アニメ感想記

2014年度 Vol.(3)

No.(141)〜(150)


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   (141) 『ぎんぎつね/2013年10月放送開始/2014年5月29日視聴終了/1クール全12話』

内容は、とある町の小さな稲荷神社を舞台に、
神社の十五代目跡取・冴木まことと、神使(しんし)の狐・銀太郎の2人が中心となって、
神社や神々にまつわる存在を中心とした日常と、
それらの出来事を通じてまこと達が成長する姿を描く話である。

※Wikipediaより引用

今流行の巫女さんアニメかーと思いながら視聴を始めました。

予想に反して、実にマジメなアニメでした。

イケメン男子が居候にやって来た時は「ラブコメ来たー」と妙な期待をしたんですが、
コレといったハプニングもなく、フツーに暮らしが過ぎていきました。

という訳で、この作品にラブコメを期待してはイケマセン。

フツーに暮らす小市民の生活を描いただけの作品です。
たまたま主人公の家が神社というだけで。

ただそれだとあまりに味気ないので、まつっているおキツネ様がいて
それをヒロインは見て話ができるという味付けがあります。

原作がまだ続いているみたいで、原作が完結する時には
この神と単なる人の違いが際立つ要素が出てくると思いますが、
実際はどうなんですかねえ。

そこまでアニメで観たかったですが、おそらく2期はないでしょう。

派手に描かないし(それは悪口ではなく、この作品の特徴であり、良さと言って良いかと)
多少山場があってもフツーに暮らしていくのでしょう。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (142) 『ニセコイ/2014年1月放送開始/2014年5月29日視聴終了/2クール全20話』

10年前、一条楽は一人の少女と出会う。
短い時間だったが、2人の間には幼いながらも愛情のようなものが芽生えていた。

そして少女との別れの時、彼女は「ザクシャ イン ラブ Zawsze in love」(愛を永遠に)の言葉と共に彼に錠を渡す。
彼女は言う。
「いつか私達が大きくなって再会したらこの『鍵』でその中の物を取り出すから、そしたら――結婚しよう」と。

錠が開かないまま時が過ぎて10年後、高校生になった楽は転校生の少女・桐崎千棘と出会う。
最悪な出会いの後、親のいいつけで「千棘と3年間、恋人同士になってもらう」ことになり、驚愕する楽。

こうして2人の「ニセコイ」生活が始まった。

※Wikipediaより引用

アニメにハマってしまい、コミックスを揃えて読んでしまいました。

そこまでさせた原因は、千棘というキャラクターの面白さなんだよね。

ビジュアル的には、小野寺さん一択でしょうが、
視聴者(読者)として物語全体を把握できる立場から見たら
素直になれない千棘を応援してしまいます。

あと、もう1人応援しているキャラクターがいまして、それは橘さんです。

この作品、いわゆるラブコメの王道テキストと言っても良い
幼い頃に結婚の約束をした男女が年頃になって再会して約束を叶えるという部分が核です。

そこに、実は約束した女の子が複数いるというのが、この作品ならではのアレンジです。

楽に誰と約束したかその部分の記憶がスッポリ抜け落ちていてその曖昧さが少し作品としては欠点ですが、
そういうアラは見ないフリをして、素直にラブコメを楽しむのが基本だと思っています。

で、橘さんは、どうも約束もしていなくて、完全に出遅れの圧倒的不利でありながら
全く勝負を諦めてなくて、戦って楽の恋人の座を勝ち取ろうとする頑張りを応援してしまうのです。

正直言うと、性格は好みではないですが、コレまた視聴者として内面も含めて
全て見られるので、つい応援してしまいます。

原作はまだ続いていて、まだ新たに約束の子が出てきていますが、
アニメではとりあえず文化祭の劇で最終回になっています。

楽が異常に声の演技が上手いのが高校生にしてはおかしいとは思います(w)が、
舞台がかった演技で千棘と小野寺さんに気持ちを伝えるシーンは
最終回にふさわしいと思います。

個人的に見てみたいキャラクターは、小野寺さんのお母さんでして
この歯切れの良い言動を誰が演じるのか楽しみで、それは2期があると思うので
それに期待したいです。

小野寺母さんは、実際に知り合いにはいて欲しくないですが、
この作品は、どちらかというと肝心な部分ではもどかしいキャラクターが多いので
ああいうズバズバ言うキャラクターは珍しいし、見ていて気持ちいいんですよね。

評価は星5ッですが、甘いと思って下さい。
僕はとりあえず原作漫画を追いかけますw。

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (143) 『のうりん/2014年1月放送開始/2014年6月2日視聴終了/1クール全12話』

岐阜県立田茂農林高等学校、
通称「のうりん」の生産科学科2年A組栽培専攻に所属する畑耕作(はた こうさく)は、
アイドルの草壁ゆか(くさかべ ゆか)に熱を上げるちょっぴりアイドルオタク。

同じく2年A組の栽培専攻に所属する世話焼き幼馴染・中沢農(なかざわ みのり)、
頼れる親友の眼鏡美少年・過真鳥継(かまとり けい)、
同じく2年A組だが畜産専攻の巨乳少女・良田胡蝶(よしだ こちょう)らとともに、
明日の日本農業を担うべく騒々しい高校生活を送っていた。

そんなある日、「超人気アイドル草壁ゆか、電撃引退!」の報に衝撃を受け、耕作は寮の自室に引きこもってしまう。

同じく寮生の農と継に引かれて教室まで来ると、
担任のアラフォー独身女教師・戸次菜摘(べつき なつみ)が転校生を連れてくる。

その転校生は、ゆかにそっくりな美少女・木下林檎(きのした りんご)だった。

※Wikipediaより引用

思っていたのと違う話が展開された作品でした。

アイドルである林檎がなぜ農業高校へやって来たのかが弱かった。
アイドルであるしがらみが、アニメ内で出てくる事がなかった。

題名に『のうりん』とある割に、農業の描写が少なかったように思う。

まあ地道に学生と農業を描く『銀の匙』とは別方向でいっていた作品だ。
どちらかというとギャグ作品で、僕は比較的シリアスなんだと勝手に想像してたのもあります。

色んな作品をパロったギャグを、僕もゲラゲラ笑って見ていたのも事実だった。

特にベッキー役の斎藤千和さんの身体を張った演技に感心したり、爆笑したりw。

終盤、長良川が出てきて案外僕の住んでいる場所に近くをモデルにしてるのにも驚いたり。
岐阜県がモデルというのは、この作品を知っている方々の間で常識だったそうですが。

上記した僕が感じた問題点は、原作を全て消化してないので
完結するまでにどこかで出てくるのかもしれないですね。

ただ、あの終わり方だと見事に2期がありそうなんですが、あったとして視聴するかは僕の中で少し微妙です。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (144) 『銀の匙 Silver spoon 秋の巻(第2期)/2014年1月放送開始/2014年6月26日視聴終了/1クール全11話』

北海道の農業高等学校を舞台とした学園漫画作品。
その他、作中にばんえい競馬も登場している。

作者の荒川弘は北海道の酪農家の生まれで農業高校卒業生でもあり、
作中には荒川の実際に経験したことが多く反映されている。

作品の舞台となる大蝦夷農業高等学校は、帯広農業高等学校をモデルにしている。

※Wikipediaより引用

序盤の数話は、ホントに面白くありませんでした。

  1. 何かイベントがある
      ↓
  2. 勉強が出来て頭の回転の速い八軒にみんなが丸投げ
      ↓
  3. 八軒が頑張って何とかクリア!

…といった前期と同じワンパターンの展開が多かったのです。

そう思っていたら、八軒が過労で倒れた辺りから話がグッと動いた事や
八軒が本音をガシガシ言い始めた事から、一気に作品に感情移入してしまいました。

勉強だけに生きていた八軒が、別の価値観を持った農業高校のクラスメートと出会って成長するという
作品のテーマが前面に出てきて、一気に面白くなったのです。

父親と八軒の父と息子の対決、
および勉強・学歴だけを評価する父と、それ以外の生き方を拙いながらも模索する八軒の対比も
後半の見所だったと思います。

八軒は確かに成長したと実感できるラストになっていてサイコーでした。

  <評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (145) 『機神咆吼デモンベイン/2006年5月放送開始/2014年6月28日視聴終了/1クール全12話』

科学と魔術理論の進歩で発展した世界。

覇道財団が実権を握る大都市「アーカムシティ」は、
秘密結社ブラックロッジに脅かされていた。

大導師と呼ばれる魔人マスターテリオンを首領とするブラックロッジは
己の欲望のままに破壊と混沌を撒き散らし、それを阻止するために、
覇道財団はその対抗手段として人の手により作った偽神を開発する。

その名は「デモンベイン」。

そして、アーカムシティに暮らす貧乏探偵・大十字九郎は
覇道財団総帥・覇道瑠璃の依頼で魔導書を探す依頼を引き受けてしまう。

それが彼の戦いの始まりだった。

※Wikipediaより引用

「大長編ゲームを12話のアニメで1つのストーリーとしてまとめて整理して流すのは本当に難しい」と
思いながら視聴してました。

ゲームだと、状況を説明するテキストを読み進めつつ気持ちが出来てくるのですが、
アニメだとイキナリ場面転換で、キャラクターたちも準備万端になっているので
違和感が凄かったです。

端折っているとのがとにかく全体にかなり強く、
せめて2クールを使ってイベントを丁寧に説明しながら放送して欲しかったです。

基本的に、僕はゲームをクリアしてから派生アニメを観るようにしていましたが、
最近は、積みゲーの多さにそれが出来なくなってきています。

だから、アニメで疑問に感じた部分の再確認としてゲームを遊ぶコトも増えてきました。

今回はまさにそのパターンで、まあニトロ作品だから少々アニメでネタバレあっても
まだガンガン謎と伏線は残っているだろうと期待する!

そして、アニメ版のラストが猛烈に気になる終わり方してンですケドー(怒)!

さーて、ゲームやりますか!

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (146) 『一週間フレンズ。/2014年4月放送開始/2014年6月30日視聴終了/1クール全12話』

高校生・長谷祐樹は、
いつも一人きりでいるクラスメイトの藤宮香織と仲良くなりたいと思い、
彼女に近づこうとする。

しかし、彼女はそれを頑なに拒む。

その理由は、「1週間で友達との記憶を失くしてしまう」から…。

だが、それでも祐樹はひたむきに、香織との仲を紡いでいこうとする。

祐樹の親友でクールな桐生将吾や、
天然系の忘れっぽい性格の山岸沙希との交流を通して、
香織は少しずつだが友達のことを記憶できるようになっていく。

※Wikipediaより引用

ありがちな設定を上手くまとめた作品だと視聴して常に感じていました。

一頃ブームになったケータイ小説っぽいかなと思ったりも。
(僕はそんなにケータイ小説をバンバンたくさん読んでる訳でもないですが。)

大事件が起こる訳でもないけど、キチンと始まりから終わりまで淡々と描くといった作品でした。

記憶障害を持つヒロインと、その子と仲良くなりたいと思った純朴な青年のふれ合いのお話。

心に響きつつも、必要以上に悲惨な場面はなかった点が高評価になりますね。

上手く言えませんが、絵で言うと、水をタップリ含んだ水彩画を見ているような感じでした。

抽象画でもないし、写実的な油彩でもないし。

2014年4月放送開始の深夜アニメで最高の作品と評価されていたようですが、
一般層に受けるかと言えば、どうかなあとは思ってます。

生々しさが足りないように感じます。

実際話を少しかき回す役所の九条くんは、大して悪人でもなかったですしw。

個人的には、10年後くらいのハッピーエンドを見たかったですが、
そこは機会があれば、原作マンガが完結してからまとめ読みでもしようかと思っています。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (147) 『PSYCHO-PASS/2012年10月放送開始/2014年7月17日視聴終了/2クール全22話』

シビュラシステムが構築され、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値、
通称「PSYCHO-PASS」(サイコパス)が導入されて間もない未来世界(西暦2112年)。

大衆は、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測されており、
たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。

この物語は、そのような監視社会のある都市で治安維持のために働く、
公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。

※Wikipediaより引用

HDDレコーダーで視聴していましたが、最終話近くで放送延長の煽りを食って録画に失敗してしまい、
最近になってやっとレンタルで補完する形で全話の視聴を終えました。

あまりに生々しいバイオレンス描写に引きまくりで
(僕はニトロプラスファンで、耐性はある程度あるとは思いますが。)
視聴をやめようか思案していました。

しかし!

2クールに入る辺りから面白さが異常なくらい加速していきます。

この作品は、単なるバイオレンスなどの過激な描写がメインではなく
現代社会が進化を続けたら、いずれ問題になるような要素を扱っています。

人には限界があるので、超コンピューター・シビュラシステムに全ての判断を任せる社会。

しかし、そのシステムをくぐり抜ける能力を持った悪人(槙島)がいる場合はどうするか?

それに分かるまでは、やたら細身のイケメンで行動がおかしい男子として思えないですが。

そして、シビュラシステムの真実の姿を知った時に、この作品に一気にハマる瞬間が訪れます。

最近のアニメ作品は、争いがなく平和な世界を描く作品が多いですが、
(もちろん最終話近くでそれぞれの作品の山場を迎えて終了しますが。)
真正面から叩き潰す圧倒的な勢いを持った作品に久々に出会い、視聴していて身震いしました。

ラスト近くで現れた真の敵がいまして、
もっとも、コレだけ大がかりな敵のため、この作品内で決着はつきませんでした。

また、新キャラが出てきて続編に繋がる模様です。

僕も、続編は、最初から期待度MAXでガン見して視聴しますから!

評価は星5ッ以外あり得ませんw!!!

  <評価/★★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (148) 『僕らはみんな河合荘/2014年4月放送開始/2014年7月28日視聴終了/1クール全12話』

男子高校生・宇佐和成は親の転勤により、
食事付きの下宿「河合荘」で一人暮らしをすることとなった。

そこには宇佐にとって憧れの先輩である女子高生・河合律も住んでおり、
宇佐は「彼女と共に、穏やかで充実した高校生活を送りたい」と願う。

だが彼女は無愛想で、いつも本に夢中で心を開こうとしない。

なんとか彼女に近づきたい宇佐であったが、河合荘の住人は律以外も強烈な人ばかり。

宇佐はルームメイトで人畜無害なマゾヒスト・城崎、
美人だが男運のない面倒くさいOL・錦野麻弓、
一見華やかだが実は腹黒という女子大生・渡辺彩花といった住人に振り回される。

その後も日常的に起こるハプニングや、
事件も宇佐和成自身の「人との距離をつかむのがうまい」性格(あだ名が変ショリ君(変人処理)のおかげで、
周辺の人々同士のコミュニケーションが広がっていき、
その中心的な役割を果たすようになっていく。

それに伴い徐々に律と心の距離を詰めるようになり、
これに応えるように彼女の中でも宇佐の存在がどんどん大きくなっていく。

※Wikipediaより引用

この作品を視聴して僕にとって良かったのか、良くなかったのかが分かりづらい作品でした。

ハマりかけたと思ったら、また気持ちが離れたりが交互にやって来ました。

その理由は、女性作家が原作を描いているからで、妙に生々しい生態に引いてしまったように感じます。

設定的にはハーレムだと思いますが、ヒロインが本が好きであまり主人公宇佐くんになびいてこない点が新鮮でした。

他に第2〜第3ヒロインに相当するキャラクターが主人公より年上で
基本的には宇佐くんを男性として見ていないので、都合のいいハーレム状態にならなかったのは、評価して良いと思います。

最終回では、律ちゃんもイイ感じに丸くなったし、コレで良いンじゃないだろうと思える終わり方でホッとしました。

あと、警戒感丸出しの無口女子なのに趣味が合うとマシンガンのように喋り出すという展開は、僕にはツボでしたw。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (149) 『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金/2014年4月放送開始/2014年8月29日視聴終了/1クール全11話』

八真重護は、父親に勘当されて人工学園島《七重島》を訪れた。

新たな住まいとなった安アパートには、
そこで10年前に殺された少女の地縛霊・龍ヶ嬢七々々が住み着いていたが、
すでに1年分の家賃を支払い済みだったため、
重護は仕方なく地縛霊と同棲することになる。

七々々は、かつて七重島を「誰でも夢を叶えられる島」に発展させるべく
天才学生集団『GREAT7』を結成し、
不思議な力を持っている古代のお宝を世界各地で収集したが、
何者かに殺害されたために地縛霊と化したという。

その後、七重島には七々々の残した埋蔵金七々々コレクションが隠されるようになった。

重護は犯人を見つけて七々々を成仏させるべく「冒険部」に入部し、
七々々コレクションを集めることとなるが、
その行く手には多くの困難が待っているのであった。

※Wikipediaより引用

話が分かりづらい作品で、面白くなるのに時間、話数がかかりました。

魅力的なキャラクターがたくさん出るのですが、全員が本心や目的を隠しています。

また七々々コレクションの存在意義は何かという大前提も良く分かってこない。

だから面白くなってきたのが、もう終わりの10話近くになって明確な敵・戦場緋夜が出てきてからでしたから。

バトルとして面白かった作品でした。

最近のバトル物に多いですが、
ある敵に勝つにはその敵以上の何か大きな力が出てくる必要がある作品が多いです。

武器アイテムである七々々コレクションは、バトル物の基本にはに忠実で、
一見無敵そうに見えても必ず何か弱点が設定されています。

だから、敵は弱点に気付かれないように注意して発言・行動するし、戦う側は弱点を必死で考えて捜す。

このやり取りが面白い。

僕の周辺では、テレビゲームを七々々が好きで
作中のテレビ画面にゲーム画面が取り込んであるのが言われてますが、
僕が鈍くて、その部分にはあまり注目しなかったな。

ただ、原作が完結していないせいか、最終回にかけてのラスボスとのバトルが中途半端でしたし、
最終回としてのオチの付け方も、かなり消化不良でした。

だから2期がありそうな気がしますが、どーなんだろ。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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   (150) 『棺姫のチャイカ/2014年4月放送開始/2014年8月29日視聴終了/1クール全12話』

大陸歴1604年。

当時戦乱の真っ只中にあり、戦国時代を迎えていたフェルビスト大陸。

「禁断皇帝」、「魔王」、「狂戦王」など数多くの異名を持ち、
巨大な魔法帝国「ガズ帝国」を何百年もの間治めていた皇帝「アルトゥール・ガズ」。

そのガズ帝国を「諸悪の根源」と呼び、
同盟を結んだ大陸主要6か国は、大軍を用いて帝国に侵攻。

先陣を切った8人の男女は激闘の末に玉座の間でガズ皇帝を打ち倒し、
彼の遺体を分割してそれぞれが持ち帰った。

帝国は滅亡し、8人は「八英雄」という称号を得る。

そして、戦乱が終わった大陸には平穏な日々が訪れたのだった。

戦時中は偵察・暗殺などの仕事を行う乱破師(サバター)と呼ばれる特殊兵の青年、トール・アキュラ。

しかし、平和な時代に不釣合いな乱破師は必要とされず、
職も生きる目的も失ったトールは妹のアカリ・アキュラに叱咤されながら怠惰な日々を過ごしていた。

そんなある日、トールはある山中で「大きな棺」を背負った少女に出会う。

そこで棄獣(フェイラ)の1匹である独角馬(ユニコーン)に襲われるが、
魔法師(ウィザード)の能力を活かした少女の助けもあり、その場を切り抜ける。

助けられた少女はチャイカ・トラバントと名乗り、
アキュラ兄妹に自身の目的と正体を話す。

それはチャイカがガズ帝国の皇帝の娘「チャイカ・ガズ」であり、
父を弔うために八英雄が持ち去った皇帝の遺体を集めたいというものだった。

アキュラ兄妹は、道中の用心棒としてチャイカの依頼を受け、
彼女と共に遺体収集の旅に出る。

一方、戦後復興推進機関に所属するアルベリック・ジレット率いるジレット隊や、
チャイカそっくりの容姿でチャイカを名乗る謎の少女達も遺体を目的としていた。

※Wikipediaより引用

上手にアニメにしたなというのが一番の感想です。

ライトノベルとしての文章としての表現では分かりづらかった部分が
アニメ絵で動く事で分かった事がたくさんあります。

また、文章で書き連ねてある事も、絵では分かりづらいからバッサリ省略されていた部分も多かったと思います。

しかし、それはアニメと小説の表現媒体の違いからくる表現なので、特に悪い評価は下していません。

2期がある事は録画して視聴する前に知っていたのと、
原作は読んでいるので、2期はあって当然だと思います。
(アニメ放送では、最終回のエンディングテーマ終了後に発表がありました。)

今期の最終回で描かれたヴィヴィの髪が白くなってからが
この作品の面白さが加速していて、僕自身、原作はそこから大きくハマりました。

ただ、今期もアニメとしての最終回をそれなりに激しいバトルで描かれていて
そこはスタッフの正しい判断として評価したいと思います。

個人的には、主人公・トールがもっと楽をして強くなれば良いのに
妙にこだわりがある部分にやきもきしました。

でも、それは彼がその時代に生きる意味を求めている事から考えれば
自分の努力なしに強くなっては全くの無意味なんだろうなあ。

2期が楽しみです。

  <評価/★★★ −星5ツが最高の評価です。− >


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