ペリー来航記念碑

函館の町の南側、函館山の麓に広がるベイエリア地区にある旧イギリス領事館(開港記念館)の向かいの函館市立病院跡地の広場にある銅像がペリー来航記念碑だ。1853年に浦賀に黒船で来港し日本を驚かせたアメリカ海軍提督マシュー・カルブレース・ペリーは、翌年2月13日に再び浦賀に来港して開国を迫った。幕府は1ヶ月に渡る協議の末、3月31日に日米和親条約が締結されると条約によって下田と箱館が開港された。ペリーは開港される箱館港を下検分するため、1854年5月17日に5隻の艦船を率いて来航した。箱館に滞在した2週間で彼は箱館湾の海図を作成したほか、銀板写真術(ダゲレオタイプ)の初公開、気象観測、西洋料理の披露、西洋音楽の吹奏などを行い、多くの文化を伝えた。このペリー来航が契機となり、蝦夷地を統治する箱館奉行所の移転先として五稜郭が築造されることになった。ペリー来航を機に箱館が日本でも数少ない国際都市として発展し、異国文化の溢れる町となった。そのペリー来航150周年を記念して2002年に函館市立病院跡地の広場に函館港を見下ろすようにペリーの銅像が設置された。元町公園のすぐ下の観光街の中心地にあるので訪れやすく、周囲には旧函館区公会堂や旧イギリス領事館、北方民俗資料館など観光地が多数ある。

ペリー来航記念碑データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:★☆☆☆☆
観光客:★★★☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間~夜間
費用:無料
施設:ペリーの銅像
電話:-
郵便:040-0056
住所:函館市弥生町2
北緯:41.7662
____:41°45'58"17
東経:140.7098
____:140°42'35"40
マップコード:86040558*32
MGコード:101-2845
マップル地図:3G-4
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