赤心社記念館

浦河の町から国道235号線を西北西に9kmほど走った所の道道384号線との交差点近くにある赤い屋根の洒落た洋風建築の建物が赤心社記念館だ。赤心社とは北海道開拓を目的に鈴木清により1880年に神戸で組織された開拓団である。赤心とは「偽りのない心・真心」を意味し、メンバーにはクリスチャンが多かったことからピューリタン開拓とも呼ばれる。1881年に浦河町西舎に入植したが浦河川が氾濫して開墾した土地も流されてしまい、1882年には荻伏の今の場所に移って計130名ほどの信者がこの地に入植したとされる。この建物は1888年に農耕・牧畜・樹芸・養蚕・商業など諸事業を行うため現荻伏駅前に旧赤心社荻伏出張所事務所として建設された。1918年には荻伏村に寄付され公会堂として使われ、1925年からは荻伏村役場庁舎、さらに1954年には現在の場所に移築され浦河町郷土館として再利用された。しかし1975年の浦河東小学校の廃校に伴い浦河町郷土館は浦河東小学校の校舎に移転し、この建物は赤心社記念館と改称して現在に至っている。内部は赤心社に関する資料が展示されているが、普段は閉鎖されているため見学する場合は隣接する浦河町役場荻伏支所に連絡して鍵を開けてもらう必要がある。

赤心社記念館データ
展望 :-
資料性:★★☆☆☆
観光客:★☆☆☆☆
お勧め:★☆☆☆☆
期間:通年
休日:月曜日、祝日
時間:9:00~16:00
費用:無料
施設:展示施設
電話:-
郵便:059-3451
住所:浦河郡浦河町荻伏町15
北緯:42.1969
____:42°11'48"73
東経:142.6796
____:142°40'46"07
マップコード:564396299*10
MGコード:-
マップル地図:13H-3
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