札幌市時計台

札幌駅の南700mほどのところに旧札幌農学校演武場、通称「札幌市時計台」がある。札幌市時計台は旧札幌農学校(現北海道大学)の生徒の兵式訓練や心身を鍛える体育の授業に使う目的で1878年に建築された。建築当時は鐘楼があるだけで時計はなかったが、ハワード時計会社の時計を3年後に取り付けることになる。以後時計台は札幌を象徴する建物となり、今日では札幌を代表する観光地となっている。時計台の内部は公開されており、1階は農学校や演武場の歴史とクラーク博士の紹介、時計台の記録や修理の様子などをパネルで紹介した展示室がある。2階は演武場の巨大なホールとなっており当時の時計が展示されている。現在は時計台としての役目は終えたが120年も昔のハワード社製の時計が今でも動いているのは珍しい。夜間はライトアップされ札幌の夜の町に浮かび上がる。この札幌市時計台は建設当時は巨大で周囲の建物を圧倒していたが、あまりに町中に建築された為、今では時計台よりはるかに大きなビルが周囲に建ち並び、時計台はほとんど目立たない存在となってしまった。知名度の割には存在感が薄いことから高知県の播磨屋橋や沖縄県の守礼門と並んで日本三大がっかり名所とされている。

札幌市時計台データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:-
観光客:★★★☆☆
お勧め:★★★☆☆
休日:第4月曜日 年末年始
時間:8:45~17:10
費用:200円
施設:撮影台あり
電話:011-231-0838
郵便:060-0042
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
北緯:43.0626
____:43°03'45"19
東経:141.3535
____:141°21'12"76
マップコード:9522206*85
MGコード:100-0924
マップル地図:23G-4
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