ビート資料館

帯広の南東側の町中、帯広駅から南に3kmの場所にビート資料館がある。ビートとはテンサイで砂糖大根とも呼ばれるグラニュー糖の原料だ。寒さに強い事から北海道でも広く栽培されており、1919年にこの地に日本甜菜製糖の帯広製糖所が建設された。製糖所は1977年に廃所になるが、その跡地に1989年に作られたのがビート資料館だ。西洋風の建物の正面入り口から入ると1階にはタンク施設やボイラー施設など、帯広製糖所創業当時の様子が精密な模型で再現されている。そして映像室では砂糖ができるまでの工程をビデオでわかりやすく上映している。2階には製糖工程の仕組みや農機具、ビート栽培や糖業に関する資料を展示している。さらにビート運搬の専用線として敷設された十勝鉄道の模型や切符なども展示されている。屋外の庭にはコーリス式蒸気機関や発電機なども展示されている。展示物の量はそれほど多くないが展示はしっかりしており、かつ係員が砂糖のできるまでをつきっきりで説明してくれる。企業の宣伝を兼ねた資料館は一般的には無料な事が多いが、ここは有料だがその分対応はよい。また土産として自社製の砂糖をもらえる。

ビート資料館データ
展望 :★☆☆☆☆
資料性:★★★☆☆
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
休日:木曜日、祝日 年末年始
時間:9:30~16:30
費用:300円
施設:資料館
電話:0155-48-8812
郵便:080-0831
住所:帯広市稲田町南8線西14
北緯:42.8903
____:42°53'25"09
東経:143.1926
____:143°11'33"37
マップコード:124503497*65
MGコード:100-1341
マップル地図:20F-1
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