2009.6.24  NO、9


ツマグロヒョウモンチョウの幼虫が羽化したよ!

 二週間程前に、園庭の花壇に咲いているパンジー上にいる黒い幼虫を子どもたちが見つけました。「これ何ていう幼虫なんやろな…」と言いながらさっそくいろいろな図鑑で調べましたが載っていませんでした。そこでインターネットで調べるとパンジーの花が大好きな「ツマグロヒョウモンチョウの幼虫」だということがわかりました。チョウチョになるところが見たいな・・・と言う声もあり、子どもたちと相談し、飼育ケースに入れて育ててみようということになりました。

  子どもたちは、朝、登園してくると、「まださなぎにならんな。」「うんちいっぱいしとるな。」などと友だち同士で話をしながら飼育ケースを覗きこんでいました。数日経ったある日、飼育ケースを覗くとふたの裏にくっついているさなぎを見つけ、子どもたちは「うわーさなぎになった!!」「きれいやな!」「キラキラ光っとるな!」と言って目を輝かせていました。その後ちょうど、幼虫が皮を脱いでさなぎになろうとしている瞬間も見ることができ、子どもたちはじーっとその様子を見ていました。毎日毎日、飼育ケースを覗きながら、「さなぎはあんまり触ったらあかんのやに。」「そーっとおいといたらなあかん。」などと言って羽化するのを心待ちにしていました。そのさなぎが、今週の月曜日やっと成虫になり大喜びの子どもたち。羽の色や模様を見て「これはオスやな!」と言う子どもたち。でも、なかなか飛びません…。どうやら、羽が濡れているので乾かしている様子です。給食の時間も、なかなか飛ばないチョウを見て「まだ飛ばんな。」「羽乾いたかな。」と心配そうにしていました。給食が終わり、絵本棚にとまっているチョウを見ていると急にパッと園庭へと飛んでいきました。「あっ飛んだ、飛んだ!!」「羽乾いてよかったな!」と嬉しそうに子どもたちはずっと園庭の方を見ていました。

  飼育ケースには、羽化を待つ幼虫やさなぎが5、6匹程いて、子どもたちはチョウになることを楽しみにしています。また、おうちの人もぜひ飼育ケースを覗いてみてくださいね。

 


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