クラーク像

札幌駅のすぐ北西側に広がる東西約1.2km、南北約1.8km、周囲約7kmの広大な敷地にあるのが北海道大学札幌キャンパスだ。この札幌キャンパスにはキャンパス内にもポプラ並木やイチョウ並木などの観光名所が数多く存在し、その中の1つにクラーク像がある。クラーク像とは北海道大学の初代教頭ウィリアム・スミス・クラーク博士の像だ。クラーク博士は50才の時、日本政府の熱烈な要請を受けて北海道大学(当時の札幌農学校)の初代教頭に就任し植物学や自然科学を生徒に教えた。彼はわずか8ヶ月間しか教鞭をとらずすぐにアメリカに帰ってしまったが、自由・独立・人間尊重を基盤とした彼の教えに大きく影響を受けた北海道大学には独特な校風ができた。そんな彼の偉大な功績をたたえてクラーク像が立てられた。彼がアメリカに帰国するにあたり生徒との別れの際「少年よ大志を抱け」と言った言葉はあまりにも有名だ。北海道大学にはこのクラーク像の他にクラーク会館の2階ロビーなど5箇所にクラーク像があるが、いずれのクラーク像もバストアップの像である。クラーク像として有名な右手を差し上げたクラーク像は羊ヶ丘展望台にあるクラーク像であり、これは別物だ。この札幌キャンパスは市街地にありながら面積が1.77平方kmと日本の大学のキャンパスの広さとしては九州大学伊都キャンパス、筑波大学筑波キャンパス、広島大学東広島キャンパスに次いで4番目の広さを誇る。ちなみに北海道大学にはこの札幌キャンパス以外にも研究林や農場など広大な土地を所有しており、その面積の合計は660平方kmと東京23区よりも広く、日本の国土の面積の570分の1を占めるという。もちろん日本の大学の中で一番の広さだ。

クラーク像データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:-
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
費用:無料
施設:クラーク像
電話:-
郵便:-
住所:札幌市北区北8条西6丁目
北緯:43.0707
____:43°04'14"49
東経:141.3436
____:141°20'36"82
マップコード:9551170*27
MGコード:-
マップル地図:23G-3
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