No.35 姉妹の方程式
全4巻 | \819(税別) | |
コミックス | 野々原ちき(ののはら・ちき)・作画 | まんがタイムきららコミックス/芳文社 |
ある時期なんだけど、ネットの知人の方に勧められてまんがタイムきららという4コマ漫画雑誌を購入してました。
その中で一番気に入ったのがこの作品でした。
野々原先生はすでにかなり4コマを描かれていたそうで(コレもまた別のネットの知人の方よりご説明アリ。)
安心して読める作品になっています。
僕は万田4姉妹の中では、次女の十子ちゃんが好きでした。
姉妹といえば、長女が猟奇小説作家だったり、
3女が腐女子だったりと若干作者の趣味が入っているようですが(苦笑)。
次女が好きという事で、来々軒の息子との仲が気になりますが、
おそらくゴールインという事になってるでしょうw。
そして一番好きな話もショートカットの十子ちゃんが髪が長くなって
女の子してみようかしら、という話が一番好きでした。
最後は元に戻っちゃうんですけどね。
85/100点
多分に、僕が好きな絵で、好きな話だからスゴク点数は甘めに付けています。
4巻で終わってしまったのですが、もっと続けて欲しかったです。
でも、表紙のモデルは4姉妹ですから、
4巻で完結して丁度良いというのもあるんですよね(苦笑)。
全1巻 | \590(税別) | |
コミックス | みずしな孝之(みずしな・たかゆき)・作画 |
バンブーコミックス/竹書房 |
作者のみずしな孝之先生は、ファミ通に連載されてる『いい電子』で知りました。
若干粗いと思われる絵も味だと思ってます。
そして、前作(?)ササキ様に願いをは全く読んでいません。
まあ、4コマで複雑な設定もないでしょうし、プロ野球自体は好きでファンで多少の知識はあるので
「全く分かんない事もないだろう」と購入して読んでみました。
キャラクターで面白かったのは、筋肉フェチの吉村選手と、男前だけどやたら無口な福盛投手に笑ってました。
あと、斎藤投手がササキ投手のパシリをやらされてるのも笑ってましたね。
だから、この作品を読んだ後で、横浜の選手に愛着が湧きましたよw。
この作品自体、横浜の佐々木投手というモチーフがあるため、前作はマリナーズ移籍時に終了しましたし、
日本球界復帰したモノのあまり活躍は出来なかったために、
『願いを+』は1巻で終わってしまいました。
しかも、ベイスタ流というベイスターズの雑誌だったかファンクラブの会報に載ったマンガが半分くらい入っています。
また、機会があれば、前作も読んでみようかなとか思ったり。
でも、早く読まないと「こんな選手いたっけかしら?」と思う事にもなるだろうし、
でも同時に「懐かしいな〜」とか思ったりもするだろうし、ま、読んでみたいですね。
60/100点
基本的にはベイスターズ関係のネタですが、一部阪神が入っていたりとか
明らかに穴埋め的な部分もあるので、少し点数は低めです。
僕的にツボだったのは、ウソだらけの横浜選手紹介でしたねw。
No.37(感想途中まとめ) 鉄娘な3姉妹(てつこ な さんしまい)
1巻のみ購読。(全4巻) | \533(税別)・・・1巻のみ | |
コミックス | 松山せいじ(まつやま・せいじ)・作画 |
サンデーGXコミックス/小学館 |
僕の知人の方にチョコチョコと鉄道マニア(いわゆる鉄)の人がいて、
「鉄道(電車)って何ぞや?」という素朴な疑問があって、「まずはマンガから」
という事で読み出したのがこの作品。
絵も細かいし(特に鉄道の描き方は異常と呼べるレベルかと)、話も1話完結で分かりやすい
・・・のですが、肝心の鉄道の説明が僕みたいな一見さんにとっては、難しいし読んでいてあまり楽しくない事から
1巻のみの購読になってしまいました。
2011年3月24日の時点で鉄道マンガは2作読んでいるのですが、僕的には「あるぷすひろば」が一番かな???
--/100点
途中までしか読んでいないため、点数は付けていません。
全8巻+外伝1巻 | \550(税別)・・・1〜7巻 \600(税別)・・・8巻 \570(税別)・・・外伝 |
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コミックス | 玲衣(れい)・作画 バンダイナムコゲームス・原作 |
電撃コミックス/アスキー・メディアワークス |
まず、原作ゲームは現時点(2011年3月25日)でクリアしておりません。
ただ、エンディングはmixi内のコミュでそれとなく知っています。
おそらくコミックスの内容も原作に準拠しているから、ほぼその通りでしょう。
屈指の好エンディングですよね!
原作ゲームは5分の4ほどプレイしましたが、再プレイするならまた最初からでしょうね。
ただ、今度は感動のエンディング目指してがんばれそうです!
さて、この漫画作品の感想についてですが・・・。
絵は、連載初期の方がヨカッタです。
シッカリとデッサンが描かれている感じがしますし、線の処理が丁寧だからです。
こういうパターンは珍しいんですよね。
大体の作品は、最初は書き慣れてないのか今ひとつで
中盤辺りからノってくるのか、キレイな絵が増えてくるモノなのですが・・・。
絵の変化と同様に、連載が月刊誌という事もあり単行本が出てくるペースが遅いため
コミックスを買ったモノの、全く読んでない時期が5〜6巻の頃にありました。
テイルズシリーズは、恐ろしいペースでゲーム作品が出てくるので、1年だけでも移植作を含めると
結構な本数出てますからね!
その間、僕の興味はハッキリ言うとヴェスペリアに移ってしまいましたし・・・。
あ、それでエンディングなんですが、知ってしまったけど、不思議と悔しさとか後悔とかないんですよ。
上に書いたヴェスペリアとかがそうなんですが、
ゲーム終盤には目的がキッチリと明示されるので、
もうエンディングが読めてしまって、実際その通りで特に感動がなかったというか・・・。
テイルズシリーズは、エンディングはあくまで1つの通過点で、隠し要素も含めれば基本的には2周するゲームなので
1回エンディングを見ただけでは、特にどうとも・・・という(苦笑)。
アマゾンのレビューでは、アクションシーンが少ないと批判的なレビューが書いてありましたが、
普通のサブイベント等を拾っていけば優に100時間はかかるゲームなので
主要な部分を拾って多少改変して描くだけでも相当大変だし、
よく最後まで描き切ってくれたと、電撃魔王編集部の根気も本当に感謝しています。
テイルズマガジンに連載されていたテイルズオブヴェスペリアは全然途中で完結してしまいましたからね(苦笑)。
特にアニメやゲームが元だと、人気の移り変わりが激しいので、最後まで連載とかムリってケースも多そうですから。
丁寧に描いてあると言えば、この作品は外伝のコミックスも一冊出てるんですよ。
コレもまた丁寧な話作りに感心しました。
原作に忠実なのはもちろん、マンガ作品としても楽しく読めましたから。
個人的にツボだったのは、ネフリーとピオニーの恋愛話ですかね。
原作ゲームではあそこまで細かい話はなかったですから。
他には、エピソード00もヨカッタです。
最初にゲームをしていてスゴク違和感を感じていたのは、
「ジェイドと一緒になぜ導師イオンが一緒にいるのか?」という事でしたが、
その疑問もこのマンガを読む事で氷解しましたし。
さ〜て、世間では3DS版発売がどうとかという事になってますが、僕はPS2版を頑張ってクリアするとしましょーかッ!!!
70/100点
話作りという点では、高い点数を付けて良いと思うのですが、
いかんせん、連載が続くに従って絵が雑になっていったと思うので、
少し点数は低めに付けさせていただきました。
話が良いという事を何度も書いてますが、
それは元のゲームのストーリーも相当に骨太にシッカリと考えられて作られているからです。
アビスは、テイルズをプレイした事があって抵抗がなければ、
絶対にプレイすべき名作だと断言できますので!
全2巻 | \533(税別) | |
コミックス | 木尾士目(きお・しもく)・作画 | アフタヌーンコミックス/講談社 |
あの『げんしけん』の木尾士目先生の新作という事で期待して読み始めたんですが、
・・・ハッキリ言って面白くなかったです。
リアルに赤ちゃんの育児を描いてはいるのでしょうが、あまりに暗すぎて全く楽しめませんでした。
まー、生まれたばかりの赤ちゃんって、寝る、泣く、おっぱいの繰り返しなんでしょうが・・・。
木尾先生らしく、美大を目指す高校の美術部が舞台だったりするのですが、
その設定が生きる事もなく連載終了したみたいです。
実際、先生も描いてて面白くなかったんじゃないかなーと思います。
子育て自体は1巻チョイで切り上げて、夢子を一気に高校くらいに飛ばした方が連載が続いたような気がします。
実際、最終回は良かったと感じましたし。
個人的には子どもが3人いて年齢不詳の柊さんがツボでした。
45/100点
敢えて厳しい点数を付けました。
リアルである事とマンガ作品として面白いという事の両立は難しいんだなー
と感じたり。
全5巻 | \619(税別) | |
コミックス | 秋★枝(あきえだ)・作画 | まんがタイムきららコミックス/芳文社 |
この作品で一番面白かったのは、読み切りで掲載された第1話でした。
以降は少しずつ面白さが低下していっていると感じていたのですが、
完結したのを機にもう一度通して読み直してみたらとても自然で面白かったです。
全体として見ると、モクソンがシンガーソングライターとして成長していく物語として
キチンと描けているからです。
僕が1話が面白かったのは、やたら場違いな衣装を着て歌う笑える部分だけを面白い
と感じていたようです。
個人的に少し残念だったのは、この作品に完全な悪人がいなかった事かなー。
コレは秋★枝先生の特徴かもしれませんが、最後は全員がいい人で
4巻辺りから続くモヤモヤがハッキリしなかったから。
それは、最終5巻を読み終えてからもありましたね。
悪いヤツがいれば、コイツが悪いって気持ちがスッキリしますからね。
その意味で末澤さんには大いに期待してたんですが・・・、残念でした。
絵もそうですが、ラストもスッキリしませんでした。
この作品は、主人公のモクソン中心に描かれていますから、
他のメンバーがモクソンに内緒で事務所のコレからを考えての行動をしていたので
最終回を読んだ時に、拍子抜けしたし、スッキリもしなかったんですよね。
まあ、基本ハッピーエンドという事だったので、最悪とまでは感じませんでしたが・・・。
最後といえば、先生が最後のページで書いていましたが、
モクソンと所長のダブルヒロイン物として描いていたなんて全然知りませんでした。
ずーっと、モクソン1人だと思ってました。
こういう作品は読んだ事がなかったので、僕にとってはとても新鮮でした。
あと、絵が連載が続くに従って少し雑になっていったかなーとも思えました。
コレは、かなり多くの作家さんに言える事なのですが、
連載初期は上手く曲線を使って丁寧に描いているのに、
巻が進むごとに直線的な絵になってしまって、
最初の頃とは全く違うという結果になってしまうんですよね。
元々が好きな絵柄だけに、変わってしまった事は残念でした。
残念、残念書いてますが、基本的には楽しく読めてましたよw。
65/100点
ある程度、人を選ぶマンガかなーと思います。
最初はギャグマンガかと思ってましたが、かなりシリアスなストーリーマンガです。
途中からそれなりに骨太の物語が展開されていきますし、
恋愛マスター秋★枝先生らしい味付けもされてます。
点数は人を選ぶと思うのと、ラストがスッキリしない事から
多少低く付けました。
全3巻 | \590(税別) | |
コミックス | 冬目景(とうめ・けい)・作画 | アフタヌーンコミックス/講談社 |
まずは完結した事は幸いでした。
冬目先生は考え込んでしまうタイプらしく、休載を繰り返していつのまにやら未完のままフェードアウト
というパターンが多いですからね(苦笑)。
ただ、この作品はハッキリ言って明らかに失敗作だと思います。
1巻の当初は、骨太のストーリーマンガとして展開されていたのに
2巻でギャグの話が何の脈絡もなくイキナリ入ってきて、
3巻の冒頭で全ての種明かしをして終わってしまいました。
読後感は最悪でした。
最初に書きました完結した事を喜ぶってのも、まあおかしな話なんですがね。
プロである以上、一度立ち上げた作品は最後まで描いて読者に届ける責任はある
と思います。
ただ、この作家さんの作品はどこかに退廃感があって、
そこが好きな人は徹底的にハマるタイプの作品となっていて僕はハマってるワケですがw。
でも、感想を正直に書いているので、悪い部分は悪いと書きました。
30/100点
正直言って、冬目景先生のファンの方だとしても
別にこの作品は読まなくてもいいと思います。
かなり厳しい事を書いてますが、
完結した3巻の最後を読んだ時、というか種明かしをされた3巻の最初の部分を読んだ時
「裏切られた!」と感じましたから・・・。
でもまあ、作品が完結した事を喜ぶマンガ家というのも珍しいですよね・・・(苦笑)。
全8巻 | \510(税別)・・・1〜2、7巻 \570(税別)・・・3〜4巻 \550(税別)・・・5巻 \530(税別)・・・6巻 \590(税別)・・・8巻 |
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小説(文庫) | 橋本紡(はしもと・つむぐ)・著 山本ケイジ(やまもと・けいじ)挿絵 |
電撃文庫/アスキー・メディアワークス |
少しダメな高校生の主人公と、病弱だけどかなりツンデレのヒロインの純愛物語。
そこに他のキャラも絡んできてのドタバタもありという非常に面白い作品でした。
楽しめた部分に、カップリングで泣くキャラがいないコトですかね。
主人公の幼なじみの女の子が出てくるのですが、
この子は最初から最後まで主人公の事は好きじゃなくて、
主人公がヒロインと結ばれる事による湿っぽい場面は全くなかったですからね。
ラストも非常に考えられていたと思います。
ヒロインの里香が手術をしてもそんなに長生きできないので、
最後の最後までを書くより、幸せに通っている部分までで終えるのは正解です。
最後も湿っぽくならないように、高校生活の外伝を何本か入れて終えましたし。
しかし、何よりも楽しめたのは、僕が三重県中南部に住んでいるからでしょうね。
一応、モデルとして描く作品はたくさんあるのでしょうが、実在の物が入っているので
もう笑えてしょうがないんですよ。
スーパーの「ぎゅーとら」とか、三重県に住んでない人なら絶対に分からないようなネタがw。
他には、昔は進学校で有名だったケド、今はバカ学校ってもしかして僕の母校かなーとか
余計な妄想に燃えられたりw。
いかにも少年小説みたいな作品ですので、機会があればゼヒ一度読んでみて下さい!!
80/100点
ヒロインの里香が長生きできず、遠くない数年後にいずれ死ぬという点が
どこかに頭に残りながら読む事になるから多少もの悲しいですね。
ただ、それを吹っ飛ばすくらい主人公の裕一が次々とバカをやるので
結構笑いながら読めますw。
ちなみに、実写ドラマもされたみたいですが、僕は観ていません。
観ておくべきだったかなー・・・(遠い目)?
上・下巻 | \457(税別)・・・上下巻とも | |
小説(文庫) | 和田竜(わだ・りょう)・著 | 小学館文庫/小学館 |
上巻は数日で、下巻は休みの1日で一気に読み終えました。
歴史小説にありがちな読むのに疲れる文章ではなく、映画っぽくスッキリと読みやすい文章だったと思います。
まずテーマが面白かったです。
一般的に知られていない局地戦の武将を取り上げてますから。
そこでやられたと感じました。
ただ、逆に知られてないからこそ、イロイロ想像されて書かれたのかなと思える部分も多かったように思います。
でも、そういう部分がないと娯楽小説としては面白くなりませんから、それはそれで正解かと。
意外と言えば、アッサリと書かれていましたが、最後に当主と不和になり出奔という部分かな。
作品から得た印象だと、のぼう様と呼ばれてヘラヘラしていたので
「少々の事で怒ったりしないから、当主・氏長とケンカして出奔するはずがない」と思ってましたから。
だから、実際は愚鈍扱いされるのがイヤだったのかなと想像したり。
この辺りが史実にテーマを持った作品の縛り・限界なのでしょう。
でも、こういう想像をするのも楽しいし、こういった作品から歴史に興味を持つのも良いモノですよね!
85/100点
映画はおそらく映画館で観ないと思います。
何年か後にテレビで放映する時に観られたら観るという流れで行くと思います。
原作小説も一気に読んでしまったし、ココで映画も観たら
僕の中で一過性の盛り上がりだけで終わってしまう気がするから・・・。
1〜4巻 | \590(税別) | |
コミックス | 冬目景(とうめ・けい)・作画 | バーズコミックス/幻冬舎 |
最終巻を購入してからしばらく積んでました。
新刊が出るまでに相変わらず期間が長く、
「完結するのか?」という疑問を持ってしまうのもいつもの先生らしい作品でしたw。
最終刊読了後に、完結までに10年以上かかっている事に大変驚きました。
面白さとしては、41番に感想を書いたアコニーよりは面白かったです。
最終的には終了を念頭に置いてまとめにかかっている、というのは感じましたが、
アコニーみたいに話の作風が変わったりとか、イキナリネタ晴らししたりとか
興味を削ぐような描き方はされてなかったからです。
この作品の最大の謎(というほどでもないですが(苦笑))真夜の秘密は、
ふつう誰でも読んですぐ分かるかと思います。
結果、その通りで、それでも僕は淡々と読み進めていきました。
個人的には松竹梅トリオでもっと騒いだ話も欲しかったし、
松と竹の恋愛部分も突っ込んで描いて欲しかったです。
だからこそ、淡々と読み進められますし、
でも、読み終えた時、単純に終わってヨカッタヨカッタという気楽な気持ちにもなりませんでした。
その意味で、いつもの冬目節が出ていますよ。
60/100点
面白いかと言われれば、「どうだろう?」と答えるし
特に燃える描写もないです。
でも、冬目先生のファンならふつうに読めると思います。
点数は盛り上がりに欠ける点から低めですね。