大湯沼

道道66号線、通称ニセコパノラマラインの途中にニセコ湯元温泉がある。このニセコ湯元温泉のすぐ近くには、この温泉の源泉となっている縦50m、横90mの大湯沼という温泉の沼がある。この大湯沼は周辺の表面こそ40℃程度と温泉としては適温だが、中心部は100℃を越えてグラグラと煮えたぎっており、沼の表面からは真っ白い湯気が立ち上っている。途中に一ヶ所だけ湯さわり階段が設けられており、足湯でお湯をじかに触れることができるようになっている。かつてこの大湯沼は間歇泉で定期的に数mの憤湯があった。しかし1910年頃、チセヌプリ北側の三角鉱山で硫黄の採掘を行っていたハウル社がこの大湯沼でも硫黄を採掘するようになり、湯沼の構造が崩れて間歇泉が失われたと言われる。周囲200mほどの沼を一周する形で遊歩道が設けられている他、その周囲にも遊歩道が広がる。隣にはニセコ湯元温泉や湯元温泉野営場があり宿泊も可能だ。この大湯沼から北に1kmほどのところにニセコ小湯沼があり、ここは入浴可能な泥の温泉として知られている。かつてはこの大湯沼からもニセコ小湯沼への登山道があったが、今では廃道となって道もなくなってしまった。かろうじて獣道は残っており道道66号線を少し登ったところから林道に入るとニセコ小湯沼へ続く獣道に合流するが、藪をかき分ける道になるのでそれなりの装備が必要になる。

大湯沼データ
展望 :★★★☆☆
資料性:-
観光客:★★☆☆☆
お勧め:★★★☆☆
期間:通年
時間:昼間
費用:無料
施設:大湯沼自然展示館
電話:-
郵便:045-0032
住所:岩内郡共和町老古美
北緯:42.8698
____:42°52'11"28
東経:140.5989
____:140°35'56"04
マップコード:398432069*25
MGコード:101-0256
マップル地図:16E-1
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