ツチダンゴの仲間(SP1)
2003/11/03 北勢町
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 コナラの老木があって落ち葉がかなり溜まっているような場所を少し掘ると、黄色の菌糸がびっしりと付いているところがある。そんな場所に群生するツチダンゴの仲間だ。
 以前からキツチダンゴとしてきたが、違うかも知れない。 ・・とは、M氏の弁。
「ツヅレサセツチダンゴ」又は「ツヅレシロツチダンゴ」あたりに近いらしいが、詳しい資料が無いので良く分からないそうである。

 ツチダンゴにも精通されている愛知県の本多澄夫さんがこのページを見ていただいたとMさんから連絡をいただいた。
 本多さんによると、このSP1がツヅレシロツチダンゴ(Elaphomyces mutabilisi)の胞子が大きいタイプで、SP2の方がツヅレサセツチダンゴ(仮)ではなかろうかとのことである。
 本多さんは、この2種のことを「冬虫夏草菌研究会通信」 No.11(15.sept.2003)に掲載された吉見先生への追悼文の中で触れられている。
 それによれば、ツヅレシロツチダンゴの種名「mutabilisi」は「変化の多い」という意味で、胞子は表面のイボにも変化があり、大きいタイプと小さいタイプもあり、また子実体表面の菌糸にも黄色と白色があるそうである。

 本多さん、ありがとうございました。

 う〜ん、でもなんだかますます難しくなってきたぞ・・。
                                   (2003/12/06 追記)