悲恋沼
襟裳岬の北東側に広がる百人浜にある周囲400m程度の沼が悲恋沼だ。道道34号線沿いに大きな駐車場があり、ここから悲恋沼にかけてえりもﾌｯﾄﾊﾟｽの百人浜ｺｰｽが続いている。駐車場から木道を100mほど歩いた先に悲恋沼を見渡す展望場所があり、悲恋沼を一番美しく見ることができると言うのぞき窓が用意されている。悲恋沼には悲しい物語がある。1660年頃のこと、請負人の息子、浜野久作と日高ｱｲﾇ一族の娘ﾏｴﾗはふとしたことから恋仲になり、毎夜のように落ち合うようになった。しかしそれも長くは続かなかった。久作は蝦夷地を離れて内地に帰ることになったのだ。この世では結ばれない運命と知った二人はあの世での再会を誓い、久作を乗せた舟は波間に消えていった。ﾏｴﾗは幾日も浜辺で久作を思い涙していたが、いつの間にかﾏｴﾗの姿は無くなり、その後ぽっかりと沼が生まれた。この沼はいつしか悲しい恋の涙で出来た沼として言い伝えられ、悲恋沼と呼ばれるようになった。こうした悲しい伝説のある悲恋沼をﾛﾏﾝﾁｯｸに眺めるのはいかがだろうか。
悲恋沼ﾃﾞｰﾀ
展望 :★★★☆☆
資料性:-
観光客:★☆☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間
費用:無料
施設:木道あり
電話:-
郵便:058-0421
住所:幌泉郡えりも町庶野
北緯:41.9926
____:41°59'33"28
東経:143.2466
____:143°14'47"93
ﾏｯﾌﾟｺｰﾄﾞ:765255691*40
MGｺｰﾄﾞ:-
ﾏｯﾌﾟﾙ地図:14I-4
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