浮見堂公園

洞爺湖の北西岸には曙公園や中央公園など多くの公園が並んでいる。そのうちの1つが浮見堂公園だ。ここはとうや湖ぐるっと彫刻公園の1つとして金属製の巨大な彫刻「輪舞」や石のアーチ状の彫刻「夢洞爺」など3基の彫刻がある。そしてこの公園の最大の特徴は洞爺湖に張り出した岬の先に浮見堂がある事だ。この浮見堂は1910年代のはじめ北国行脚の旅の僧が聖徳太子像を背にして洞爺村を訪れ、市街の松橋亭にしばらく逗留したのち旅僧曰く「この太子像を大切に祀れば産業は栄え豊かな村になるであろう」と言い残し太子像を託して村を去った。その後松橋家は転出し、太子像は法昭寺に祀られていたが、住民の発願によって1937年に二重塔「浮見堂」を建立し安置され毎年7月下旬、聖徳太子祭が催されている。その浮見堂は2003年に落雷の直撃を受け、太子像もろとも焼失してしまった。太子像が住民の身代わりになられたとされ、住民有志が立ち上がり浮見堂再建期成会を設立。村内外の多くの方々の協賛により2004年太子像と浮見堂が復元再建された。この公園は洞爺湖湖岸にあるだけに眺めがよく、洞爺湖温泉街の対岸にあるだけに洞爺湖越しに有珠山や昭和新山も見え、その美しさから洞爺湖八景にも選ばれている。またこの公園は桜の名所としても知られており、5月になるとエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、サトザクラ、チシマザクラ、シダレザクラなど多種多様な桜が咲く。

浮見堂公園データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:-
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間
費用:無料
施設:彫刻あり
電話:-
郵便:049-5802
住所:虻田郡洞爺湖町洞爺町
北緯:42.6387
____:42°38'19"34
東経:140.8266
____:140°49'35"88
マップコード:321789319*88
MGコード:-
マップル地図:16I-5
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