アニメ感想記
2015年度 Vol.(2)
No.(181)〜(190)
(181) 『キングダム2 <第2期>/2014年4月放送開始/2015年3月9日視聴終了/約1年全39話』
あらすじは、1期で説明したので省略します。 |
基本的に1期の少し後から始まるし、キャラクター紹介もあまりないので
1期を、この2を視聴する前に見えておくのは必須です。
という訳で、僕は期待しながらの視聴しました。
が、今期は中だるみの部分があって、面白くなかった回がそれなりにあった事が残念。
間延びしていたと言ってもいいかな?
特に、大将軍とはなんぞやと問いかける輪虎や廉パの部分がそうだった。
また、秦王や信などの焦点を当てるキャラクターたちが変わるごとに
話の流れがコロコロ変わって、視聴しづらかったのも、僕の中では大きな印象として残っています。
続きを見たい気もしますが、確か、信のモデルが秦が中華統一を果たすまでに戦死しているみたいなので、
この部分で、アニメとしては終わるのもいいかもしれません。
でも、かなり魅力的なキャラクターが多数出てきていて、彼らの帰趨がハッキリしていないので、
続きが観たいですね(苦笑)。
<評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(182) 『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜/2014年4月放送開始/2015年3月17日視聴終了/1クール全12話』
原作のストーリーを下敷きにしつつ、原作とは異なる目線からストーリーを追っており、 アニメオリジナルのエピソードもある。 第8話まではコルセイトでのドタバタコメディ、第9話以降は未踏遺跡をめぐる連続ドラマという構成。 原作はマルチエンディング形式であるが、 アニメ版のエンディングは原作の通常エンドに近い形となり、 そこから先の解釈は視聴者に任せられている。 原作はエスカとロジーの2人が主人公だが、 アニメのターゲットを考慮した結果として、アニメ版ではエスカがピックアップされている。 アトリエシリーズのアニメ化プロジェクトは、始まりから放送まで2年以上を要した。 現在継続中のシリーズを盛り上げていく役割を担ってもらうという考えから 『エスカ&ロジーのアトリエ』がアニメ化され、 結果的にアニメ版は前作の移植版『アーシャのアトリエPlus』と、 次回作『シャリーのアトリエ』の橋渡しをするような形となっている。 最終話では1カットのみ、『シャリーのアトリエ』の主人公たちが登場する。 ※Wikipediaより引用 |
ゲームが原作というコトで、やはりアニメとしての面白さは今ひとつでした。
何度か書いていますが、媒体が違うのでゲームを丁寧にアニメでなぞろうとすると
ボリューム不足のイベントが、小刻みに入ってきて集中して視聴できないです。
が、珍しくこのゲーム原作作品は、アニメとして楽しめた部類でした。
錬金術的な要素をあまり入れ込まずに、1つの話を丁寧に30分使って流してくれてました。
原作ゲームを僕は、PS3版もPS Vita版も持っていますし、
いずれはキッチリ終えて、アニメの内容がどうだったかを確かめたいです。
アニメとしての面白さは小さかったですが、
「アニメで一通りの完結した話を流しますが、最終的には原作であるゲームをやって下さい。」
というスタッフのメッセージだと思う事にします。
とは言え、9話くらいから11話くらいまでは盛り上がりまくってました。
最終話で落ち着いたこじんまり名終わり方をしたのは、少し残念でしたねー。
<評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(183) 『カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜/2012年7月放送開始/2015年3月19日視聴終了/1クール全13話』
この世界には神殺しと呼ばれるものがいる。 神話に抗い地上に災厄をもたらす神、まつろわぬ神を殺し、その力を奪った者たち。 彼らは『カンピオーネ』と呼ばれ、魔術師の王として君臨し神々や同類と戦う。 7人目の王、草薙護堂。 彼は一人の高校生として平穏な日常を望んでいた。 だが彼を神殺しへと誘った運命がそれを許すはずもなく、 護堂は数々の強敵――まつろわぬ神、そして他のカンピオーネと対峙することになる。 自らを慕う少女達、エリカ・祐理・リリアナ・恵那とともに戦い続ける中、 護堂は『最後の王』と呼ばれる謎の存在に迫っていく。 ※Wikipediaより引用 |
僕自身、原作を9巻くらいまで読んでいて、2015年3月現在でまだ続いている(ハズです。)
その部分で、1クールという短い尺で、話を伝えきれる訳がないし、魅力ある作品にはならないだろうと諦めの気持ちを持って視聴しました。
が、アニメとして「ココで話を切るのはアリだ」と、納得できる部分で終えていました。
確かに、ラブコメ部分はかなり省略されていましたが、他にも楽しめる部分はたくさんある作品ですし、
話としては良い区切りで終わっていました。
似たような気持ちで視聴した作品は、最近だと『BLACK BLOOD BROTHERS』がありました。
挿絵の画風が、本作の方がアニメ向きで、『BLACK〜』ほど違和感は感じませんでした。
イイ感じにエリカは、気高くセクシーでしたし(苦笑)。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(184) 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。/2013年7月放送開始/2015年3月19日視聴終了/1クール全11話』
幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら 6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、 「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。 しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、 それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、 高校進学後の現在では疎遠な関係となっていた。 高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。 そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、 彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。 芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、 その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探っていくことになる。 それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。 ※Wikipediaより引用 |
フツーのアニメとは全然違うレベルの作品でした。
やはり声で演じる部分で上手い人が、商業アニメで演じていますが、レベルが違いました。
本心から絞り出すような気持ちの独白の声が炸裂するシーンが多かった。
アニメというよりは、舞台演劇を見ているようでした。
何か特別な事件が起こる訳でもなく淡々と日常が流れる訳ですが、
そこに色んなキャラクターの気持ちが交錯して大きくなっていく。
最近の萌えアニメらしい都合のいい設定とかはあまりなかったのも新鮮。
もっとも、男女ともこんなに大人数が絡んでいつまでも関係が続くかとか、
その中で複数の恋愛がこじれるかとか、そこら辺の都合の良さはあるがw。
ラストは、かなり早い段階で分かっているが、そうなって欲しくはないし、
中々そうはならなかった。
でも、最終回まで観て、やはりそうなってヨカッタし、そうなるべきだったと思う。
さらに、不登校で若干引きこもり気味の主人公が、最後で新しい一歩を践んで登校する
シーンが入ったのはヨカッタ。
それと、長い人生、若い頃に回り道はして全然いいんだなとも思った。
色んな意味で、単純にアニメとはくくれなかった作品でした。
<評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(185) 『四月は君の嘘/2014年10月放送開始/2015年3月20日視聴終了/2クール全22話』
かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、 正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、 「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、 ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。 それから3年後の4月。 14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、 満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。 ヴァイオリンコンクールでのかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、 母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。 ※Wikipediaより引用 |
原作漫画を掲載誌の発売日に貪るように立ち読みしてました。
だから、アニメを観るのは、逆に抵抗感がありました。
楽しんでいるからこそ、その気持ちをアニメに壊されたくないっていう気持ち。
自分でも驚いていますが、途中からアニメの方が面白くなって、最終回終了時前後に一気に視聴しました。
それは、女性陣が可愛く描かれてた事。
誰よりも乙女なそばかす少女・柏木さんや、瀬戸さんが、まー、可愛く描かれてるんだ。
原作でも、瀬戸さんはキツ目の美人さんですが、アニメではそれ以上w。
他には、声優の声の力が大きかった。
原作漫画と同じセリフでも、そこに生きている人が演じている声が乗る事で全く違っていた。
原作では、あまり心に響かないシーンでも、アニメではドキドキした事が多かった。
おそらく原作の新川先生は、描きたいシーンが断片的にあって、そこを徹底的に表現したかったと思っていて
漫画の最終回はアッサリしすぎて実につまんないと、僕は感じていた。
しかし、アニメでは最終回のBパートがまさにそれでしたが、視聴後にキレイに終わったと感じた。
それくらい、声優の声の力は大きかったのだ。
そして、公生は母とかおりちゃんの死を受け入れて、キッチリ立ち直って前に進んだとシッカリと感じたりもした。
他には、明らかに音が多いピアノ演奏家の作品だったので、演奏の上手さとか感じられました。
僕自身は、音楽の素養は全くないので、技術的にどうとかは全く言えませんが、
確かに、作中で、力のある演奏家である、相座くんや井川さんの演奏とかは、確かに違うと感じたりもした。
必見の名作だと思います。
<評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(186) 『暁のヨナ/2014年10月放送開始/2015年3月26日視聴終了/2クール全24話』
原作を全く読んでいませんでしたし、期待せずに視聴を始めましたが、中々の良作でした。
少女漫画原作なので、基本若いイケメン男子が多めですが、
話は、男子でも抵抗なく進めていける、大河ドラマ風の実に王道な話が展開されてます。
そして、何も知らないお嬢様姫のヨナが、
苦難を通じて確かな成長を遂げていく姿を見られてかなり楽しめました。
しかし、2期があるみたいで、まだ話が全然完結していない上に
最終回で新キャラが出てきて、続きが楽しみです。
感情的には、王を殺して王位を簒奪したスウォンが許せない所ですが、
でも、何かしら理由がありそうだったり。
また、周辺の部族の長が、「自分達の国を守ってくれるのなら王は誰でも良い」的な
考えさせられる発言もあったりして、物語に渋みを加えてくれています。
続きが実に気になる作品でした。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(187) 『ベイビーステップ(第1期)/2014年4月放送開始/2015年3月28日視聴終了/2クール全25話』
主人公の丸尾栄一郎は、小学生の頃から成績オールAで、 クラスメイト達からは「エーちゃん」と呼ばれている普通の高校1年生。 ある日、栄一郎の授業用ノートを、隣のクラスの鷹崎奈津に貸すことになり、 その神経質に几帳面なノートの凄さから変人扱いされてしまう。 後日、運動不足を解消するため、南テニスクラブ(通称STC)の無料体験に参加した栄一郎は、 そこで奈津がプロプレイヤーを目指していることを知り、 彼女との会話を通じて本格的にテニスを始めるようになる。 ※Wikipediaより引用 |
能力に優れた選手たちが、超人バトルを繰り広げる作品が多い中、
そこら辺にいそうなフツーの人がトッププレイヤーを目指すという話の斬新さが目を引きました。
でも、主人公・栄一郎は真面目すぎるほどの人間で、全てをノートに記すような子で
そのような努力を苦にせずキチンと出来るという点で、才能は持って使っているんですよね。
話の流れも、初心者として負けるべき試合はキチンと負けているし、
少し上達振りが早いような気もしますが、違和感はそれほど感じませんでした。
そんな真面目な栄ちゃんの周辺には、彼を意識する女子の方々もいて、それはそれで気になりましたw。
僕がこの作品の再放送を視聴し始めたのは、すでに続編の第2期の放送が決まっていて、
だから、今期の最終回があまり気になりませんでしたが、中途半端でアッサリした終わりだなと思います。
しかも、「まだまだ、コレから!」という段階なので、続きが楽しみです。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(188) 『七つの大罪/2014年10月放送開始/2015年3月30日視聴終了/2クール全24話』
ブリタニア一の大国・リオネス王国は、聖騎士達による『聖戦』のための軍備強化、 更に増長した彼らの横暴によって荒れに荒れていた。 国の現状を憂いた第三王女・エリザベスは、 10年前の事件によって指名手配されている伝説の騎士団『七つの大罪』に救国の助力を願うため一人旅立つ。 実りのない旅の果てに辿り着いた酒場でついに追っ手に捕まってしまったエリザベスは、 その酒場の主人である少年・メリオダスに救われる。 実は彼こそ『七つの大罪』の団長、『憤怒の罪のメリオダス』だった。 メリオダスもまたかつての仲間を探し放浪の途中であると告げ、 二人はリオネスの未来のため旅路を共にすることになる。 ※Wikipediaより引用 |
最終回の視聴を終えた訳ですが、かなり消化不良感が漂っていました。
2クールのアニメとして一区切りは付いていましたが、
最終回近くで出てきた新キャラの伏線的な話は全くなかったですし、
最後に聖騎士達が何やら相談していて、どうやら2期がありそうな感じです。
視聴していて僕の中で納得いかなかったのが、主人公・メリオダスがフラフラして、つかみ所がない事でした。
もちろん、悲しくてツライ過去がありそうで、だからこそ道化的に振る舞っているのは想像が付きますが、
やはり、2クール程度のアニメ作品では、出し切れませんよね。
あと、設定も分かりづらい部分がありました。
七つの大罪としての通称と本名が違う事が多いのに、それに対する説明が一切なかったのも残念でした。
僕にとって面白いと言えば、どうなんだろうという作品でした。
<評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(189) 『ガンダム Gのレコンギスタ/2014年10月放送開始/2015年3月30日視聴終了/2クール全26話』
一言で言うと、話が実に分かりづらい作品でした。
もちろん、それぞれの所属組織の利害が絡んで、一概に敵味方に区別できるとは限りませんが、
それにしても分かりづらかった。
明らかに不倶戴天の宿命の敵でありながら、話し合いをして作戦に臨んだり、
次の回では、敵意むき出しでモビルスーツ戦をしていたりなどする。
その上で、富野監督作品風の刺激的なセリフが出てくる訳ですが、
僕には本当にワケが分かりませんでした。
1クール終わった辺りで、視聴を打ちきろうと思いましたが、
富野監督作品なので最後まで頑張って視聴しました。
そこで思ったのが、どのくらい富野さんが関わっているのか気になりました。
上がってきたモノを、承認出すだけだったんじゃないかと思いました。
あの方が密接に関わっていれば、もっと緻密な話の作品を出してくるように思います。
もちろん、1年かけるハズの作品が、半年の2クールにされたのかもしれませんが、
耄碌しちゃった可能性もあり得ます。
いずれにしよ、非常に残念な作品でした。
最後に、マスクの素顔が男前で、そこはホッとしました。
<評価/★ −星5ツが最高の評価です。− >
(190) 『新妹魔王の契約者(テスタメント)/2015年1月放送開始/2015年3月30日視聴終了/1クール全12話』
高校1年生の東城刃更は父親の東城迅と2人暮らしであったが、 成瀬澪と成瀬万理亜が新しい家族の一員となり、新たな日常が始まると思っていた。 だが迅が出張で家を空けることになり、しばらく3人で過ごすことになったところに 突然、澪が刃更に「この家から、出て行って」という衝撃的な言葉を口にする。 実は澪と万理亜は魔族の住人で、しかも澪は先代魔王の娘とのことであった。 万理亜の催眠術で刃更は家を出る手筈になっていたが、 刃更も自分の隠していた秘密=勇者の一族であることを告白する。 ※Wikipediaより引用 |
ニトロプラスのスタッフの方が、挿絵をしているという事で、原作ラノベの1巻刊行時から購読していました。
しかし、4巻辺りで止まっちゃったんですよね。
それは、この作品の特徴であるエロゲを想像させる妙にエロいシーンが、イヤになったからだったりします。
ウリである部分がイヤなのなら、読むのをやめようと思い購読が止まったのです。
しかし、アニメを見て、読み直し始めています。
もちろん、放送がアウトなカットも続出するので、アニメでもデフォルメキャラが遮ってますので、
その意味で、ウリのシーンの演出は問題ない(?)です。
それ以上にアニメを観る事で、「話自体が僕が思ったよりキッチリ作り込まれているな」と、
感心して僕の評価を高くしたのです。
最終回の最後のシーンで新たな伏線が出てきましたから、もちろん2期があるかと思います。
そして、僕も原作をキッチリ読み終えておきますか!
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >