アレルギー性鼻炎(花粉症)の話
原因
花粉症は鼻の粘膜の病気です。 具体的に説明しましょう。 |
治療
鼻炎の一番良い治療法は、慢性的に傷んでいる鼻の粘膜を正常に戻すことです。この目的に一番かなった薬をプロピオン酸フルチカゾン(正式名)といいます。毎日必ず1日2回点鼻します。 この点鼻薬は、粘膜の荒れを速やかに修復する作用を持っていて、使い始めると早い人では3〜4日目から花粉症の症状がうんと軽快します。しかし、症状が軽くなったからといって、毎日の1日2回点鼻をやめてはいけません。 粘膜の異常は慢性的なものですから、症状がなくなっても毎日規則正しく点鼻療法を続けることが大切なのです。 |
副作用について
『症状がないのに点鼻を続けても、副作用は出ないだろうか』と心配する人もいるでしょう。 |
局所ステロイドについて
なぜならこれは、局所専用ステロイドで、従来の全身用ステロイドとは根本的に異なるからです。 アレルギー性鼻炎には、現在は経口薬が多用されています。 毎年、経口薬(抗ヒスタミン薬)を内服して症状をしのいでいる人は、毎年毎年同じことの繰り返しをしているだけになります。 だから当院では経口薬を一切使わず、安全な、根治性の強い点鼻療法を続けることを強くお勧めしているのです。 |