日本最古のコンクリート電柱

函館駅から南西に1.3kmほど、二十間坂を下った先にあるルネッサンス末広というマンションの前の道路の歩道にあるのが日本最古のコンクリート電柱だ。1923年に旧北海道拓殖銀行函館支店が鉄筋コンクリートで新築された際に、その建物との釣り合いがとれるように北海道拓殖銀行が資金を提供し函館水電会社、現北海道電力の技師・葛西民也氏が建てたものである。当時の函館では大火が頻発しており、その対策として当時の主流であった木造円柱型ではなくコンクリート製の電柱を立てたとされる。このコンクリート電柱は現在見かける円柱ではなく長さ10m、底辺が47cm四方、上辺が20cm四方の細長い四角錐の形をしている。これは完成した電柱を持ってきたのではなく、現場で型にコンクリートを流して作ったためである。かつては旧北海道拓殖銀行函館支店の建物を挟むようにもう1本コンクリート製の電柱があり2本合わせて夫婦電柱と呼ばれていた。しかし1971年に周辺道路の工事に伴って片方の電柱が撤去されてしまった。1996年にかつての夫婦電柱を復活させるべく同様のコンクリート製電柱を設置し現在は2本のコンクリート電柱がある。もちろん日本最古のコンクリート電柱は1本だけで古い方には案内板があるのですぐにわかるだろう。

日本最古のコンクリート電柱データ
展望 :-
資料性:★★☆☆☆
観光客:★★★☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間
費用:無料
施設:-
電話:-
郵便:040-0053
住所:函館市末広町15-1
北緯:41.7650
____:41°45'54"15
東経:140.7165
____:140°42'59"42
マップコード:86041432*32
MGコード:-
マップル地図:3G-4
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