アニメ感想記
2015年度 Vol.(1)
No.(171)〜(180)
(171) 『みなみけ ただいま <第4期>/2013年1月放送開始/2014年12月31日視聴終了/1クール全13話』
さすがに4回目なので省略w!! |
感想は……ありません!
あっても「いつもの『みなみけ』です。安心してご覧下さい!」くらいかなあ?
それくらい、淡々と同じような話が流れてゆきます。
強いて言えば、保坂の登場が遅い上に少ないので、気持ち悪さは、いつもの3割減くらいですw。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(172) 『異能バトルは日常系のなかで/2014年10月放送開始/2015年1月3日視聴終了/1クール全12話』
泉光高校文芸部・安藤 寿来を始めとする5人の部員は 重度の厨二病を患っている安藤に呆れつつも、それなりに平穏な日常を過ごしていた。 しかしある日、部員達は「異能」と呼ばれる特殊な能力を操れるようになる。 妄想が現実になったことを喜ぶ安藤だったが、他の4人の異能がとんでもない能力ばかりなのに対して 彼の異能は本当に、まったく全然大したものではなかった。 他の異能の持ち主も現れるものの世界を揺るがすような大きな事件も起きず、 「それなりに平穏な日常」は続くのであった。 ※Wikipediaより引用 |
かなり楽しんだケド、最終的な評価は高くない作品でした。
新しい要素として面白かったのは、幼なじみと今現在イイ感じの女子が別だった事。
ラノベ系原作だと、この2つの要素は基本的に同一人物なんですよ。
それが違うという変化球の攻め方がヨカッタ。
その中で、恋愛対象者が余計に考えて悩んだり苦しんだり楽しんだりするのを、楽しく視聴しました。
主人公・寿来が、女子の気持ちが分からない微妙に鈍感な男子なのは基本通り。
そのように振る舞っていた中で、
スイッチが入った鳩子が絶叫してしまうシーンが、僕にとって、この作品でサイコーのシーンでした。
逆に残念だったのは、シリアスなシーンが入ってきた事。
この作品の面白さは、適度にユルい中で厨二病妄想を言いまくる部分にあるので、
シリアスな要素は基本的に必要なかったです。
問題なのは、シリアスなシーンが入って先が気になるのに、伏線などを全て投げた時点で話が終わっている事。
「じゃあ、この先どうなるの!?」という時点でアニメが終わっていて、そもそもが疑問符だけが残っている状態です。
という訳で、色々と残念な作品で、星は3ッにさせて頂きます。
<評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(173) 『神撃のバハムート GENESIS/2014年10月放送開始/2015年1月3日視聴終了/1クール全12話』
wikiにもコレだという説明がなかった上に、自分も良い説明が思いつかなかったので省略。 |
スマホゲーム原作というコトを抜きにしても、迫力ある作画が炸裂して実に楽しめた作品でした。
僕自身は、スマホの原作ゲームは全くプレイしていません。
その部分で、最初は損をしていたように思いますが、
プレイしていなくても、単独でキチンと楽しめるアニメ作品に仕上がっています。
何より、萌えラノベ原作のアニメが氾濫するイマドキに、貴重な作品だと思います。
設定や、キャラクターは実に基本通りですが、王道ゆえに楽しめる要素がたくさんありました。
ただ、色んな魅力的なキャラクターに焦点が当たったため、後半少し話にまとまりがなくなったように感じました。
でも、ジャンヌ・ダルクを描くのなら、魔女認定されるような話は絶対に必要ですし、
最終回視聴後の印象は、非常に爽やかでスッキリしています。
パート2、2期も全く意識していない、この作品だけで完結しているのは見事です。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(174) 『魔弾の王と戦姫/2014年10月放送開始/2015年1月19日視聴終了/1クール全13話』
ブリューヌ王国とジスタート王国が両国の国境にあるディナント平原で激突したディナントの戦いは 当初のブリューヌ王国の圧倒的な勝利という予想を大きく覆し、 ジスタート王国にいる七戦姫の一人『銀閃の風姫(シルヴフラウ)』こと 『エレオノーラ=ヴィルターリア(エレン)率いるジスタートの勝利で終戦。 ブリューヌ王国の伯爵位の貴族の少年ティグルヴルムド=ヴォルン(ティグル)は、 味方の逃亡を手助けするためにエレンを討ち取ろうとするものの失敗、彼女の捕虜となる。 出会うはずのなかった二人の出会いがブリューヌとジスタ−トのみならず、 周辺の国々を巻き込み後の世に語り継がれる程の英雄譚の始まりになるとはまだ誰も知る由もなかった。 ※Wikipediaより引用 |
最初から何話かは楽しめたのですが、途中から全然面白くなくなりました。
それは、勢力や地理的な説明などがナレーションで説明があるのですが、
それがサッパリ分からず話が頭に入ってこなかったから。
公式サイトを見ても今ひとつ分からず。
一応、国家勢力の説明がありますが、事実を羅列しているだけで、
絵的に分かりやすくなく、読むのがシンドく投げてしまいました。
できれば、原作を読んでから視聴すべき作品なのでしょう。
僕の経験では、『レンタルマギカ』と同じく、分かれば楽しめるが、ダメなら置いてけぼりな作品でした。
問題は、最初の方は話が単純でフツーに楽しんで視聴していました。
6話くらいから、「何か、分かりづらい」という気持ちがノイズみたいに入ってきて
最後は、ココまで観たから最後まで見るかという義務感で視聴していました。
あと、13話が最終回ですが、全然最終回らしくなかったです。
話数がココまでだから、ぶった切った感じを受けました。
その意味で、この作品は、この段階でアニメ化すべきではなかったのでしょう。
色々と残念な作品でした。
<評価/★ −星5ツが最高の評価です。− >
(175) 『甘城ブリリアントパーク/2014年10月放送開始/2015年1月19日視聴終了/1クール全13話』
潰れかけたテーマパーク「甘城ブリリアントパーク」を主な舞台として、 その再建を託された俺様系高校生可児江西也と パークのキャストたちとのドタバタな日常を描いている ※Wikipediaより引用 |
最初は京アニが関わっているから視聴を続けようと思っていました。
作画が丁寧なのもありますが、自分の仕事である接客業に就いている点から見ても
かなり頷くシーンが多く、ハマるのに時間はかかりませんでした。
50万人に来場してもらう荒唐無稽に見える目標を掲げ
序盤は笑いや萌えに重点を置いているため、少しファンタジーな感じで進行していきます。
しかし、最終回が近づくにつれ、50万人を集めないとイケない本当の理由が明らかになり、
さらに、その目標を完遂するために現実的な解決策を出してきて一気に作品に入り込みました。
ただ、残念だったのは、物語の本当の完結が出来なかった事。
アニメでは、一つの区切りはありましたが、
総支配人ラティファの呪いが解ける事がなかったし、その呪いを掛けた魔法使いが倒される事もなかった。
さらに、イケメン臨時支配人・可児江くんの驚愕の正体(?)が明らかになるが、
何でフツーの高校生やってるかも明らかにされていない。
可児江くんが心が読めてしまうとか、時々、不思議に感じるシーンがあったんだけど、
そういう理由からかと言うか、そういう能力を持つのか、正体から考えて?
という訳で、原作が続いているため、物語としてはかなりの未消化に終わってしまい、
僕の中では、不満度が結構あったりします。
また、12話で終わっておいたら良いのに、つまらない13話があって
それもテンションを下げてきましたね(苦笑)。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(176) 『BLACK BLOOD BROTHERS/2006年10月放送開始/2015年2月5日視聴終了/1クール全12話』
吸血鬼を題材とした作品。 題名の「ブラック・ブラッド」とは、物語中における吸血鬼を指す語句で、吸血鬼の兄弟が主人公である。 「吸血鬼と人間が密かに共存する、日本の架空の都市『特区』」を主な舞台に、 特区に住む吸血鬼と人間に敵対する吸血鬼の一族との戦いを軸にしたストーリーが展開され、 その中で吸血鬼と人間と言う「異なる価値観を持つ種族」の係わり合いや それぞれのあり方、絆をテーマにしたドラマを描いている。 ※Wikipediaより引用 |
評価は高く出来ないです。
元々、原作のラノベ自体が読みづらい話の構成なのですが、
アニメはもっと話が分からない。
文字媒体で情報を細かく伝える事が出来る小説でさえ分かりづらいのに
アニメではもっと分からないのです。
その上、神祖アリス=イヴの回想がアチコチに入ってきて、
さらに話が分かりづらい。
かなり理解力のある方が12話を最初に観たらようやく分かるかもくらいです。
僕自身は、原作を6巻までですが楽しく読みましたし、
いずれ最終巻まで読もうと思っていますが、
アニメ作品単体で見た場合、この作品の評価は厳しくせざるを得ないと思います。
もう一つ言うと、原作の3巻までを今回はアニメ化していますが、
実はオープニングに過ぎず、もっと長いクールでキッチリとアニメを流して欲しかったです。
さらに言うと、僕自身、原作を読んだきっかけが、挿絵を描いている
『魔術師オーフェンはぐれ旅』の草河遊也先生の絵にあるのですが、残念ながらアニメの絵は全然違います(涙)。
特にゼルマン・クロックが、僕のイメージと猛烈に違って残念でした。
<評価/★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(177) 『月刊少女野崎くん/2014年7月放送開始/2015年2月6日視聴終了/1クール全12話』
男子高校生で人気少女漫画家の野崎梅太郎と アシスタントになった女子高校生の佐倉千代を中心に、 彼らとその周囲を取り巻く人々をコメディタッチに描いている。 ※Wikipediaより引用 |
面白い作品でしたが、僕が想像していた面白さとは違ったというのが
最終回まで視聴しての感想です。
僕は、もう少しラブコメ要素が強いと思ってました。
でも、この作品は、何か起こったら漫画のネタに考えてしまう野崎くんのKYぶりを見て、笑う作品です。
絵柄はシリアスそうに見えて、実はギャグ漫画です。
高校生で、複数の男女が出てきたら何かしら恋愛的な動きがあると思うのですが、
片方が鈍感でKYなので関係が一向に進みません。
うん、この作品に出てくるのは、個性的でKYなヤツらばっかりでした。
それはそれで面白いし、笑って視聴してました。
が、一人で空回りする佐倉ちゃんを見てると不憫でしょうがなかったです。
最終回で、ようやく動いたと思ったら、最後まで野崎くんがKYで読み違えるのですが、
それはそれで、この作品らしいと思いますw。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(178) 『PSYCHO-PASS2/2014年10月放送開始/2015年2月12日視聴終了/1クール全11話』
第1期エンディングから1年半後。 爆弾事件が起こり、新任執行官の東金朔夜と雛河翔を加えた新体制の一係も捜査にあたるが、 人質に見せかけた囮を追跡していた二係の監視官・酒々井水絵が不可解な状況で姿を消してしまい、 現場には血で書かれた「WC?」のメッセージが残されていた。 確保した犯人・喜汰沢旭の犯罪係数は通常では考えられない経過を辿っており、 さらに尋問のための拘置期間中に執行対象下の数値にまで下がるという異例な事態になる。 本人は「『カムイ』がクリアにしてくれた」と口走り、移送中に逃亡を謀るが、結局は殺処分されてしまう。 喜汰沢の死に際の言葉から、朱は「WC?」の意味が「What color?」ではないかと思い至る。 ※Wikipediaより引用 |
評価が難しい作品でした。
作画は丁寧で、話も練り込まれている。
でも、楽しめない、面白く感じないという作品でした。
奇妙な違和感を感じながら視聴しましたが、その理由が最終回を見てやっと分かった。
話の内容が、基本的に前作と同じ事を繰り返していたからです。
もちろん、骨太なテーマだし、前作から引き続き出演している同一キャラクターが多数いる中で
丸っきり違う話を展開されても困りますが、それにしてもワンパターンさを感じ続けていた。
おそらく、劇場版までの盛り上げ役であり、繋ぎなんだろうな。
だから、話の動きが少なすぎました。
あと、僕自身前情報をあまり入れずに視聴するためでもあるのですが、
今回の放送が1クールとは、思いませんでした。
7話くらいで核心テーマのネタ晴らしがあり、「エライ早いな」と思っていたのですが、
HDDレコーダーの題名のトコロを見て1クールで終了と知ってとても驚きました。
1番最終回が面白かった。
次に続かないので、引き延ばしていた各キャラクターの結論がかけ足ではあるが、
展開されていったからです。
完全無欠をうたいつつも、悪で黒い部分があるシビュラが、自身の欠陥部分を抹消したり、
(↑コレはコレで物凄い事だが。)
退場すべき人間が退場したりと、結果が出てスカッとした。
かなり厳しい仕事を続けていながらも汚染されない常守捜査官がよく表現されていた。
実の祖母を害した犯人が名乗り出ても、犯罪件数が上がらなかったからだ。
ホント奇跡の人ですよね。
という訳で、劇場版になる訳だが、今現在まだ視聴しておりません。
期間を置いてから見るべきか、少し遠いが都市部まで見に行くべきか、迷うわ〜。
もう少し考える事にします。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(179) 『俺、ツインテールになります。/2014年10月放送開始/2014年2月13日視聴終了/1クール全12話』
ヘンテコなマニア、フェチのキャラクターがたくさん出てきて視聴するたびに笑ってました。
特に怪人がフェチ系で、なるほどと思う理論を語ってくれますが、
でも、「それって世間に胸を張って言える話じゃないですよね」というバカバカしさ素晴らしい。
全てのキャラクターたちがおかしい、おかしすぎる。
残念なのは、酷すぎるくらいの打ち切りエンド。
放送枠の関係で、ムリヤリ幹部怪人とバトルをさせ決着をつけて終わらせている!
おそらく原作がまだ完結していないので、逸脱した話を勝手に進めて整合性を取れなくなるのも困るが、
もうチョット段階を踏んでアニメ化して欲しい。
怪人達との全ての決戦が突いていないし、トゥアールの過去などの伏線が明らかになっていない。
とにかく不十分すぎます。
独特の変態理論を語る怪人達をもっと見たかった。
「安西先生……変態怪人が、もっと見たいんです」
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(180) 『結城友奈は勇者である/2014年10月放送開始/2015年2月16日視聴終了/1クール全12話』
時は神世紀300年の四国。 結城友奈は讃州中学校に通う中学2年生。 所属する部活の「勇者部」で、大親友の東郷美森、勇者部部長の犬吠埼風、 風の妹の犬吠埼樹の4人で人々の役に立つため、さまざまな校外活動に励む毎日を送っていた。 しかしそんな平穏な日常は、 スマートフォンから突如発せられたアラームとともに唐突に終わりを告げる。 神樹が作る結界「樹海」の中で、 風から勇者部設立の真実と神樹に迫る危機を聞いた友奈たちは、 神樹を、そして人類を守るため、神樹の勇者として未知なる敵・バーテックスに立ち向かう。 ※Wikipediaより引用 |
僕は録画して放送が終了した昨年末から、かなり時間が経ってから視聴しています。
ネットで何件か「あのラストはない」という感想を見ました。
僕もそう思いますが、あの1クールのアニメだけで評価を下すのは早いと思いました。
それは、放送の最後に『結城友奈の章』と表示されたからです。
番組内でも、次の勇者の子達がどうとかありましたし、
続編や劇場版である程度語られるのではと、勝手に期待しています。
放送内容の最終回ですが、
最初のエヴァンゲリオン劇場版のようなどこまでも救いようのないラストよりは、
笑ってエンディングテーマのシーンに繋げてラストシーンになったのはヨカッタ、と思っています。
オリジナルの企画で壮大な話をやりたくても中々出来ないし、
あのラストは制作陣の精一杯の頑張りだったと思っています。
僕にとって2014年10月期放送の最大の目玉アニメ作品は『PSYCHO-PASS2』でしたが、
逆転勝利をもぎ取ったのが、実はこの『結城友奈』だと考えています。
お手軽なラノベ原作アニメが氾濫する中
(悪い言い方ですが、それらの作品にも見る所はあり、僕自身も気軽に楽しんでます。)
設定や話の筋が、『エヴァンゲリオン』と『まどマギ』を足して割ったような作品だとしても
レベルは高かったですから、評価はしています。
次の一手に期待します!
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >