太田屯田開拓記念館
厚岸の町から道道14号線を北西に7km程走った太田の集落の中心にあるのが太田屯田開拓記念館だ。この太田屯田開拓記念館は屯田及び開拓の歴史に関する資料を収集、保管及び展示し学術及び文化の発展に寄与するため太田屯田兵の入植100年を記念して1991年に開館した。北海道の警備と開拓の為、また明治維新によって大量に職を失った士族のために1874年に屯田兵制度ができた。ここ厚岸にも北太平洋の警備と開拓を行うため1890年に第四大隊第三・第四中隊として計440戸が東北から入植した。村の名前は開拓に尽力し兵村設置にも協力したｱｲﾇ人の太田紋助から太田村と名付けられた。しかしこの北太平洋地域は夏になると濃霧がひどくて農耕には適さず、開拓をしても農作物の収穫は伸びなかった。生活苦から離村する人が相次いだが、大正に入り日本軍による大陸進出が進むと軍馬の需要が高まり、太田は畑作から馬産への転換し産業としての地位を確立していった。そんな太田村に移住した屯田兵の生活や屯田兵制度の移り変わり、太田地区の歩み、酪農郷太田などをﾃｰﾏに豊富な資料が収蔵展示されている。この太田屯田開拓記念館の南1.5kmの場所には太田屯田兵屋がある。この太田屯田兵屋は当時の屯田兵が暮らすための住宅として標茶集治監の囚人達によって1889年から建てられた。6畳と4畳半の二部屋と土間からなり屯田兵廃止後も住宅として使用され続けたが、1971年に解体復元され1974年には北海道有形文化財に指定された。こちらは無料で内部が公開されている。
太田屯田開拓記念館ﾃﾞｰﾀ
展望 :-
資料性:★★★☆☆
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:4月16日~11月15日
休日:月曜日、祝日の翌日
時間:9:00~16:00
費用:100円
施設:資料館
電話:0153-52-3599
郵便:088-1145
住所:厚岸郡厚岸町太田5の通り23-1
北緯:43.0935
____:43°05'35"54
東経:144.7881
____:144°47'17"45
ﾏｯﾌﾟｺｰﾄﾞ:637305782*85
MGｺｰﾄﾞ:100-1057
ﾏｯﾌﾟﾙ地図:28I-3
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