北海道坂本龍馬記念館

函館の町の南側のベイエリア地区、函館市電、十字街駅の目の前にあるのが北海道坂本龍馬記念館だ。ここは近代日本の礎を築き、北海道開拓を目指した坂本龍馬の生き方や精神、そして坂本龍馬が生きた幕末・維新の時代背景、さらに坂本龍馬の意志を継いで北海道に渡った子孫の人々の調査・研究を展示した記念館だ。土佐郷士に生まれ、脱藩した後は志士として活動し、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中(後の海援隊)を結成した坂本龍馬は薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力するなど倒幕および明治維新に影響を与えた。坂本龍馬にとって蝦夷地は彼の理想と情熱を託す新天地だった。そこで1864年に浪士を集めて蝦夷地移住計画を立てたが池田屋事件のため計画は中止。その後何度も北海道へ渡る計画は立てたものの舟が沈没するなどのトラブルが相次ぎ、1867年に暗殺され北海道に移住する夢は断たれ、一度も訪れることができないまま33歳という若さで生涯を閉じた。その坂本龍馬の意志を引き継いだ子孫達が北海道の各地に移住した。その坂本龍馬を記念してこの北海道の地に記念館が2009年に建てられた。内部には記念撮影用貸衣装や坂本龍馬に関するグッズの販売、そして展示ルームには坂本龍馬の生涯と彼が活躍した幕末に関する展示や等身大肖像写真や刀、湯呑茶碗など龍馬ゆかりの品々、そして龍馬が目指した北海道開拓に貢献した人々や函館に渡った龍馬の後継者の史料のほか北海道に根を下ろした坂本家ご子孫の足跡などが展示されている。説明はすべてパネル展示となっており、映像での説明等はない。パネル展示も彼の暗殺について一言も触れられていないのは不思議なところだ。なお館内はすべて写真撮影禁止となっている。この記念館の道を挟んだ向かいには「蝦夷地の坂本龍馬像」もある。

北海道坂本龍馬記念館データ
展望 :-
資料性:★★★☆☆
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
休日:年中無休
時間:8:00~18:00
費用:300円
施設:資料館
電話:0138-24-1115
郵便:040-0053
住所:函館市末広町8-6
北緯:41.7638
____:41°45'49"82
東経:140.7187
____:140°43'07"14
マップコード:86041320*83
MGコード:101-5441
マップル地図:3G-4
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