運河公園

小樽の町の北側、小樽運河の北の端に広がる公園が運河公園だ。国指定重要文化財である旧日本郵船小樽支店の重厚な建物の目の前にある公園内には、これまた小樽市の歴史的建造物に指定されている旧日本石油の石造倉庫を復元した休憩棟と子供用の遊戯棟があり、なかなか趣がある。この公園のあった場所もかつては運河で旧日本郵船小樽支店の前まで船着き場があったが、埋め立てられて公園となった。その形を1/4スケールで噴水の池として表現している。小樽港の築港に寄与した二人の人物の銅像があるほか、赤い靴の童謡のモデルとなった親子の像もある。私生児として1902年に生まれた赤い靴のモデルとなったきみちゃんはお母さんが再婚して北海道に入植する際、開拓生活が厳しいだろうからとアメリカ人宣教師夫妻に預けられた。その後、宣教師は本国へ帰る事になったが、きみちゃんは重い結核にかかっており、そのまま日本に残る事になり東京の孤児院に預けられたが、お母さんに逢う事もできずきみちゃんは9歳で亡くなってしまう。そんな事はまったく知らないままお母さんはきみちゃんが宣教師夫妻と一緒にアメリカに行ったと思い込み、新聞社の同僚だった詩人がそれを歌にしたものが「赤い靴」だ。親子の像はもの悲しい赤い靴の曲が流れるようになっている。

運河公園データ
展望 :★★☆☆☆
資料性:-
観光客:★★★☆☆
お勧め:★★☆☆☆
期間:通年
お勧め:昼間~夜間
費用:無料
施設:赤い靴の親子の像
電話:-
郵便:047-0031
住所:小樽市色内3-6
北緯:43.2072
____:43°12'25"92
東経:140.9991
____:140°59'56"84
マップコード:493720520*54
MGコード:100-2422
マップル地図:23B-1
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