旧室蘭駅舎

JR室蘭駅から北西に600mほどの町中にある洋風建築の建物が旧室蘭駅舎だ。ここは1912年に建造され、北海道の駅舎の中では最古の木造建築物である。木造2階建、寄せ棟造り煙突付、軒下の持ち送り、屋根上のドーマー窓、方杖をもったアーケードの軒支柱をもった洋風建築で1999年には国の登録有形文化財に登録されている。室蘭の鉄道の歴史は古く、夕張地方で産出される石炭を良港である室蘭に運ぶため1892年には岩見沢-室蘭間が開通した。これは日本で初めて新橋-横浜間に鉄道が開通してから20年後のことである。当時の室蘭駅は現在の輪西駅にあったが、1897年に現在の室蘭駅の近くに移転した。さらに1912年には現在の室蘭駅から北西に600mほどの場所に移動。この時に建てられた三代目駅舎が旧室蘭駅舎だ。この駅舎は1912年から85年間使われたが、1997年に二代目の室蘭駅駅舎のあった場所に再び移動することになり、それまでの駅舎は室蘭市に譲渡され観光案内所や展示スペース、休憩所として一般市民に開放された多目的ホールとなった。またこの旧室蘭駅舎の南側には旧室蘭駅舎公園がある。この旧室蘭駅舎は日没から24時までライトアップされており夜空に洋風建築が浮かび上がる姿は美しく見える。またこの旧室蘭駅舎の前には崖があり旧室蘭駅舎を上から見下ろすこともできる。

旧室蘭駅舎データ
展望 :-
資料性:★★☆☆☆
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
休日:無休
時間:4月~10月 8:00~19:00
____:11月~3月 8:00~17:00
費用:300円
施設:博物館
電話:-
郵便:051-0022
住所:室蘭市海岸町1丁目5-1
北緯:42.3221
____:42°19'19"68
東経:140.9701
____:140°58'12"47
マップコード:159251325*37
MGコード:-
マップル地図:9A-6
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