ふぉれすと鉱山

登別の町中から道道327号線を北西に9kmほど走った先にふぉれすと鉱山がある。ここは幌別鉱山として1906年から採掘を始め、金・銀・銅・硫黄などを産出していた。戦後硫黄の需要が増大して幌別鉱山は拡大を続けて人口は2500人に達し、診療所・共同浴場・娯楽場・グランド、小中学校などができた。しかし硫黄が石油から容易に精製されるようになると、次第に生産量は減少し1973年には閉山。それまで旧幌別村に住んでいた人達も次々と去って集落は無人となってしまった。そんな集落にあった学校跡地を利用して2002年にオープンしたのが登別市ネイチャーセンター「ふぉれすと鉱山」だ。ここは人と自然のふれあいを通じて市民の自然に対する意識の高揚を図るとともに自然環境学習や野外体験学習等を推進し子どもたちの豊かな心や生きる力を育む事を目的に作られた。硫黄や金、銀、銅の採掘や精錬などに伴う森林の伐採などの影響で、鉱山地区の自然環境は大きなダメージを受けたが、時間の経過と共に森林は回復しつつある。そんな鉱山地区の適切な森林の整備・保全を図り、森の中のトレッキングや散策など自然体験ができるようにと登別市から依頼されたNPO団体によりふぉれすと鉱山は運営されている。ふぉれすと鉱山にはかつてここが幌別鉱山だった頃の歴史や写真、資料、道具類を展示するコーナーがあるが、廊下の片隅のわずかなスペースに展示しているだけなので、これを目当てに訪れるとガッカリするかもしれない。ふぉれすと鉱山はビジターセンターとしての役割だけでなく、宿泊施設や図書館、研修会場などを備えており、青少年の団体客だけでなく親子連れでも楽しめるようになっている。

ふぉれすと鉱山データ
展望 :-
資料性:★☆☆☆☆
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★☆☆☆☆
期間:通年
休日:月曜日(祝日の場合 その翌日)年末年始
時間:9:00~17:30
費用:無料
施設:展示施設
電話:0143-85-2569
郵便:059-0021
住所:登別市鉱山町8-3
北緯:42.4685
____:42°28'06"54
東経:141.0372
____:141°02'13"95
マップコード:159769837*83
MGコード:-
マップル地図:9B-3
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