久種湖

礼文島の北の端にある、礼文島唯一かつ日本最北の湖が久種湖だ。久種湖は面積0.5平方km、周囲4kmの湖で、アイヌ語の「山越えする沼」からその名が付いた。湖の北側には船泊の町とキャンプ場がある。このキャンプ場から放牧地にかけての久種湖の南西側には全長1.6kmの久種湖遊歩道があり、自然も多いことから野鳥も多く野鳥観察台からバードウォッチングを楽しむ事ができる。また久種湖遊歩道を歩いた先には水芭蕉群生地もあり4月下旬から5月にかけては水芭蕉を見ることができる。久種湖には悲しい伝説があり、この近辺に仲のよい2人の若者漁師イコツボとヌプリが住んでいた。しかし2人とも酋長の娘であるエリアに恋をし漁場争いもあって2人は争うようになり、エリアも勝った方にすべてを許すと約束したため、エリアを巡って2人の仲の良かった漁師が武器を持って争うことになる。勝負はヌプリが勝ちイコツボは亡くなってしまうが、その時暴風が起こって漁場が砂で埋もれてしまう。大切な友と漁場をなくしたことに気付いたイコツボもその場で自害し、悲しみのあまりエリアも喉を突いて自害。その三人が折り重なって死んだ場所に、やがて久種湖ができたと言われる。そんな悲しい伝説のある久種湖で自然散策をするのもいいだろう。

久種湖データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:-
観光客:★☆☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間
費用:無料
施設:自然探勝路
電話:0163-87-3110
郵便:097-1111
住所:礼文郡礼文町船泊村大備
北緯:45.4338
____:45°26'01"73
東経:141.0295
____:141°01'46"18
マップコード:854649720*55
MGコード:101-1337
マップル地図:59B-2
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