No.25 フルーツバスケット
全23巻 | \390(税別) | |
コミックス | 高屋奈月(たかや・なつき)・作画 | 花とゆめコミックス/白泉社 |
スゴク面白かった作品です。
マンガが好きなら絶対に読んでおくべき名作だと思います。
元々が少女漫画雑誌に連載されていたので、少年漫画中心の方には抵抗があるかと思いますが、
この作品は比較的読みやすいので大丈夫です!
この作品との出会いは、アニメ系チャンネルで放送している再放送のアニメからでした。
アニメ自体は原作がまだあき人が出るかどうかくらいだったので、
僕はずっとこの作品は透君と由希が結ばれてハッピーエンドだと思っていました。
どうだろう、原作マンガを読み出したのは完結してたし、かなり後だったよね。
だから、ラストで透くんがあの子と一緒になるのは凄まじく意外でした(笑)。
この作品の特徴なんですが、とても人と人の結びつきを丁寧に描いています。
だから、ラストの透くんのお相手は意外でしたが、読んでみたら納得する内容です。
また、他のキャラクターたちも、この子とこの子がくっついてというのも特に違和感なく
自然に一緒になっています。
ま、人数の都合上、楽羅はあぶれちゃいましたがw。
個人的に好きだったキャラクターは、繭ちゃん先生と、透ママこと今日子さんでした。
繭ちゃん先生は、報われない恋が忘れられない部分とか(最後は上手く行って何より。)
今日子さんが透パパさんである勝也さんに出会って、
人として持っている感情を取り戻していく部分が好きでした。
ともあれ、名作中の名作なので、機会があったら是非ご一読を!
95/100点
限りなく100点に近い95点だと思って下さい。
僕自身が少女マンガをあまり読み慣れていないので、
比較的ソフトとはいえ愛憎ドロドロな部分にやや違和感を感じたからです。
全13巻 | \390(税別) \930(税別) |
|
コミックス | 麻宮騎亜(あさみや・きあ)・作画 | 1〜8巻/ジャンプコミックス/集英社 9〜13巻/電撃コミックスEX/メディアワークス |
僕の中では、麻宮騎亜先生の作品では一番好きな作品だったりします。
話的には基本的に分かりやすい、いかにも少年誌的なスカッとする話が多いですね。
ただ、この作品はやや不遇な作品で、掲載誌を何度か変わってるんですよね。
それで、大河ストーリー的な話もあれば、
短編がまとまって1回分掲載していたみたいな少し中途半端な構成になった巻もあります。
大きな転換点として、出版社が集英社からメディアワークスに変わったんですが、
その時に真でない普通の(といっていいのか?)『怪傑〜』の大判のコミックスが出たんですが、
僕はそれを購入しなかったんですよね。
購入しなかった一番の理由は何と言っても当時お金がなかったからなんですが、
心の中では、8巻で1つの大きな物語として成立しているので、買い直す必要はないかと思ったからです。
その僕の少しセコイ気持ちが入っていますが、『真〜』になってから、
それまで以上に大きな一本の映画を見ているような話が展開されていったんですよね。
麻宮先生は基本的にはそういう話で描きたかったと感じたんですケド、
最後、鳴滝のライバルが病気で死ぬのですが、その死が確実にこの作品を終わらせると
痛感させるモノになっていました。
ちなみに、僕がこの作品の中で一番好きな話は、
8巻に収録されているエイラル病の女の子のルナとル・ブレッドの話。
主人公の話ではないのですが、とてもとてもキレイなお話でした。
終わってしまったのは残念ですが、どこかでまた見られればいいなと思う作品です。
読んでいると、子どもの頃を妙に思い出させるんですよ。
80/100点
点数は若干辛めになっています。
途中、明らかに全力で描いてない巻が何巻かあって、
そこが僕としては減点として敢えて低く点数を下げています。
ちなみに、僕は今現在、文庫版を手元に残しています。
どこか手元から消えるのが寂しくて・・・。
全34巻 | \390(税別) 34巻のみ少し高かったです。 文庫版、ワイド版も出ています。 |
|
コミックス | あだち充(あだち・みつる)・作画 | 少年サンデーコミックス/小学館 |
すでにこのH2より新しいクロス・ゲームの感想は書きましたが、
部屋を片付けていたらH2のコミックスが何冊か見つかったので、その感想を書きます。
まー、いつものあだち節炸裂のお話ですよ(笑)。
剛速球投手の主人公がいて、チョット太めのキャッチャーがいて、そこに女の子がいて・・・という。
新しいパターンとして、主人公とヒロインが二人ずついるってトコですね。
メインは、国見比呂なんだケド、橘英雄もいるっていう。
あだち先生の野球マンガは、心情描写が中心で野球の技術的な部分はあまりないのですが、
この作品は比較的ある方だと思います。
作中で比呂のお母さんがテレビゲームをしてるシーンがありましたが、
おそらくコナミのプロ野球ゲーム・実況パワフルプロ野球の影響をあだち先生が受けているのでしょう。
そして、巻数に限りなく好きな事をキッチリ好きなだけ描いた作品だと思います。
英雄に比べたら無名な比呂が、2回戦負けしましたが二年夏の甲子園と
英雄のいない三年春の選抜で優勝するシーンを通じて、こんなに凄いピッチャーがいるというのを
証明する過程は読んでいて本当にワクワクしました。
他には、微妙な心理描写は相変わらず上手いし、
僕の中ではあだち先生の野球マンガでは最高傑作と位置づけています。
できれば、2人がプロ野球に行ってからもH2−2とかH2第二部とかを描いて欲しいのですが、ダメでしょうねー。
90/100点
話は最高です。
ただ、絵は相変わらずのワンパターンというか・・・。
まあ、それもあだち先生の1つの味なんですがね(苦笑)。
全14巻 | \505(税別)・・・1〜8巻 \514(税別)・・・9〜14巻 |
|
コミックス | 五十嵐あぐり(いがらし・あぐり)・作画 土塚理弘(とつか・まさひろ)・原作 |
ヤングガンガンコミックス/スクウェア・エニックス |
この作品は、アニメから入りました。
このパターンが多いですね(苦笑)。
まあ、最近は少し目立ったら即アニメ化して1クールくらい放送して
原作が続くようなら第2期を放送するというのがパターン化してますよね。
さて、この作品で僕の中で大きかったのは、
アニメで面白かった部分と、マンガで面白かった部分が全然違うって事でした。
意外かもしれませんが、マンガの中にチョコチョコ書いてあった土塚先生のコラムを読むと納得します。
というのは、アニメではタマキを中心とした女の子の剣道活劇で、
マンガでは虎侍先生の教師・人間としての成長にあるそうなのです。
だから、マンガとしては、おっさん話が盛り上がってくる終幕の方が面白いのですよ。
僕がアニメで面白かったのは、原作マンガだと6巻のタマキが卑怯な相手選手に突きを決めるシーン、
マンガでは13巻丸ごとでした。
特に13巻辺りでは、タマキより強いキャラがドンドンと出てきたので、
「あー、少年漫画にありがちな大会開いてドンドンと続いていくんだろーなー」と感じていたので、
14巻を読んでいて「あれっ、終わるの?」と不思議な気持ちになってしまいました。
でも、虎侍先生が人間的に成長して、
タマキたちが剣道部員として剣道をする事の意味に気付くのがこの作品を描く最終目的なら
この作品がココで終わるのが大正解だし、ココで終わるべきなのです。
バンブーブレードAはココで終わりますが、Bはまだ続いていますし、
いずれこの作品の根幹を受け継いだ作品も出てくるでしょうから、それを楽しみにしています。
70/100点
土塚先生のコラムが、確実にこの作品の評価点数を上げていますね。
点数は高かったり低かったりですが、要はその時の気分次第で適当に付けているだけなので、
適当に流して下さいマシ。
点数を低くしたのは、絵です。
イヤ、1巻の時点で五十嵐先生の絵柄は完成しているのですが、
おっさんの絵があまり上手くないように感じるため、点数を低くしました。
7巻まで購読。(全13巻) | \514(税別)・・・1〜7巻まで | |
コミックス | 岡本倫(おかもと・りん)・作画 | ヤングジャンプコミックス/集英社 |
「オリンピックのスキージャンプに出場できない女の子が、死んだ兄になりすましてオリンピック出場を目指す」
という実にマンガらしい、マンガでしかないような話が展開されてて、最初は楽しく読んでました。
ただ、一部のキャラクターに主人公が女の子だとバレてから、妙にHな描写が増えすぎたんですよ。
それが明らかに僕には読者サービス過剰に映り、購読を止めました。
題材が独特で面白かっただけに非常に残念でした。
--/100点
途中までしか読んでいないため、点数は付けていません。
全5巻 | \533・・・1〜2巻 \543・・・3〜4巻 \571・・・5巻(いずれも税別) |
|
コミックス | 佐原ミズ(さはら・みず)・作画 | バンチコミックス/新潮社 |
ジャンプコミックス作家が最後に行き着く所(?)であるバンチのコミックスです。
この作品、かなりキレイにまとまっていますが、肝心の掲載誌が廃刊(休刊?)になってしまうため
急遽完結といった流れになった模様です。
絵は最初から完結していて、とてもキレイで繊細な絵柄が見られます。
話としては、「高校時代に告白したモノの振られてしまった彼女がいて、
その小さな女の子が主人公男子のアパートに訪ねてきた」というスタートになっています。
その女の子と新米パパを中心とした他の人々とのふれ合いが各話になっています。
読者層としては、おそらく学校を出た成人の方だと思います。
学生の子が読んでも面白くないだろうし、共感もしないと思いますから。
僕自身はかなり共感して読めました。
女性作家さんという事で最後ドロドロになる事を危惧していましたが、最後までキレイにまとめて下さいましたし。
個人的に見ていて楽しかったのは、正宗ママさんですかね。
最初、コハルちゃんが登場した事に一番嫌がっていたのに、よく見ると一番楽しそうにしているっていうw。
個人的にはもう少し続いて欲しかったです。
でも、この5巻の終わりでもキレイにまとまってたので、それほどイヤってほどでもないです。
一番好きだったのは、最終話の正宗ママの写真日記を見るシーンです。
80/100点
とにかくキレイで繊細な絵に圧倒されました。
作者の方は、普段は会社で働かれていて、それなのにこんなキレイな原稿を仕上げてるのかーと
感心してしまいます。
コハルちゃんが大学生くらいで第二部とはどこかで連載してくれないかなーとか思ったり。
全20巻 | \390(税別) | |
コミックス | 矢吹健太郎(やぶき・けんたろう)・作画 | ジャンプコミックス/集英社 |
某カウ○ーイビバップのパクリと揶揄されてたりもしましたが、
幸いな事に僕は本家(?)の方を全く知らなかったので、のんきに本作を楽しんでました。
とりあえず完結までは読みましたが、途中から面白くなくなってしまいました。
クリード一派との戦いに入ってから話が凄まじく単純になってしまった事と
単純にバトルトーナメントになってしまった事。
あと、現在、『ToLOVEる』などのお色気要素満載の作品を描かれている事を考えると、
お色気要素は、この作家さんが元々普通に描きたい事だったのかもしれません。
他には、かなり後になってから連載にまつわる黒い噂も聞いたのですが、
この話の単純さを考えると、あり得ると思ってしまったりもします。
僕自身は、連載当初、コミックス1巻みたいな表には出てこない仕事をこなして、
その中でどこか切なさが残る『BLEACH』や『鋼の錬金術師』みたいな話が続いた方が
僕の評価は高かったですね。
50/100点
絵は元々完成度が高かったですが、10巻を過ぎた頃からさらに上手くなっていると感じます。
この点数の低さは、やはりクリードたちとの戦闘での話の雑さ、単純さにあります。
名作になり得たと思うと、少し残念ですね。
1巻まで購読。(全5巻) | \390(税別)・・・1巻のみ | |
コミックス | 矢立肇(やたて・はじめ)・原作 キムラノボル・シナリオ 佐藤健悦(さとう・けんえつ)・作画 谷口悟朗(たにぐち・ごろう)監修 吉野弘幸(よしの・ひろゆき)・構成協力 |
少年チャンピオンコミックス /秋田書店 |
この作品はアニメから知りました。
それでコミカライズされているのを知って、1巻を購入しました。
ただ、今でこそ「それもアリ」かと思いますが、マンガは基本設定をなぞった上で話は全てオリジナルです。
しかも、妙にHな描写が多い(苦笑)。
それで購読を止めました。
若干、アニメでもそういう描写があったのですが、コミックスほど酷くはなかったですし・・・。
--/100点
途中までしか読んでいないため、点数は付けていません。
19巻まで購読。(2011年3月23日現在、33巻まで刊行。以下続刊。) | \390(税別)ほか | |
コミックス | 赤松健(あかまつ・けん)・作画 | マガジンコミックス /講談社 |
前作『ラブひな』も読んでましたし、あの赤松先生の新作という事で、期待して読み始めました。
作品の内容は一言で言えば、赤松先生流の「ハリー・ポッター」ですw。
そこに、いつものラブコメが満載してます。
購読を止めた理由は、一言で言えばいつまで経っても終わらないからです。
この作品の大きなテーマの1つに、ネギがお父さんの消息をつかんで再会する事があるのですが、
コレがまた終わらない。
手がかりは出るけど、結局振り出しに戻るというあの名探偵コナンパターンの繰り返しという事が
僕の購読意欲を奪ってしまいました。
最後は惰性で2〜3冊購入しましたが、読みたい気持ちは残念ながらなくなっていました。
読む意欲を奪った理由の1つとして、この作家さんの特徴ですが、異常に詰め込みすぎなんですよ。
絵もそうだし、ネームもそうだし、擬音などの書き文字も、とにかくコレでもかというくらい詰め込んであります。
だから、普通のマンガ作品に比べて読むのに異常に時間がかかります。
コレは、この作家さんのいい特徴でもあるんですが、悪い特徴でもあります。
あと、クラス全員の名簿と顔とかがあって、最初からかなり設定を煮詰めているのは感じます。
つまり・・・、
(1)この生徒はこういう子
(2)その上でこういうイベントがある
(3)それをマンガに描く
・・・という流れでいっていますが、この調子でいくと一体いつまでやるのとか絶望したりもしました。
あと、ギャルゲーなどにありがちな、登場キャラクターのほぼ全員がネギラブというのも少しイヤでしたね。
マンガだからハーレム状態をというのはある種夢ですが、逆にそのためにリアリティを感じなかったし。
実際には、嫌いな子もいるハズなんですよ。
強いて言うと、長谷川千雨なのですが、この子も「ネギを見るのもイヤ」というレベルのキライ方でもないし。
ちなみに、この千雨ちゃん、僕は一番好きなキャラクターでした。
ネットアイドルとして外面はスゴク良い子に作っているけど、中身は正反対というギャップが
見ていて面白くて好きだったし。
完結したら、いずれまた機会を作って読もうと思います。
赤松先生自体は嫌いな作家さんではないですからね。
--/100点
途中までしか読んでいないため、点数は付けていません。
1巻のみ購読。(2011年3月23日現在、19巻まで刊行。以下続刊。) | \390(税別)・・・1巻のみ | |
コミックス | 大久保篤(おおくぼ・あつし)・作画 | ガンガンコミックス /スクウェア・エニックス |
ふと本屋でジャケ買いした作品です。
購読を止めた理由は、絵は独特だけどゴチャゴチャしていると感じたのと、
コマ割が荒木飛呂彦先生風の色んな形をしたコマで読みづらく感じたために購読を中止しました。
あと第1話でお色気シーンが多かった事も減点材料かな?
アニメ化もしてたので、2巻以降面白さが加速していくのでしょうが、
僕の興味はそこまで続きませんでした。
--/100点
途中までしか読んでいないため、点数は付けていません。