェストゥムがどこから来て何をしようとしているかが
サッパリ分からないので、気持ちがスッキリしません。

この作品は分割2クールらしいですが、おそらく最後まで明らかにはならないでしょうね。

異性の生物(?)とのコミュニケーションが、テーマとしてあると思いますが、
コイツらとは最後まで分かり合える事はないだろうなと、最初の1期を見た時から考えています。

最近のラノベ原作の挿絵でも多いんですが、描き分けがヘタクソだと感じます。

目とか、基本的なパーツは一緒で、髪型と髪の色が違うだけっていう(苦笑)。

  <評価/★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (200) 『境界線上のホライゾン/2011年10月放送開始/2015年5月5日視聴終了/1クール全13話』

人類が天上から戻った時代。

人々は唯一人類が地球上で生活可能な土地、「神州」で
改めて人類が天上へ戻ることを目的として、
「聖譜」に従って過去の歴史を再現していた。

しかし100年ごとに更新されるはずの聖譜記述がなぜか更新されず、
世界は終焉へと向かっていた。

そのなか、極東に唯一認められたと独立領土、
巨大航空都市艦「武蔵」で主人公・トーリは昔死んだはずの少女、ホライゾンに告白すると宣言。

それは武蔵の独立戦争への始まりであった……

※Wikipediaより引用

日本の戦国時代の武将を知っていたら楽しめます。

しかし、オリジナルのSF要素も入っていて、全体的に分かりづらいです。

読んでないですが、原作ラノベも小さな辞書かというくらい厚い本ですし、
相当な情報量でしょう。

もちろん、動きのあるアニメ作品では、全部を説明しきれるハズもないですが、
アニメで情報が極端に入っていない事が悪い方にいっています。

文字情報の本と、絵の動きと声のアニメ作品の相性の悪さが
モロに出てしまったように思います。

公式サイトやwikiでもう少し勉強してから、録画してある2期を視聴しようと思います。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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